『徒夢(あだゆめ)』とは2010年6月1日に投稿された、←Pによるミクオリジナル曲である。
ボーマス12にて頒布されたライブファミリーのコンピアルバム「LIVE HOUSE」16曲目に収録されている。
今回も自身のコンセプトである「ふわふわずしん」な曲となっている。イントロ~サビ前まではエレクトロニカ調の電子音主体な音造り、サビ以降はバンドサウンドテイストかつ重低音をメインに据えている。サビ入りの、柔らかい音から重たい音に変わる瞬間は必聴。
三月の終わりから四月の始めにかけての、自分の心境を曲にしました。
――動画説明文より
詳細は後日発表されたブログ記事を参照してもらうとして、この時期、←Pの中では相当な葛藤があったようである。自分の夢を諦めて、現実と向き合う覚悟を決めた←Pの思いがこの「徒夢」には込められている。ブログを読んでから曲を聴くと、切なさが増すようだ。(件のブログ記事はこちら→『徒夢(あだゆめとは)』
動画内のイラストは全てmeisa。色を多用しないイラストが、曲のイメージとよく合っている。また、廃棄工場の中や動画最後のシーンでベースと思われる楽器がちらっと映っているところも印象的。
ちなみに「徒夢(あだゆめ)」とは、「儚い夢」「望みのむなしいこと」という意味。
作詞曲 | ←P |
イラスト | meisa |
動画 | hie |
DIVA | 初音ミク |
「・・・―――。」
電車窓、日が射した。
眩しくって目を細めた。
奪われた『指定席』。
立ち位置も、確保できず。
あ、そっか。
そんなもの最初っからなかったっけ?
まぁいいや。いつもの事です。
夢を見て辿り着いたこの場所は、
ただの『希望廃棄工場』でした。
競いあい潰(プレス)された心の行方は、曖昧な未来。
それはそれは、分かってたはずの『現実』ってやつでした。
夢を見せられて、
夢に溺れてた。
気が付いたらもう、
誰も居なかった。
一人ぼっちの迷子の心は、
曖昧な拍子にぷかり浮かぶんだ。
進行に従って、不安定な拍を刻みます。
元々宇宙にぽかんと一つ、浮いてるだけの星なんです。
そんな上でバランス保って、
太陽と月の間あたりで、毎日必死に生きています。
生きています。
夢を描いて辿り着いたこの場所は、
ただの『希望廃棄工場』でした。
分かってたはずの『現実』なのに、
どうして涙が止まないんだろう・・・・・・。
夢が冷めて、息もできなくなった。
此処に冷却処分しましょう。
最後だね、今までありがと、ね。
此処に眠る、『皆』の―――。
Good night. Good night.
沢山の夢と一緒に、
おやすみ。
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最終更新:2024/04/25(木) 14:00
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