【鏡音リン】アンチクロロベンゼン【ガルナ/オワタP】動画

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ボクたちは、救われますか？

―――ガルナの塔より

『アンチクロロベンゼン』とは、2010年09月19日 05:55に投稿された、オワタP 作詞・作曲・編曲の鏡音リンオリジナル曲である。

概　要

『ベンゼン』、『ニトロベンゼン』、『パラジクロロベンゼン』と続いたベンゼンシリーズの第4作。

シリーズ第3作である鏡音レン曲『パラジクロロベンゼン』を巡る解釈に対するオワタP自身からのアンサーソングと位置づけられており、楽曲中主にレンパートに同曲の歌詞及びメロディーがアレンジされて使用されている。　そのため、楽曲の理解についてはパラジクロロベンゼンの記事も参照のこと。

尚、前三作と異なり本作に同名の化学物質は存在しない。これは上記の曲名由来からと思われる。

反響と再生数の推移

9月1日に投稿された『パラジクロロベンゼン - VY1 SOFT MIX -』投稿者コメントにおいて、パラジクロロベンゼンの投稿から一周年となる9月19日05:55の投稿が予告されていた。

そのため、公開直後から反響を呼び、9月20日 21:24に10万再生を突破。投稿後僅か一日と15時間弱での殿堂入りを達成。9月19日付日刊VOCALOIDランキング#952 及び同日殿堂入りカテゴリにて１位を獲得。 9月20日付週間VOCALOIDランキング#155においては投稿後僅か一日での3位ランクインを達成している。

その後も勢いは衰えず、9月22日06:07には20万再生、9月23日23:54には30万再生を突破。投稿から一週間の間に35万再生強を数え、9月28日付週間VOCALOIDランキング#156において(現在のポイント制において)歴代3位となる高ポイント数での首位を獲得することとなった。

2010年 10月08日14:23ごろ 50万再生(ハーフミリオン)突破。
2011年05月17日23:21ごろ100万再生(ミリオン)を達成した。

2010年 10月付でJOY サウンドリクエスト投票上位200曲中16位に入り、１２月付けで配信が開始。
2011年 1月発売されたEXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミクへ収録された。

楽曲について

オワタPによる公式発言より抜粋。

オワタＰです。あれから、一年。

これが、ボクの答え。そして、問い掛け。

動画説明文より

今回はいろいろと危ない気がします。

ですが、たくさんの方にその目に焼き付けていただきたいので、よろしければ見てやってくださいませ。

ガルナの塔より

歌　詞

作詞・作曲	オワタP
編曲	オワタP
絵	縣
PV	三重の人
マスタリング	Dios / シグナルP
唄	鏡音リン

苦しくて　悲しくて　悔しくて　やめたくて
それすらも　許されず　なにもかも　失うだけで
辛過ぎて　憎過ぎて　虚しくて　消したくて
なにもかも　投げ出して　飛び出して　喚き叫ぶよ！

(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(クロロクロロクロクルッテル)

キミはなにも知らずに　夜の街を駆けるよ
ボクはなにも言わずに　それをただ見てるだけ
チープな言葉並べ　ゴールは何処にあるの？
ルールはそこに無くて　脆く朽ち果ててゆく

ボクはそして語る　この世の全てを正すんだと
ボクは野良猫に騙る　ボクなら全てを正せるよと
出来もしない誓い振りかざし　独りよがりに酔い痴れる
みんな知ってる　理解してる　だからボクは今日も

晒されて　壊されて　錆びついて　朽ち果てて
ありもしない　噂さえ　流されて　真となるよ
嘘でもいい　構わない　ボクたちが　正しくて
キミたちの　罪深い　背徳を捻り潰すよ！

(Oh...Oh...Oh...Oh...)

この歌に意味はあるの？　この詩に意味はないよ
この歌に罪はあるの？　この詩に罪はないよ
あの歌に意味はあるの？　あの詩に意味はないよ
あの歌に罪はあるの？　あの詩の罪は…

(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(クロロクロロクロクルッテル)

ボクはそして気付く　所詮はなにも生み出さないと
キミの生きる価値は何？　野良猫は水に突き落とした
意味のない言葉に踊らされ　振り廻され失うんだ
なにが善だ　なにが悪だ　もうなにもわからない
さあ一緒に狂いましょう

ボクは何のために歌う？　パラジクロロベンゼン
ただ意味も理解せずに歌う　パラジクロロベンゼン
悪を叩く　正義振りかざす　パラジクロロベンゼン
周り止める　ボクら気付かない　愚かな行為

ありえない　許さない　止まらない　この気持ち
この辛さ　この憎さ　貫いて　心を討つよ
苦しくて　悲しくて　虚しくて　消したくて
それすらも　許されず　諦めは　ボクを救うから

嘘でもいい　構わない　許しましょう　認めましょう
笑いさえ　妬みさえ　狂おしく　愛せそうだよ
善でもいい　悪でもいい　*しましょう　眠りましょう
もういいよ　疲れたよ　ボクたちは　救われますか？

(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(アンチアンチアンチクロロベンゼン)
(クロロクロロクロクルッテル)
(クルッテル)
(クルッテル)
(狂ってる)
(Ah...)

PV及びPV中に表示される字幕について

パラジクロロベンゼン同様にKinetic Typographyを用いた原画：縣／PV：三重の人のPVとなっており、PV内には楽曲歌詞以外に多数の字幕が散りばめられている。

今回も基本的には概要だけ説明してあとは三重さんにお任せしました。
動画内の言葉も添削はしましたが大半は三重さんの言葉となります。
添削したうえで、あの形でｏｋを出したということでご判断ください。
ガルナの塔より

以下、今回ＰＶ上に記載されている新規かつ二字以上のメッセージの一覧

　数字はおおよその再生時　　　　　　　　　　　　　※画面外への連続、イラスト被り含め未解読多数。解読募集中

0:02
どうしても許せなくて...

0:08
我が物顔で秩序を乱す連中が憎過ぎて...

0:12
そう、彼らはただ、憎いだけなのだ。

0:17
私怨と劣等感の塊に礼儀などいらない。

0:23
互いに憎しみあい、壊れていく。

0:37
　　俺の方が凄いだろ！アイツよりも俺を評価
　　有名な人を使って伸びるとか許せない
　　自分が嫌いなものは全て悪だ
　　××っぽいし、パクリじゃね？
　　俺の方が凄いのを作れる
　　奴が評価されて、自分がなぜ評価されないのか。
　　奴を庇う奴は全部敵だ。
　　ソースなんていらない。嫌いだから叩く。
　　プロが参入してくるのはズルイんだよ。
　　私の方が絵が上手いのにアイツだけ…。

0:38
お前達はただの、醜い豚なんだろう?
妬む猫と　憎む豚と

0:41
　　結果も出していない奴が偉そうに…。
　　出来ない奴に限って偉そうに言うよね。
　　お客様感覚がこの上なく鬱陶しい。
　　曲や動画を作るのは、タダじゃないんだよ。
　　じゃあ、お前が作ってみろよ。
　　(解読不能)たの言うオリジナルとやらを紹介してください。
　　何も知らずに好き勝手言いやがって
　　プロが参入してくるのはズルイんだよ。
　　妄想だけで語ってるんじゃないよ
　　(解読不能)

0:47
積み重なった私怨
創られる偽の真実

0:49
妄想の暴走
狂おしい嫉妬

1:01
例えその手段がどれほど外道でも
ドンナ手ヲ使ッテデモ潰シテヤル…

1:02
二度と立てなくなるまで
真実など関係ない…
奴ラノ不幸ガボクラノ養分ナノダカラ

1:03
ただの建前なのだ…

1:07
　　奴らの失態を作り上げてやる
　　自分よりも儲けているのが気に食わない
　　似ているものは全部パクリ
　　真実など作り上げてやる
　　奴が伸びるのは全部工作

1:07
正義を建前にした自己顕示
正義感の裏の悪意

1:21
憶測と妄想
それに縋るしかない。

1:28
本当は自分の裏切り
それを無視して喚き続け
実際は自身が悪だったのだ

1:29
妄想で騒ぎ立てる
それが自らの滅びに繋がるとも知らずに

1:31
構わずにはいられない。
嫉妬と憎しみのぶつけ合い。
その様相は、人ではなく、ただの獣である。
脊髄反射しかできない、人間という名の獣たち。
自らで、自らの居場所を潰していく者たち。
自らの行動が、自らを枯渇させていく。

1:34
偽善の上に振りかざす悪意
それは最早、ただの獣の戯言

1:35
それは最早「ヒト」と呼べる生物でもない。
互いが本能のままに吼え続ける

1:38
××と××の潰し合い

1:47
行き着く先は互いの滅び

1:49
ただ、対象を追い詰めたい悪意
アンチの深層心理
自らの恥を晒していることさえ気付くことができない

1:51
浅はかな知識をひけひらかしたいだけの批評家たち

1:51
嘲笑うことがアイデンティティ
嘲笑われていることも知らずに

2:01
(解読不能)らの感情は同じである
(解読不能)と嫉妬が渦巻く中で
何が正しいのかもわからず
ただ、奥底の悪意(解読不能)喚き続け
その姿は、まるで発情期の獣である。
本能のまま噛み付き
(解読不能)
本質を理解しようとしない。
(解読不能)
(解読不能)と断定するしか

2:11
そしてまた、同じ場所を回り続ける。
嘲笑われていることも気付かずに

2:34
認めたくない

2:35
敗北感と劣等感

2:36
道化だったのは自分

2:53
悪意のみを振りまき、自らの救いのみ求めていく

2:56
(0:37と同じ)

2:56
輪廻　貶めることでしか存在理由を見出せない

2:57
(0:41と同じ)

2:58
名無しの豚たち　自称批評家
自らの浅はかさを誇る者たち

3:00
愚かなる偽善と虚勢から抜け出せますか?

3:07
獣のままでいるものと、ヒトになろうとする者
あなたはどちらを選びますか?

解釈について

オワタPによる公式発言より抜粋。

ここで今作の立ち位置をはっきりさせていただきたいと思います。

■ この曲はパラジクロロベンゼンの返歌です
パラジクロロベンゼン_リンver でもなければアレンジでもございません。一から作り直した、独自のよく似た曲だと思ってください。

■ 歌詞もパラジクロロベンゼンとは全く異なります。
１年前に投稿されたパラジクロロベンゼンとは真逆の視点からつづった歌詞となっております。パラジクロロベンゼンをわかりやすくしたものではございません。
パラジクロロベンゼンの「ボク」とアンチクロロベンゼンの「ボク」は別だということをご理解していただければと思います。

(中略)

■ 結局どういう意味なんですか。
前作の「ベンゼン」「ボク」「キミ」「猫」「豚」その他様々な単語を別の言葉に変換してみましょう。あの歌詞の裏の意味が、浮かび上がってくると思います。どのような単語に置き換えるかは、新作を隅々まで見渡せばある程度予測がつくと思われます。

■ 今回の歌詞は安直すぎませんか。
今作は私なりのあの曲に対する返歌「解答編」となります。そのまま素直に受け取るのも結構ですが、ごめんなさい。さらなる「別解釈」が存在します。前作と今作を併せて考えたら、なんとなく把握できるのではないでしょうか。
もちろん、十人がいれば十通りの解釈があると思いますし、そのどれもが正しいでしょう。ただ、前作でも述べたとおり、私の中にはきちんとした解釈が存在しますとだけ述べておきます。

ガルナの塔より

場は設けましたので、あとはみなさんで好き勝手使っていただければと思います。

ガルナの塔より

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初版作成日: 10/09/19 07:30

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最終更新日: 12/04/01 21:28

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