DX7 単語

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DX7とは、ヤマハ1983年に発売したシンセサイザーキーボード)であり、その後の一連のDXシリーズ最初の製品の一つである。

初音ミクキャラクターデザインの元となった楽器の一つであり、その意味で初音ミクのご先祖様と言えるものである。

概要

発売まで

DX7が発売される前のシンセサイザーは音を作り出す回路・音の波の形を整える回路・音の大きさを制御する回路の3つを中心としたいくつもの電気回路の組み合わせで作れており、盤を押さえた時に鳴る音の数(同時発音数)が1から多くて8音であった。これがアナログシンセサイザーである。

その後、電子部品の技術の進歩により今では当たり前となったデジタル方式の電子回路の性の向上と価格の下落により同時発音数と部品の数の減少が実現すると共に、今では当たり前の音のデータの保存・他のデジタル楽器と連携が出来るMIDI規格の誕生・FM音源の実用化の途が立ったことによりデジタルシンセサイザー開発が進んだ。

特徴

DX7は前述の同時発音数の増加(DX7は16音)以外にも様々な特徴を持っていた。[1]

  • 16文字✕2行の液晶ディスプレイ搭載…パラメーターを数字で確認することが可になり、また音色に名前を付けることが出来るようになった。またパラメーターを個別に呼び出して編集出来るので、本体に配置される操作用のボタン類を減らすことにもつながった。
  • カートリッジの採用…作成した音色を保存しておけるようになり、プロミュージシャンが作成した音色が保存されたカートリッジを購入することも可となった。
  • FS盤の採用
  • MIDIの搭載

アナログシンセよりも格段の多い16音同時発音、FM音源によるそれまでのシンセで苦手であった金属音や打楽器系の音色作成が可MIDIによる他のデジタル楽器との連携といった画期的な機を搭載しながら価格が約25万円であったことによりプロミュージシャンからアルバイト高校生のようなアマチュアユーザーまで普及するヒットモデルとなった。(それまでのシンセサイザーは部品点数の多さにより100万円越えは当たり前であった)

有名なユーザーでは坂本龍一小室哲哉浅倉大介向谷実海外ではQUEENボン・ジョヴィなどのロックバンドでも使われた。

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関連項目・外部リンク

脚注

  1. *【第二章】 FM音源の登場と音楽制作時代の幕開けexit
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最終更新:2024/04/20(土) 09:00

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