モルモット港とは、平成ライダーシリーズで使われる撮影現場である。
名前の由来は第18作『仮面ライダーエグゼイド』と第19作『仮面ライダービルド』。
この二作の港のシーンが、同じ場所で撮影されていると推測されていることから名づけられた。
主にネタになった元凶であり、こちら側の印象が非常に強い。
他にも使われているシーンこそあるが、一番視聴者の印象に残っているのは間違いなく第22話「仕組まれたhistory!」における一幕である。
衛生省のガサ入れで窮地に陥った黎斗のガバプレイのリカバリ策機転により、バグスターウイルス感染症を発症することでCRを隠れ蓑に窮地を凌ぐことができた。
全てが思い通りに進んだ黎斗は、ボロボロになった患者用の衣類を捨て去り半裸になり、ケツに隠し持っていたガシャコンバグヴァイザーを用意しながら高笑いを決め……。
君は最高のモルモットだぁ!
君の人生はすべて、私の、この手の上でっ…転がされているんだよ!
だあ―――ははははははっはーはははは!ブゥン!
名状しがたい奇声を上げながら、バグルドライバーとしてガシャコンバグヴァイザーを装着し、ゾンビゲーマーレベルX(エックス)に変身。おまけに装着時のシステムボイス「ガッチョーン!」が付随し、舌なめずりをしながら変身した。
この迷シーンの影響で、この撮影場所は「モルモット港」の亜種として「ブゥン港」とも呼ばれるようになる。
言葉で表現しづらいこの奇声、東映公式サイトでは次のように解説されていた。
東映公式サイト「仮面ライダーエグゼイド 第23話 極限のdead or alive! 東映[テレビ]」
より、第22話プロダクションノートから引用
黎斗役の岩永徹也氏いわく、この「ブゥン!」は「アドリブだよ。狂ってるよね。」である。
前提として第2話「無実のランナウェイ」では戦兎がモルモットについて言及した台詞が出た他、ナイトローグが「モルモットの顔などいちいち覚えていない」と発言している。
石動「ちょいちょいちょいちょい…
お前、何しでかしたかわかってんのか!?」
戦兎「しょうがねぇだろ。あのまま引き渡してたら、アイツ(万丈龍我)は間違いなくムショに逆戻りだ。
そうなったら、また奴らのモルモットにされちまう…」
石動「なんだよ?モルモットって…」
戦兎「俺の記憶とベストマッチしちまったんだよ」
そして第5話「危ういアイデンティティー」にてこの港が登場。
桐生戦兎の過去の姿と思われる「佐藤太郎」の後輩・岸田立弥が秘密結社ファウストに拉致されスマッシュに変貌してしまった。それを追う戦兎だが……。
ビルドで特にネタになるシーンが撮られたわけではなかったが撮影場所の考察、ならびに第2話の「モルモット」発言から、twitterなどで視聴者達が次々と呟いてしまった「モルモット港」という表現が、視聴者の間で定着することになってしまった。
この第5話では鍋島成分100%の新フォーム「ニンニンコミックフォーム」のお披露目が行われたのだが、それを喰う勢いで撮影場所の考察やモルモット呼ばわりが進んでしまっていた。不憫。
第9話「プロジェクトビルドの罠」では戦兎がハザードレベルについて解説する場面があり、同話では万丈龍我がこの解説を聞いた後に以下の発言をしている。
龍我「許せねえ…俺をモルモットにしただけじゃねえ。香澄の命まで奪いやがって…!
葛城は人を人だと思ってねえんだよ!そんな奴は殺されて当然だ…!」
そして皮肉にも、宝生永夢に続いて桐生戦兎も敵組織ファウストにとって最高のモルモットだったことが判明した。
このモルモット港の場所は海の向こう側には横浜ベイブリッジやみなとみらいが見え、高架下の位置という推定だが、神奈川県横浜市神奈川区山内町にある大和住販の敷地内とされている。周囲には船着き場が多く点在するが、この場所自体が港というわけではない。施設の利用者以外は原則立入禁止と思われるので、ロケ地巡りで気軽に入れる場所ではないことに注意。
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最終更新:2024/04/18(木) 22:00
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