No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサークとは (ナンバーズハチジュウキョウソウハオウラプソディインバーサークとは) [単語記事]

現れろ、No.80！
猛りし魂にとりつく、呪縛の鎧！狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク！

No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサークとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」に登場するカードである。

概要

ナンバーズの1枚。ドン・サウザンドによって洗脳されたアリトが使用するナンバーズ。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 1200
レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
相手の墓地に存在するモンスター・魔法・罠カードのいずれかを選択し、
その全てをゲームから除外する。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
このカードを装備カード扱いとして装備する事ができる。
このカードを装備したモンスターの攻撃力は1200ポイントアップする。
このカードが装備カード扱いとして装備されている場合に、
1000 ポイント以上の戦闘及び効果ダメージを受けた時、
このカードを破壊して墓地へ送る事で、そのダメージを半分にする事ができる。
この効果で墓地へ送られたこのカードは、手札のモンスター1体を墓地へ送る事で、
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
※公式サイト「必勝！モンスターアカデミー」第32回による

ドン・サウザンドが、自らの洗脳（記憶改竄）の要となるオーバーハンドレッド・ナンバーズを守るために、アリトに使用させた。

ドン・サウザンドを倒すべくバリアン世界へ向かっていた遊馬とデュエルした際に登場。
「BK ベイル」と「BK ヘッドギア」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚。効果で遊馬の墓地にある「タスケナイト」、「No.39 希望皇ホープ」などのモンスターを除外し、その後「CNo.105 BK 彗星のカエストス」の装備カードとなった。

その後、遊馬の「No.54 反骨の闘士ライオンハート」の効果による3900ダメージを受けそうになった際、このカードと引き換えにダメージを半減させて敗北を防いだ。
次のターン、手札の「BK スパー」を墓地へ送ってこのカードを復活させ、「RUM－バリアンズ・フォース」で「CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク」へとランクアップさせた。

余談だが、このカードはアリトの洗脳が解除されてもドン・サウザンドの影響が残っているので、墓地から復活させた際に苦痛を受けている。

ラプソディ（英：rhapsody）は、クラシック音楽の楽曲の一形式。狂詩曲と訳され、叙事的で自由な楽曲のこと。
「狂装覇王」の狂装は、狂想曲とかけているのだと思われるが、狂想曲（奇想曲とも）と訳されるのは本来カプリッチオ（伊：capric cio）である。

OCG版

「PRIMAL ORIGIN」（2014年 2月15日発売）でOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 1200
レベル4モンスター×2
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを、
攻撃力 1200ポイントアップの装備カード扱いとして
自分フィールド上のエクシーズモンスターに装備できる。
また、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のこの効果は1ターンに2度まで使用できる。

除外効果は、墓地のカード1枚を除外するものとなり、ダメージ半減の効果と自身を復活させる効果は削除された。

装備効果は、エクシーズ召喚してまでほしいものではないため、後半の効果のおまけとみるのが妥当か。
攻撃力の上昇値自体は低くなく、装備対象の指定も特にないため、装備できるモンスターがいるならば役に立たない効果ではない。効果は優秀だが打点が少ない「ラヴァルバル・チェイン」や「ダイガスタ・エメラル」などを強化し、的にされるリスクを減らせるのはありがたい。

後半の効果で相手の墓地のカードを2枚まで除外できる。仮に前半の装備効果をメインにエクシーズ召喚したとしても、せっかくの素材がもったいないので、特別問題がなければこちらの効果も使っておくとよい。
相手のデッキタイプ次第だが、特に墓地を利用するデッキに対しては有効な妨害手段となる。

また、「CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク」の除外効果を使用したい場合、このカードからのランクアップが必要となる。
向こうは向こうでフィールドのカードを最大3枚除外できる強力な効果を持つため、こちらは向こうの踏み台として使うことも考えられる。ランクアップ前にこちらの効果を使っておくこともできるが、その分向こうの効果に回せる素材は減るため、どちらを優先するかは状況次第。