ZUNビールとは、東方Projectの神主ことZUN氏が2012年4月28日、29日に開催されたニコニコ超会議2012のためにビールをプロデュースした企画である。また、当記事ではニコニコ超会議2以降で提供されたビール、さらに2ちゃんねる創設者のひろゆきがプロデュースしたひろゆきビールについても記す。
ある日、酔いどれメガネZUN氏がひろゆき氏と運営の伴氏と呑んでいた時に、「ビールをプロデュースしよう」という話になった。
酒の場の話が具体的なものになり、「「ニコニコ超会議」内で限定販売しよう」という話になる。
早速、静岡県は沼津市にある実力派ビール工房「ベアードブルーイング」に製造を依頼することとなった。しかし、電話でビジネスライクに話をしても「そんなんじゃ仕事を受けられない」と取り合ってもらえない。
そこで運営は、ひろゆき氏とZUN氏を連れてベアードブルーイング経営のパブに赴き、経営者であるベアード・ブライアン氏とビールを飲み交わしながら話を持ち掛けたところ、すんなり快諾を得た。
そして2013年、ZUN氏とひろゆき氏はニコニコカーに乗って再びベアードブルーイングを尋ね、ニコニコ超会議2にもオリジナルビールを出すことに決定。さらに、今回はひろゆき氏もオリジナルビールを出すことになった。
アルコールのため、成人であることの証明ができなければ飲酒することはできない。2024年現在、顔写真付きの身分証明書1種、あるいは写真のない公的証明書1種+写真付きの本人確認書類(学生証・社員証など)を超会議会場に持参するよう、求められている。
ニコニコ超会議2012で400杯(2日にわけたので、1日200杯)提供された。みかん果汁をいれた「フルーツビール」スタイルのビール。当初、製作側は「未成年も多いので、あまりこないだろう」と思っていたら、予想以上の売れ行きで両日とも午前中に完売となった。
みかんらしいさわやかな甘味を感じながらも、しっかりとアルコールや苦味を感じられる出来となっている。
フルーツを使ったビールとしては「ランビック」が有名であるが、あれは自然発酵させたビールにフルーツを漬け込むか、フルーツの果汁を混ぜたもので、フルーツビールはエール(上面発酵)ビールにみかん果汁を混ぜたものとなっている。
ニコニコ超会議2で新たに振舞われる神主ことZUN氏のオリジナルビール。今回は「レッドエール」となっている。ちなみに、正式名称は「フランダース・レッドエール」となる。前回の反省をいかして去年の4倍の1日800杯となる。250mlで500円。ZUN氏サインつき限定コースター「超不夜城レッド」は数量限定のため、27日、28日ともに先着順となる。
フランダース・レッドエールとは主にベルギーで作られているスタイルのビールで、ワインを熟成させるためのオーク樽で作られているので赤味があり、ビールながら甘味や酸味が表に出てくるスタイルである。有名な銘柄では、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュなど。
フランダース地方でよく作られているのだが、ここはフランス領とかなり近いところであるため、ベルギー国内でもフランス語が話されている。
ちなみに、「フランダース」はフランス語だと「フランドル」と読む
こちらはひろゆき氏オリジナルビール。スタイルは「スタウト」。同じく1日800杯で250ml500円。こちらもひろゆき氏サインつき限定コースター「超黒ひろゆき」がついてくる。こちらも数量限定で27日、28日先着順となる。
スタウトは、原料の麦芽をローストして使っているので真っ黒である、苦味が強いがこの苦味はホップの苦味ではなくて、たとえるならコーヒーのような苦味が強い。それと酸味も少々。主に、イギリスやアイルランドで作られているスタイルで、有名な銘柄ではドラフトギネスなど。
名前のスタウトは強いという意味であり、実際日本で普通に飲まれてるビール(ピルスナー)に比べると度数が高くなるので注意。
ZUNのオリジナルビール。スタイルは「インディア・ペールエール」。昨年と同じく2トン用意されており、250ml・500円(税込)で販売された。
インディア・ペールエールは、イギリス発祥のビール。「ペール」とあるように、誕生当初にあった他のビールと比べると、かなり淡い銅色。「インディア」の名前のとおり、元々はインドへの輸出用のビールだったが、現在ではアメリカやオーストラリアなど世界中で親しまれている。
アルコール度数は5~6.5%ほどで、かなりホップの風味が強い。
近年のインディーズゲームの盛り上がりへの共感・応援から、「超インディーズゲームエールw」の名前がついた。
ひろゆきオリジナルビール。スタイルは「ウィートエール」。昨年と同じく2トン用意されており、250ml・500円(税込)で販売された。
ウィートエールは、小麦を大量に使用したビール。昨年の「超黒ひろゆき」とは一転して、かなり淡い金色のビールである。味わいはフルーティーで、お酒をあまり嗜まない人でも飲みやすい。
ZUNオリジナルビール。昨年から50ml増量の300ml、価格は据え置きの500円(税込)で販売された。
ラガービールは、下面発酵で醸造したビール。一般にキレのある苦味となめらかな味わいを持つとされる。超幕張ラガーはそれにハーブの香り付けをすることで、より爽やかな味わいとなった。
今回のビールのテイスティングは、幕張メッセで行ったものが初めてとのことで、名前も会場その場で決まった。
ひろゆきオリジナルビール。スタイルは「ウィートエール」。昨年から50ml増量の300ml、価格は据え置きの500円(税込)で販売された。
ウィートエールは、小麦を大量に使用したビールで、優しい味わい。それにわさびの風味づけをすることで、まろやかさが生まれた。
今回のビールのテイスティングは、幕張メッセで行ったものが初めてとのことで、名前も会場その場で決まった。
今回のコンセプトは「100%国産」。ZUNの出身地である長野県のホップといった国産の原料をふんだんに使用したビールとなっている。
両日で100樽用意したが、いずれも完売になるほどの盛況っぷりだったようだ。
ベアードブルーイングの誕生の地といえば静岡、静岡といえばお茶、といった着想で誕生したビール。お茶のような爽やかなフレッシュビールに仕上がっている。
両日で100樽用意したが、いずれも完売になるほどの盛況っぷりだったようだ。
柑橘の爽やかな味わいと、ラガーの香ばしい味のあとに、スパイスのようなキレのある味わいが来る一品。
ひろゆきオリジナルビール。スタイルはベルジャンフルーツエール。
ビエールオランジュは、Biere Orangeのフランス語読み。その名のとおり、柑橘系の味わいのビールである。バジルと柑橘とベルジャンイーストを組み合わせた、ベルギー流のビールに仕上がっている。
コーヒーのように真っ黒なビール。見た目に反して、苦味は程よく抑えられている。
茶をテーマにしたビールとあって、今回のおつまみにはどらやき・モナカの甘味も用意されている。
茶をテーマにしたビールとあって、今回のおつまみにはどらやき・モナカの甘味も用意されている。
アンバーエールは、アメリカ由来のビール。ホップの強い苦味・香りと赤みがかった茶色が特徴的。猩々は架空の人型動物で、能の演目での内容から大酒飲みのイメージがついている。
アルコール度数は7%。松の木の風味がキャラメルのような香ばしい香りを引き立てている。
カナダ産のブルーベリーとラズベリーを使用した一品。色はピンクで、味はかなり甘い。アルコール度数も4%と低く、女性でも飲みやすいビール。
新型コロナウイルスの流行によってニコニコ超会議2020が中止となったため、会場での提供ではなく、全国各地の飲食店からZUNビールの取扱店舗を募集していた。またネット上にて、みんなと乾杯することも可能(超東方LIVEステージ2020)。しかしさらなる感染拡大に伴う飲食店営業自粛のため、提供そのものが延期となった。その後、ニコニコネット超会議2020夏にて、応募のあった各地の飲食店での提供が始まった。またイベント中にはニコニコ生放送にてZUNとひろゆきによる在宅テレ呑みも中継された。
新型コロナウイルスの流行によってニコニコ超会議2020が中止となったため、会場での提供ではなく、全国各地の飲食店からZUNビールの取扱店舗を募集していた。またネット上にて、みんなと乾杯することも可能(超東方LIVEステージ2020)。しかしさらなる感染拡大に伴う飲食店営業自粛のため、提供そのものが延期となった。その後、ニコニコネット超会議2020夏にて、応募のあった各地の飲食店での提供が始まった。またイベント中にはニコニコ生放送にてZUNとひろゆきによる在宅テレ呑みも中継された。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2021年の新作ビールの製造は中止となった。その代わり、ZUNがセレクトしたビールセットを通信販売。喉の乾きを潤すものからホップを楽しみやすいものまで、多様な飲み方ができるビールを取り揃えた。
超東方LIVEステージ2021の生放送で、ZUN・ひろゆきと一緒に酒を飲みながらライブを楽しめる。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2021年の新作ビールの製造は中止となった。その代わり、ひろゆきがセレクトしたビールセットを通信販売。様々な味のビールを取り揃え、ビールの多様性をテーマにしたセットとなっている。
超東方LIVEステージ2021の生放送で、ZUN・ひろゆきと一緒に酒を飲みながらライブを楽しめる。
2年ぶりの新作ビール。ただしリアル会場での販売はしない。前年同様、通信販売にて届けられ、お酒と一緒に超東方LIVEステージ2022を楽しむ設計になっている。
ホップが薬用として使用されていたころのイメージを引き出し、新型コロナウイルスを吹き飛ばすよう祈念して製造した。
2年ぶりの新作ビール。ただしリアル会場での販売はしない。前年同様、通信販売にて届けられ、お酒と一緒に超東方LIVEステージ2022を楽しむ設計になっている。
甘みがありアルコール度数低めの、女子ウケするスコティッシュエールをチョイス。
幕張メッセでの販売は4年ぶりとなる。「祭りの日に無限に飲める華やかなラガー」ということで、ドイツのビアスタイルのうち、辛口でキレのある喉越しのピルスとすっきりした喉越しのヘレスを混ぜ合わせることで、両方の持ち味を活かしたビールに仕上がっている。
幕張メッセでの販売は4年ぶりとなる。当初は「花のビール」をリクエストしていたが、難しかったようで「イチゴのビール」となった。イチゴとヤマモモとラズベリーを混ぜ合わせた、甘口のブラウンエールに仕上がっている。
特殊な色のアンバーエールがいいというリクエストに応え、ホップのアロマが感じられる、琥珀色のアンバーエールに仕上げた。アルコール度数は7.5%。
基本お任せということで、ベアードブルーイングの経営者・ブライアンの意欲作。コーヒーのアロマとホップの苦みが感じられるIPA(インディアペールエール)。色はゴールドで、アルコール度数は7.3%。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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