鈴木大地(野球)単語

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鈴木大地すずき だいち、1989年8月18日-)とは、静岡県出身のプロ野球選手内野手)である。現在東北楽天ゴールデンイーグルスに所属。

概要

桐蔭学園では遊撃手レギュラーになるが、甲子園出場はならなかった。

卒業後は東洋大学に進学し、1年から三塁手レギュラーに定着。4年次には遊撃手に転向し、チームメイトエース藤岡貴裕とともにチームを牽引した。

2011年ドラフト会議で、遊撃手の固定できていない千葉ロッテマリーンズに3位で名され入団。同期藤岡1位ロッテ名された。

ロッテ時代

2012年は、遊撃手ライバル根元俊一オープン戦で打ったこともあり開幕一軍はならなかったが、6月に一軍昇格。ドラフト同期で開幕一軍入りした藤岡貴裕中後悠平益田直也に続いて、この年ロッテ名した4人全員が1年で一軍昇格した。序盤は代打や代走での出番がだったが、井口資仁バックアップの二塁での出場で結果を出し、8月には根元離脱時の代役として2番・遊撃に入った。その後はに不調の今江敏晃と三塁で併用され、最終的に62試合に出場、打率.274マークした。


2013年オープン戦で好調を維持。開幕直後はベンスタートだったが途中出場ながらも結果を残し、間もなく井口の一塁コンバートに伴いセカンドレギュラーに定着。さらに4月下旬に根元の二塁手コンバートに伴って、本来のポジションである遊撃手レギュラーとなった。監督推薦オールスターゲームに選出された。
全試合に出場し最終的には.264、5本塁打、50打点レギュラーに定着した。しかし対右投手.291に対して対左投手に.183と課題を残した。なお足は特別速くないものの走塁センスバットコントロール三塁打を量産。11三塁打で最多三塁打となった。また、この1年で打順を経験している。この年、東北楽天ゴールデンイーグルスで初めて日本一に貢献した松井稼頭央らを抑えて、遊撃手部門で初めてベストナインを獲得した。


2014年から背番号35から7に変更することが決まった。さらに伊東勤監督によってキャプテンに任命された。自トレで事故に遭ったり右を負傷するなど不穏なスタートを切った。ルイス・クルーズの入団によって遊撃手を守っていたが、後半戦は二塁手で落ち着いた。2年連続でオールスターに選出された。
全試合に出場し、打率.287、3本塁打、43打点だった。


2015年は開幕から2番に座るも調子が上がらず5月にはスタメン落ちを経験。標としていた全試合出場も途切れた。後半は7番に固定されると調子を徐々に取り戻し、最終的な成績は.263、6本塁打、50打点だった。


2016年は開幕から好調。開幕より4試合本塁打が出てなかったパ・リーグ一号本塁打も放った。最終的には2年ぶりに全143試合に出場し打率.285、6本塁打、61打点dあった。打順は中軸のあとである6,7番を任される。前年に引き続き遊撃手として出場したが、新人の平沢大河が出場する試合では三塁手二塁手として出場した。


2017年は遊撃から二塁にコンバートされる。開幕からチーム打率1割台に沈むチームの中で一3割をマークし気を吐き、4番として起用された試合もあった。5月以降他球団からのマークに遭い打率を落としたが2年連続でシーズン全試合に出場。初の二桁となる11本塁打記録した。一方、気負いすぎたのか得点打率は.180に終わりパ・リーグ規定打席到達者で最下位だった。本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたオールスター第二戦ではタイムリーを放つ活躍で優秀選手賞を獲得。試合後にはマリーンズナインで行っている「We Are」パフォーマンスパ・リーグナインで行った。


2018年井口資仁監督の方針で三塁手に転向。またキャプテン制の止によりキャプテンの冠がなくなった。開幕は5番で迎えるが先は調子が上がらず、徐々に打順を下げ、最終的には9番にまで降格した試合もあった。場から徐々に調子を取り戻し、最終的には打率.266、8本塁打、49打点マークした。また3年連続で全試合出場を果たした。


2019年ブランドン・レアードの加入により三塁の定位置を奪われ、開幕スタメンを逃す(同時に2015年から続いていた連続試合出場もストップ)。その後井上晴哉の不振を受け、プロ入り後初となる一塁手としてスタメン出場。井上の復調後は指名打者一塁手三塁手ポジションを選ばずに出場し、交流戦では中学生以来(本人談)という左翼手としても出場した。その交流戦では優秀選手賞にあたる日本生命賞を獲得したほか、6月パ・リーグMVPを獲得するなどチームを牽引。打撃成績は全てキャリアハイとなる.288、15本塁打、68打点記録した。3度のサヨナラ打を放つなど勝負強さも存分に発揮した。

楽天時代

2019年オフFA宣言し、11月18日東北楽天ゴールデンイーグルスへの入団が発表された。背番号7

2020年三塁手と時々一塁手に就き、打順に2番で起用される。6月19日オリックス・バファローズ戦で通算1000安打を達成した。全120試合に出場し、打率.295(キャリアハイ)、4本塁打、55打点記録。三塁のベストナインゴールデングラブ賞を受賞した。


2021年一塁手として起用され、全143試合に出場。打率.277、10本塁打、53打点記録した。


2022年125試合の出場に留まり、楽天入団後から継続した全試合出場が途切れた。


2023年は開幕を二軍で迎え、4月14日に昇格して以降は左の代打として一軍に帯同。101試合の出場で打率.244、5本塁打、27打点記録した。

選手としての特徴

打球方向の半分が右方向という典的なプルヒッター。

上述のとおり大学時代のポジションは三塁だったがプロ入り後遊撃手、さらに二塁手、また三塁手、そして一塁手挙句の果てに外野手ポジションを転々としている。遊撃・二塁ともに守備範囲の狭さを摘されることが多く2016年のUZRはマイナス10.9、2017年マイナス8.6とかなり低い数字が出ている(ただし2017年二塁手ゴールデングラブ賞を獲得している)。

レギュラー定着後ほとんどのシーズンで全試合に出場するなど怪に強い。2017年リーグ最多の18死球を受けたにもかかわらず全試合出場を果たした。

人物・その他

2013年よりロッテキャプテンを務めてたが、東洋大学時代もキャプテンを任されていた(ちなみにその時の副キャプテン藤岡貴裕)。その頃から鈴木キャプテンシーは高く評価されており、東洋大学野球部の高橋昭雄監督鈴木を「東洋大学史上最強キャプテン」と評し、鈴木プロ入りする際「プロに行かないで大学に残っての後継者になってくれ」と熱望されるほどだった。

名前の由来はそのまま、同姓同名の競泳選手から。その泳法をとって「バサロ」という称でも呼ばれる。最近は同名の鈴木大地氏がスポーツ庁長官となったことから「長官」とも。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ロッテ 応援歌のピコカキコ一覧#325 9362
9362

成績

年度別打撃成績









































2012年 ロッテ 62 160 135 16 37 5 1 0 11 0 10 1 13 1 23 0 .274 .340
2013年 144 551 481 54 127 20 11 5 50 2 14 6 38 12 66 8 .264 .330
2014年 144 610 533 60 153 29 7 3 43 7 22 4 45 6 57 1 .287 .347
2015年 142 564 487 60 128 24 4 6 50 1 24 3 47 3 58 10 .263 .330
2016年 143 583 501 62 143 30 2 6 61 3 16 7 50 9 56 9 .285 .356
2017年 143 588 508 56 132 27 5 11 52 6 3 4 55 18 85 7 .260 .350
2018年 143 558 477 44 127 27 6 8 49 8 14 6 44 17 55 11 .266 .346
2019年 140 614 527 76 152 34 4 15 68 3 13 2 16 16 75 11 .288 .373
2020年 楽天 120 546 478 71 141 27 1 4 55 1 12 3 46 7 58 18 .295 .363
2021年 143 628 552 70 153 19 3 10 53 3 13 5 52 6 51 12 .277 .343
2022年 125 477 408 39 105 19 0 5 35 4 9 4 38 18 52 11 .257 .344
2023年 101 292 250 25 61 9 1 5 27 0 7 2 24 9 36 6 .244 .330
NPB:12年 1550 6171 5337 633 1459 270 45 78 554 38 169 47 508 122 672 105 .273 .347

通算守備成績

機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
NPB 一塁手 414 2910 226 14 218 .996
二塁手 247 504 659 7 123 .994
三塁手 403 262 534 21 43 .974
遊撃手 521 818 1469 42 282 .982
外野手 9 8 0 0 0 1.000

表彰・その他

ベストナイン 3回 2013年2016年遊撃手)、2020年三塁手
オールスターゲーム敢闘選手賞 1回 2017年第2戦
ゴールデングラブ賞 1回 2017年二塁手)、2020年三塁手
MVP 1回 2019年6月
その他
オールスターゲーム出場 5回 2013年2014年2016年2017年2019年

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