まずは実績の無いこの動画へ1万以上のアクセス、1千以上のマイリスト登録、宣伝ならびにご評価をいただき、大変ありがとうございます。
昨年末に作成した動画では、動画編集・画質・カテゴリ分け・コメント紹介など、様々な面で問題があり、たくさんの方にご迷惑おかけしました。
改めてお詫びします。
その反省から、2009年はコメント集計システムの開発を最優先し、8月までに自動カテゴリ分類、自動ジャンル分類で実用レベルのものが完成しました。
その他MeCab辞書の調整とニコニコ大百科IME辞書の導入によるコメント分割の精度向上や、タグ検索妨害動画の除外など、集計精度を向上させるために多数の改良も行いました。
その後9月にnicom@s PV search[ http://nicomas.main.jp/pv/ ]をリリースし、この時の反響から今回のカタログ動画制作を決めました。
カテゴリ分けや動画のピックアップを主観的なキーワードで行うというこのカタログに対して、これほど納得のコメントをいただけたことを、まずはありがたく思います。
2007年12月にニコニコ動画に登録後、ランキング動画やタグ検索、公開マイリストといった方法で過去動画を探し回っていましたが、自分のお気に入り動画を見付ける方法としてはどれもいまいちと感じていたのが、開発を決めたきっかけです。
ニコニコ動画から得られる情報で最後に使えそうだった視聴者コメントを利用することを決め、2008年4月より開発をスタートしました。
なにぶんコメントというあいまいで不完全なデータであることもあり、長いこと結果を出すのに苦労していましたが、今回の動画でその有用性を示せたのかなと思います。
最大の目的は、”見たい動画を見たい人の元へ届ける”こと。
コメントが荒れる原因は何なのか、意見が対立する理由は何なのか。
自分に合った動画なら多少の事は気にならないし、逆に合わない人は見方が厳しくなる。
私はアイマス動画、または他のニコニコ動画の動画が、万人向けに作られているとは全く考えないし、だったらどうするべきかと言ったら、内容で分類するべきと思います。
今は、数字が評価とされることが多いです。
でも、数字だったらプロの作品が勝つだろうし、だったらアマチュアは何を目指していくべきなのか。
私がわざわざなれない動画作成までしてこだわっているのは、そういう問いかけでもあるのです。
いくつか制作事情を。
Part1~4公開の日にちをずらしたのは、色々メリットはあったかと思うんですが、連続して見ていかなくても良いというこの動画の構成を活用したものでもありました。
あと、間を空けることで紹介元動画へのアクセスを増やす狙いもありましたが、どうだったんですかね。
制作期間は去年の反省から長めに取っていましたが、1週間ほど体調を崩したためにPart4の完成が遅れてしまいました。すみません。
カテゴリ分けは、言葉選びが難しいですね。
特に話題になっていた「センス」にはセンスの他に、おしゃれ、雰囲気、魅入る、ライブ風、ストーリー系に関連する言葉を抽出対象にしています。
対して「独特」では不思議、斬新、世界観といった言葉を抽出対象にしています。
その他のカテゴリに関しても、nicom@s PV searchのキーワードを複数統合して出し直しています(抽出方法は同じ)。
これは時間が限られている以上、より幅広い動画を紹介するための措置です。
今回すごい動画はあえて対象にしませんでした。
いわゆる「この動画がすごい!」というメジャーなタイトルで作るやり方もあったでしょうし、実際nicom@s PV searchには「すごい」というキーワードがあります。
ただ、すごいという評価の動画を改めて取り上げる意義というのを考えたのと、SUPER IDOL RANKING 2009[sm9251039]の存在を考えてやめました。
SUPER IDOL RANKINGがあるのは大前提。無ければここまで大胆に有名動画に触れずに作れません。
ピックアップにあたって、月別にするというのは、特に事情があったわけではありません。
一部、カテゴリダブりと連作、PV・音楽系から大きく外れたものは数本除外になりました。
それ以外の点で、作者、再生数、マイリスト数、コメント数、出演アイドルなど、一切の事情は考慮せずに選考しました。
紹介するべきかどうか、ということは私情で判断するのは危険ですので、今回は完全にデータを信用することにしました。
再生数が多いから除外とか、逆に少ないから除外とか、そういう考えはしないようにしています。
今回紹介した動画、私自身の初見率がどれくらいだったかと言えば、半分以上は初見だったのかなと思います。
そういった意味でも、データを信用するほか無かったです。
また、20秒間のサムネ選びは結構難航しました。20秒でテーマも加味して曲とシーンとのからみなどを考えると、ちょっと短いんですね。去年もやったはずなんですが。
その他、全体的にカタログ動画はどうあるべきかを考えて、他の動画は特に参考にせずに作ってみました。
Part4が突然ノベマス形式になったのも、世界の新着動画等を見ていて、長編作品を紹介する方法を自分なりに考えた結果です。
本当に見苦しい出来だと思いますけれども、その点目をつぶっていただければ。
切り抜きにアイマスSP、Part4に876プロ(元絵作成:歪様)を使ったのは、もちろん認知向上のためです。
アイマスファン以外の人にも見てもらえる可能性を最大限に活用するべきという考えからです。
冒頭の曲をあやうくColorful Daysにするところだったのは内緒。
CMも入れたかったんですが、技量と制作の余裕的に無理でした。
この1年、システム開発がなかなかうまくいかなくて、結局動画編集を勉強している時間は無かったです。
今後も早速、今回フォローできなかった物語系、バラエティ系動画のテーマ別紹介サイトの制作に着手し、他にもたくさん改善しなくてはいけない点があります。
ニコマス関連記事リンク集[sm9017858]もフォローできてなくてすみません。
カタログ動画制作は、また1年後ということになりそうです。
動画作成を請け負ってくれる人が現れれば、昨年度版など作りたいなぁとは思います。
ご応募お待ちしています。
これからもアイマス・ニコマス・ニコニコ動画の更なる発展を願って。
●ニコマスchガイドの除外基準:http://blog.nicomas.main.jp/?eid=1425623
●動画作成者の皆様
●データ提供者の皆様
・アイドルマスター全動画データベース
・ニコニコ大百科IME辞書
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・mecab
・GETA
※「汎用連想計算エンジン(GETA)」は、情報処理振興事業協会(IPA)が実施した「独創的情報技術育成事業」の研究成果です。
●動画作成関係ツール開発者の皆様
・NicoVisualEffects
・NicoVisualEffectsプラグイン各種
・アマレココ
・つんでれんこ
・UniteMovie
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・AviUtl
・AviUtlプラグイン各種
・GIMP
・SoundEngine Free
・NicoPlayer
●ニコニコ動画関係者の皆様
●アイドルマスター関係者の皆様
★企画・制作★
テーマ別アイマス動画カタログのニコマスchガイド
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