CHAGE&ASKAとは (チャゲアンドアスカとは) [単語記事]

CHAGE and ASKAとは、CHAGEとASKA、二人のシンガーソングライターからなるバンドである。

表記は何度か変わっている。通称は「チャゲアス」。

概要

▼名称
- チャゲ&飛鳥（1979年 - 1988年）
- CHAGE&ASUKA（1989年 - 1990年）
- CHAGE&ASKA（1990年 - 2000年）
- CHAGE and ASKA（2001年 - ）

1970年代にデビュー。当時は二人ギターを持っての演奏で、二人の歌は「フォーク演歌」などと呼ばれた。^[1]

1991年 7月に放送を開始したドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌「SAY YES」はCHAGE and ASKA最大のヒット曲で、ダブルミリオンを達成し、歴代シングル売上チャート6位となった。同年1月から同枠で放送されていた「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」の大ヒットと合わせて“月9(月曜 21時)主題歌は売れる”という法則を成り立たせた。

翌々年の1993年 3月に発売された「YAH YAH YAH」もCHAGE and ASKAの有名な作品のひとつで、本作も「SAY YES」同様にフジテレビのドラマ主題歌となり、売り上げもダブルミリオンを達成し、オリコンの歴代シングルチャート11位となった。

このほかにシングルミリオン達成が3つあり、それぞれタイトルは「if」（1992年 7月)、「HEART」(1994年 8月)、「めぐり逢い」(1994年 11月)である。

その他の曲：
「ひとり咲き」（1979年 8月）
　　CHAGE and ASKAのデビュー曲。
「万里の河」(1980年 9月)
　　CHAGE and ASKAにとって初のヒット曲。
「恋人はワイン色」（1988年 2月)
　　テレビ朝日系ドラマ『あぶない雑居カップル』主題歌。
「On Your Mark」(1994年 8月)
　　本作のプロモーション・フィルムのひとつにスタジオジブリのアニメ作品が作られた。
「Something There」（1995年 5月)
　　ハリウッド映画『Street Fighter』EDテーマ曲。当時異例な全編英詞の楽曲のシングルとしてのリリース。

2009年 1月9日、同年1月31日付で解散することが報道されたが、公式に否定された。 ^[2] ^[3]

1月30日、公式サイトにおいて活動休止を発表した。^[4]

「ここ数年、２人で話し合いを重ねた結果、０９年以降はデュオとしての活動を休止するとの結論に至った」

これから4年間に渡り（2007年のalive in live以降デュオでの活動は開店休業状態だったため、実質的には6年間）、2人はそれぞれのソロ活動のみをこなす。

2013年 1月、35周年を迎えるにあたって再結成を宣言し、25周年を記念して行った熱風コンサートと同じく、夏にスペシャルライブを行うことを発表したが、6月、ASKAが一過性脳虚血症であることが判明し、再結成は延期された。

9月には、ASKAに薬物使用疑惑が浮上。当初は否定していたものの、結局、アンナカと呼ばれる興奮剤（違法薬物とは認められていない）を使用していたと認め、無期限活動停止となった。

2014年 5月、ASKAが覚せい剤所持容疑で逮捕。家宅捜査の結果、自宅から数十回分の覚せい剤とMDMAが発見された。本人は使用を否定しているが、尿検査の結果は陽性であったという。
なお、逮捕について所属事務所は「事実確認中」としている。2013年の報道時に、ASKAが独断でインタビューを受けたことなどもあったことから、所属事務所も彼の動向について把握できていないようである。

この騒動を受け、CHAGEは「非常に残念で、頭の整理も出来ていないが、今はファンクラブイベントに全力を尽くす」とコメントしている。

6年ぶりの再結成のはずが、9ヶ月のうちに、結成延期どころかメンバーの逮捕という事態にまで陥り、ファンはまさにどん底に落とされた状態である。もちろん、再結成はおろか、ASKAの活動再開の可能性も不透明なままである。

2014年 6月、所属事務所はASKAのエージェント契約を解除するとの発表を行った。またこれに合わせてファンクラブも8月で運営を休止する事となった。^[5]

2019年 8月、ASKAが公式ブログにおいてCHAGE&ASKAからの脱退を宣言。事前に通知されていたというCHAGEもそれを受け入れたとのことで、脱退となった。 ^[6] ^[7] ^[8] ^[9]

現在、二人はそれぞれの道を歩んでいてユニットとしての活動は音沙汰がなく、音楽ユニット「CHAGE&ASKA」としては実質的に解散状態となっている。 ^[10]

まだメジャーデビューする前にASKAがCHAGEを誘ってコンテスト(ヤマハのポプコン)に参加したことがある。なおグランプリをとったのは誘った本人ではなくCHAGEだったとのこと（ASKAいわく「何で？どうして？」）
上記のコンテストに於いて、ヤマハのスタッフが「パワーアップしろ。チャゲとASKA二人で歌うんよ。組むなら、スタジオ、タダで貸しちゃるけん」と二人で組んで出ることを勧めたため組むことにした。二人で歌ったのは言われるままに練習で歌ったこれが初めてであり、チャゲアスの原点であったことを語っている。 ^[11]
現在、二人の活動の過去映像はYouTubeのチャンネルにおいて配信されている。
　→　CHAGE and ASKA Official Channel