『とある娼婦の恋』はデッドボールPによる初音ミク+鏡音リン歌唱曲。氏の”百合ジナル”6作目となる。
英題は『Yes, We are the Opium Prostitutes!』で、訳すと「ええ、私たちはアヘン漬けの娼婦よ」。
概要
娼館で生きていくことを余儀なくされている少女達の歌であり、冒頭の歌詞が「~男に抱かれる」となっていて最初から「アウト!」のコメントが飛び交うことも多いが、歌詞はその先で少女達の過酷な生活とそこでの苦悩を唄っており、”エロ”というよりは”グロ”でアウトな様相を呈している。その陰惨と言っていい様子はデP一流の隠喩を通してなお聴く者に突き刺さる。
一方で「アフリカンなフュージョンで若干プログレを目指した」(デPの日記の記述より)サウンドは、相も変わらずの高いクオリティを放っている。
2009年5月24日、10万再生を達成しVOCALOID殿堂入りを果たす。
2009年8月31日に行われたミクFES'09では、デPの出番で1番最初に流れた曲である。
歌詞
Lyrics | デッドボールP |
Music | デッドボールP |
Vocal | 初音ミク/鏡音リン |
日々生きるため 男に抱かれる 感じてるフリで搾り取る
見つめる先の あなたも娼婦 股開いて頬を濡らすの
いつもダニだらけ 黄色いシーツ たかるハエ 黒い血を求めて
膿んだココから 梅の毒ばら撒いて 男たちを虐殺するの
この世の中の全ての星よ この罪を見逃しておくれ
私抱いた全ての客よ 赤いブツブツで腐り果てて行け
部屋のとばりの奥に響く その声は演技してるわね
豚小屋のようなこの場所を 逃げ出したい 気が狂う前に
一晩2枚 生なら3枚 口でお掃除するなら4枚
毎日5人 それを一ヶ月 もらえたのはたったの6枚
二人手をとって 山を越え 列車に乗り 海辺の街に行こう
黒い鎖と白い粉に縛られて 夢見る事しか出来ないけれど
この世の中の全ての風よ 潮の香り届けておくれ
栗の花咲き誇る部屋で 生まれた果実はいびつに歪み
賽の河原でふと思った この河はどこへ続くんだろう
いつかは海に流れ出ると 願って今日も石を積み上げる
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