LPG車 単語

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エルピージーシャ

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LPG車とは、燃料にLPG(LPガス、液化石ガス)を使用したの事である。

概要

一般的にはタクシーの燃料として知られているが、自治体の中にはごみ収集用として、またトラックなどの貨物車両として使用されるケースも多い。プロパンと言う名称もある。

LPG車に使われる液化石ガス英語由来の「オートガス」と言う名称で販売されている。なお、オートガススタンドタクシーばかりなので、一般車は入れないと勘違いされる事も多いが、実際は一般車でも使用が可である。

化石ガスガス漏れ対策として臭いをわざとつけているので、排ガスも独特の臭いを放っている。一般的に「玉ねぎの腐ったにおい」と例えられるが、最新の車両は技術の進歩により、臭いがしなくなっている。

メリット

デメリット

  • がやや低い
    同じエンジン形式で較した場合約20程度低い数字となる。
  • 燃費が悪い
    2000ccであっても、実際は3000ccクラスの燃費となるケースがあった。
  • 独特の排ガス
    玉ねぎの腐ったにおいと例えられる臭い。だがそれがいいと言う人も。
  • 場における始動性の悪さ
    寒冷地においては液化したLPGガスに戻す際に低温では上手い具合に気化せず、始動性を損なうケースが多い。
  • たまにタール抜きをする必要がある
    ベーパライザーと言われるLPGを気化する装置からタールを抜く作業を行う必要があるが、かなりばった所にあり、またエンジンが暖まっていないとタールが抜けないので作業時にやけどをする可性がある。また、これを怠るとエンジンが不調となる。

上記のデメリット従来のキャブレター方式で見られるもので、現在の様な電子制御化された燃料噴射方式ではおおむね解決されている。そもそもLPG車における電子制御燃料噴射方式はつい最近導入されたもので、既にガソリンではほぼすべてので実用化されているにもかかわらず、LPG車は2000年代半ばまではキャブレター方式のままであった。これはインジェクションにした場合、「LPGを噴射する」部分が高圧ガス関係の法令に抵触すると解釈され、インジェクションとした場合にはそれにかかる資格を持っていないと運転ができないと言うかなり馬鹿馬鹿しい事情があったとされる。

国外事情

日本ではタクシーと言った業務用途での使用が多いが、アジアヨーロッパでは一般の使用も見られる。

これらの地域ではガソリンの値段が極端に高かったり、低公害が好感されての導入となっている。またこれらの地域では較的容易にガソリンからLPGへのコンバートキットが入手できる。このキットの燃料タンクは色々な形状があり、日本のLPG車の燃料タンク円柱が多いのに対して、これらの地域ではスペアタイヤスペースに合わせたバームクーヘンの様な形のものが見られる。

とりわけ近隣諸でLPG導入が多いのが韓国である。韓国ラインナップされているにはLPG仕様ラインナップされており、また電子制御化も進んでいた。この為、2007年当時輸出されていたヒュンダイ・グレンジャーにはLPGインェクションモデルが導入され、個人タクシー用途を中心に導入がされていた。また、日本初のLPGインジェクションモデルでもあった。タクシー以外でも個人の乗用用途でも多く導入をされている。

現行のラインナップ

元々タクシー用途がメインなので、そのクラス車両へのラインナップに限られている。カタログモデルにない車両をLPG化するのはもっぱら改造である。

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