『リラホルン』は、かじゅきPによる初音ミクオリジナル曲である。
2007年9月21日ショートバージョン公開、2007年12月8日フルバージョン公開。当時よりテクノロジカルなメロディーラインと突出した詩の完成度の高さからリスナーを沸かせた。
翌年6月には手書きPVも発表され、ついに7月31日20時41分、VOCALOID殿堂入りを果たした。
Elina、yae両氏による合作の結果生まれた詩は、やや難解な反面、さまざまな連想を思い起こさせる。過去への憧憬か。はたまた、未来への至願か。あなたの心には、どんな景色が浮かび上がっただろうか。
歌詞はもともと、かじゅきPの高校時代のバンドのボーカルであるElina氏が書き残した歌詞を元に、yae氏が新たに書き起こした。[1]
タイトルのリラホルンとはlilac(ライラック:花)とhorn(ホルン:楽器)を組み合わせたEline氏の造語である。本人によると「響きの綺麗な言葉を作りたかった」とコメントしている。[2]
ショートバージョンはエコノミーモードでは動画エンコードの問題で再生開始直後に再生が停止するなどのトラブルに見舞われたこともあり、再生数の伸びはゆっくりであった。2008年6月21日にはゆうきまさみ氏のブログで取り上げられる[3]などの反響や、イラストによる初めてのPV動画の投稿も、フルバージョンの公開から半年近く時間が経ってからであり、ニコニコ動画上の動画作品としては珍しいじわじわと伸びる挙動を示した。
ショートバージョンから、実に1年近くをかけて10万再生を達成するという、息の長い楽曲になった。
2007年09月21日 | shortver.投稿 |
2007年12月08日 | Fullver.投稿 |
2008年07月31日21時41分 | VOCALOID殿堂入り |
リラホルン
"頭に穴ボコができそう"誰かが呟いた
日傘がリズムを刻む でもまだ夏はうたたねしていたよ
補助輪がアスファルトに弾けて アルバムはめくれた
踏切列車鼓動を追い越して あたしはヒトリ立ちすくむ
lilachorn Re.La Horn
lilachorn Re.La Horn
カーテンのない窓は 時に神聖だった
空はいつも優しいね ずいぶん色褪せたみたいだけどね
インパチェンスと薬指 感触がないの
メトロノームの陰影と 白熱灯の遠い夜
ありがとう じゃ足りない。 だから 生きるわ。
遙か 海を 想った。
ありがとう じゃ足りない。 だから生きるよ。
そう誓った あの日。
土煙秘密の体温 冷めて欲しい瞳の微熱
オレンジガレキの隙間から見える 時間が進むのを聞いてる
日の照る丘のてっぺんで 風の心をはかってた
もうあの人には会わないから 真っ白な夢 戻るかな
鏡に映る過去は 今も新鮮だった
時はいつも温かいね ずいぶん風化したみたいだけどね
言葉で傷つけた数を 最後まで数えたよ
鍵盤の白と黒 月明かりの帰り道
ありがとう じゃ足りない。 だから 生きるわ。
遥か 海を 願った
ありがとう じゃ足りない。 だから生きるよ。
そう誓った あの日
防波堤の角に立って 波音がくずれていくのが
終わらない笑い声みたいだった 息をしてるのを忘れて
フェンスに光る夕日 見つからないスタートライン
教えてくれたあの人は...
補助輪がアスファルトに弾けて アルバムはめくれた
踏切列車鼓動を追い越して あたしはヒトリ立ちすくむ
日の照る丘のてっぺんで 風の心をはかってた
もうあの人には会わないから 真っ白な夢 戻るかな
lilachorn Re.La Horn
lilachorn Re.La Horn
ありがとう じゃ足りない。 だから生きるよ。
海に 眠る 日まで
ショートVer.は、Elina氏による原歌詞のみで構成されている。また、伴奏の印象もフルver.とは大きく異なる。
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3 ななしのよっしん
2010/04/28(水) 07:12:57 ID: Z8MZWCYAxl
かつては歌詞職人の妙技が光る隠れた名作だったんだよね
ひとつひとつの詩がとても綺麗だと強く思った、livetuneを好きになったきっかけのひとつ(もうひとつはもちろんPackaged
4 ななしのよっしん
2010/07/26(月) 21:09:01 ID: lYra9sJG0G
今更ながらに練習でメロを耳コピしてるんだけど、やってみるとメロディのすごさが再認識できるね。
とても複雑だけどとてもキャッチーでホントキレイ。
更にこの歌の魅力にとりつかれたww
5 ななしのよっしん
2018/07/19(木) 11:21:30 ID: PWN1yrQ7LQ
11年経った今でも時々聴きたくなる…。
詩の内容も時間が経つと良くわかるようになってきたり。
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最終更新:2024/04/24(水) 00:00
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