『ワンダーラスト』とは、2009年2月2日に投稿された、sasakure.UK(ささくれP)作詞作曲の巡音ルカオリジナル曲である。
概要
前作『アドレッセンチメートル』以来約半年ぶりとなる、ささくれP通算6曲目となるオリジナル曲。この曲が自身初の殿堂入り作品となる。
「終末」シリーズの3作目。曲名の英訳であるWanderlastは旅行熱を意味する「wanderlust」に、終わりを意味する「last」を組み合わせ、「旅の終わり」を意味とした造語とみられる。独特の機械っぽさのある声はあえてそう聴こえるように調声している模様。
この曲の3ヶ月半後に発表された、本作品の続編『*ハロー、プラネット。』が、この曲のラストにひっそりと予告されている。それが、当記事冒頭の英文である。『*ハロー、プラネット。』公開後は、歌詞の意味や世界観を解釈するために、曲を聴く視聴者が増加、再生数が大きく伸びた。その結果、週刊VOCALOIDランキング #87では、先週73位から大きく順位を上げ、12位に返り咲いた。
2009年8月19日発売予定の『EXIT TUNES PRESENTS STARDOM 2』に『*ハロー、プラネット。』とともに収録されているほか、自身のメジャーデビューアルバム『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』にも収録されている。
また、初音ミク -Project DIVA-の追加楽曲集デラックスパック2「もっとおかわり、リン・レン ルカ」では、『ワンダーラスト(A.R.MAGE-EDIT)』として収録される。具体的にはアルバム「ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?」に収録されているバージョンである。
2010年12月9日 23時23分、ささくれPとしては3曲目となる100万再生を達成。
歌詞
ふと旅に出たくなるように ヒトは皆
眠る場所を求めるものだと 君は云うけど
僕が”終末”を知った時には 此処はもう
暖かくも寒くもない速度で落ちていた
”カミサマ”がもしも居たとしても
大きな空 溢れるほどの虹 かけてくれなくても良い
『唯一つ 願いをかけるとしたら…?』
君のもとへ”うた”を届けたい
メグル メグル 最後の 廻音(メロディ)
君が笑ってくれるのなら 僕は
消えてしまっても 構わないから
君が涙の海に身を投げても
握りしめた手 離さないから
白い嘘だらけの世界なんてもう
消えてしまっても 構わないから
『旅の終わりの夢に見た存在(もの)に 僕は―
なれますように、なれますように』
オワラナイ ウタヲ ウタオウ
僕ガ 終ワッテ シマウ マエニ …
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