Monty on the Run

Monty on the Runとは、かつて存在したイギリスのゲーム会社グレムリン・グラフィックス・ソフトウェア社によって、1985年に当時の家庭用コンピューターのコモドール64、シンクレアZX Spectrum、Amstrad CPC、そしてコモドールPlus/4向けに発売されたアクションゲームである。

日本ではジャレコが1987年に「モンティのドキドキ大脱走」というタイトルでディスクシステム向けにアレンジ版を発売しているが、主人公からゲーム内容・ストーリーに至るまでほぼ完全に一新されている事実上の別ゲームとなっている。(パッケージやタイトル画面にはMONTY ON THE RUNの表記と、グレムリン社のコピーライト表記がある。)

概要

ゲーム内容は1984年から1985年にかけて実際に起こったイギリスの鉱山労働者のストライキを元にしている。主人公であるモグラのMontyはこのストライキに関与した件で権力者達から付け狙われており、ゲーム内にはMontyの命を狙う数々の罠が仕掛けられている。その罠をくぐり抜けて自分の家からイギリス海峡まで辿りつき、最終的にフランスまで船で亡命することが目標となっている。難易度は非常に高く、いわゆる死にゲーの１つである。

内容的には必ずしも優れていたゲームではなかったが、ロブ・ハバードによって書き下ろされたコモドール64版のBGMの評価が非常に高く、コモドール64史上最高の名曲としているサイトもある。

ジャレコが発売したアレンジ版では主人公がモグラから人間に変更されており、ストーリーも無実の罪で投獄された主人公が刑務所を脱獄し、真犯人の証拠を集めて無実を勝ち取り、婚約者と結ばれるという全く別な物になっている。

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