ファンタジー単語

3116件
ファンタジー
2.5千文字の記事
  • 8
  • 0pt
掲示板へ

ファンタジー(英:fantasy)とは、幻想妄想想、などを意味する英単である。

また以下の意味などでも使われる。

  1. 幻想
  2. 幻想想を題とした文学、等の作品

概要

英単のfantasyには「幻想想、妄想」などの意味があり、「すごい妄想をした」のような意味でも使われる単である。

しかし狭義でfantasyは魔法が出てきたり、昔の西洋の時代背景だったり、モンスターと称する西洋モンスターが登場したりする作品の事を漠然的にす場合が多い傾向にある。

これは、JRトールキン1954年発表の「ロード・オブ・ザ・リングス(指輪物語)」が非常に強いを与えたとされる。(トールキン作品には、ホビットゴブリンエルフドワーフ魔法使いなどが登場する)

日本で「世界三大ファンタジー」と言われることがある「指輪物語」「ナルニア国物語」「ゲド戦記」も全て魔法が登場する世界観である(ただしこの「世界三大ファンタジー」はがいつ定めたものか不明瞭なものだが)。

日本でもファンタジー作品と言えば魔法がでてきてモンスターと呼ばれる敵を倒す作品が多い。

また、日本ゲームの分野であるRPGでそういった作品が多いのも指輪物語、またはそれにを受けた作品の「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のが非常に強い。

また、ファンタジーの起をたどれば、世界神話や民話にまでさかのぼる。神話や民話などを発展させ、面おかしくしたのがファンタジー作品という考えもできる。

もしかしたらこのニコニコ動画カオスネ申がはびこり、混沌と秩序をさまようファンタジー世界なものかも知れない。

分類

広義の分類ではSFや一部の少年漫画もファンタジーに含まれる。前者は架のものを写実的に描くことで受け手に新たな視点をもたらすものであり、後者は架のものを記号キャラクターのように扱うものであり、作品があくまで受け手によって作られる(補される)ものであるという側面を強調したものであると言える。一方で前衛小説のように、受け手によって解釈が異なるものを提示する場合もある。

以下の分類はいずれも程度の問題であり、全ての作品がどちらか一方にはっきり分けられるということはない。

この世界と地続きでない世界物語である場合を「ハイファンタジー」、あくまで現実世界舞台の場合を「ローファンタジー」または「エブリデイマジック」などと呼ぶ。ハリーポッターシリーズのように、ハイファンタジーなのかローファンタジーなのか判断しにくい場合もある。

現実世界伝説や伝承に忠実なファンタジー設定が出てくるタイプのものを伝奇と呼ぶ。実際のファンタジーはそれらの設定を変してしみやすい形にした再話的なものであることが多い。一方で、神話文化などを実在するものから借りずに作るいわばアプリオリな世界観をす作品も少なからず存在する。

特定作者創作した設定を他の作者が共有したり、不特定多数の間で緩やかに設定が共有されていたりすることがある。こうした世界観をシェアワールドと呼ぶ。

ファンタジーというと普通SFは含まないが、広義にはSFはファンタジーの一部であると言える。SF定義は様々だが、大方の意見が一致するところによると、第一に論理的に統一的な理論が存在し、第二にその理論に実現の可性がありそうに見えるもの(その中でも特に新規性のあるもの)である。魔法には実現の可性はないものの、たとえば火を唱えるための呪文を唱えてが出てくることはないといったように、あらゆる物事には因果関係のルールが存在し、ルールが理由なく変わることはない。そうした現社会との関わりを描けば、それらはより本当らしくなるだろう。この点でそうしたファンタジーはSF的・写実的であると言える。

他方、一見科学的・論理的に見えない(デフォルメされた, リアリティライン現実寄りでない)絵本のような作品もある。このような作品では描写と作品世界内の物事とをどのように結びつけたら良いのかが曖昧であり、それが科学的・論理的に正しいのかどうかについて読者は考えを放棄せざるを得ない。本が読者にそうすることをめない限り、何かがなのか偽なのかということの答えは存在しないし、したとしても読者がそれを知ることができるとは限らないのである。

このような作品にはなろう系や前述したシェアードワールドにおけるゴブリンクトゥルフといった「そのような世界である」という記号を利用あるいは生成・再利用するものも存在する。これらはいわば言的なファンタジーであると言えるだろう。一方で写実的ではないがそうした記号を用いることもなく、読者に向けて様々な解釈を許すような抽的な作品も存在する。

主人公異世界に移動する作品なのか、現地の人物なのか、という違い。小説家になろうでは主人公が単に生きたまま異世界に行く場合を転移と言い、一度死んで異世界人として生まれ変わる場合を転生と呼ぶ。

主人公を続ける作品なのか、基本的にどこかを拠点とするのかの違い。漫画ゲームでは前者が多く、web小説では後者が多い。

その世界の人物が魔法などの超常現象に対して特別に驚いたりしないような、おおらかな世界観のこと。

恐怖幽霊妖怪実在感を与えている部分はあり、それはSF的な実在感とはまた別の要素と言えるかもしれない。

戦いや冒険の要素があるファンタジー作品のことをヒロイックファンタジーと呼ぶ。

残酷なシーンがあるファンタジーのことをダークファンタジーと呼ぶ。

主人公チートを使ったように強く、またそれによってそれまで自分を侮っていた格上を圧倒したり、多くの味方を獲得したりする作品がある。これはweb小説等に顕著である。

関連動画

関連商品

関連項目

関連記事

子記事

兄弟記事

  • なし

【スポンサーリンク】

  • 8
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

まちカドまぞく (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: popopoi
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

ファンタジー

296 ななしのよっしん
2023/12/13(水) 20:03:02 ID: SZ9m4nMWDx
SFってそもそも近未来ファンタジー世界観で作った特殊設定ミステリみたいなもんだし、フェアかどうかで揉めるのもそれが原因ってだけでしょ
👍
高評価
1
👎
低評価
0
297 ななしのよっしん
2023/12/14(木) 10:41:45 ID: O5AfNfOH7q
>>294
スペースオペラという便利な言葉がある
SF要素をガジェット物語上の小具として使ってるだけなので一緒に何を出そうが騎士西部劇武道のような古めかしいモチーフを取ろうが整合性に多少の難があろうが魅的な世界観構築には差し支えない
👍
高評価
0
👎
低評価
1
298 ななしのよっしん
2024/03/02(土) 00:57:04 ID: kq17YS4x2x
実際スターウォーズサイエンス・フィクションというより「未来ファンタジー」とか「宇宙ファンタジー」と呼んだ方が正確だと思う
でもそれは超能力が出てくるからというより、物理法則科学への配慮や関心がいからだと思うんだよな(念のため書いておくと、だから悪いと言いたいわけではない)
「遠い昔、遥か彼方銀河系で…」と過去形で始まるフォーマットファンタジーのお作法だし
👍
高評価
2
👎
低評価
0
299 ななしのよっしん
2024/03/21(木) 17:28:57 ID: O5AfNfOH7q
SF現実世界と違う物に対して何故違うかどう繋がっているか説明する気がある
ワープ航法を持つ宇宙が出るなら特に説明がなければ々の世界レベル宇宙から技術が発展して生まれたという前提に立つ
もし後の時代に現実的に理と判明しても製作当時の仮説まで戻って下さい、で済む
常人では考えられない威撃も、フォースとかライトセーバーとか改造とか遠い惑星生物とかで理屈を付けて、地球ではまだそれらが見つかっていないだけで(異宇宙であると強調しない場合は)同じ宇宙同じ物理法則の元存在し得る体で話が作られる
ファンタジーなら存在します、で興味がなければ終わる(興味があるとドンドン細かく説明されてSFがなくなる)
宇宙が伝わる描写があればどんな法則が異なっているのか、そのは劇中にどう関わって来るのかとかいつでも考えられる
でも実際のスターウォーズファンが全ての設定を気にしてるかと言うとそうでもないだろう
歴史上の人物や場所が出て来る時代劇神話みたいな物かもしれない
👍
高評価
1
👎
低評価
0
300 ななしのよっしん
2024/04/08(月) 05:40:16 ID: iTcAWOrvvE
ファンタジーの二つのパラメータ
①虚構性
読者の感じる現前性(=(実現可性)×(恐怖度))の低い部分の、設定全体に占める割合。
②曖昧性
作品内の記号読者の知る何かと結びついている度合い。

1. <-虚構性><-曖昧性>
伝奇ホラーSFが該当。

2. <+虚構性><-曖昧性>
異世界ファンタジーや異バトルモノが該当。

(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
👍
高評価
0
👎
低評価
0
301 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 12:40:39 ID: K6YmnnqtZ5
西洋世界で「代官」とか「太守」とか呼ばれてる呼称でしっくり来る物がない。
要するに「その領地の実際の所有者は王様とかなんだけど、王様から任命されて管理や税の取り立てを任されてる人」。
「代官」だとどうにも時代劇イメージ、「太守」の方はどうしても中国イメージがある
「お役人様」だとちょっと軽い
👍
高評価
0
👎
低評価
0
302 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 15:14:36 ID: Qt/Z8bVX4S
>>301
幾つかの解釈がありそう

解釈1:そんなものはない
あえて中世西洋に拘るのなら、そもそも王領も多数の準貴族分割常識。一部に「国王代行官」と和訳される役職があったけど、名すぎてファンタジーでの使用例聞いたことがないっす
解釈2:総督
これは近世称号スペインポルトガルなど、植民地の管理を一時的に王から預かる官僚。もちろん使うなら、じゃがいも警察を拒絶する勇気は必要。よって中世?違う、ナーロッパだ!というなら大正
解釈3:騎士
要は準貴族。その領地の実際の所有者が王様じゃなく、その騎士になるじゃねーか!となるがそれが実態だから仕方がない。原則世襲不可の称号なので、ある意味王様から任命され委任されてる人でもある。従士もほぼ同じ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
303 ななしのよっしん
2024/04/14(日) 19:37:33 ID: 9k5NnICV2X
>>301

統括している地域の広さや名前に制約されるだろうし301の思っているのより一般性が低いだろうけど「国司守)」や「」だったら西洋世界でもいけるんかな。あとは、さらに一般性が低くなると思うけど「辺境伯」とか「○○(地名)伯」とか。

そう考えると、「代官」ってのは時代劇イメージがなければぴったりの字面してるね。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
304 ななしのよっしん
2024/04/15(月) 21:24:20 ID: K6YmnnqtZ5
>>303
実際「代官」はいくつか使用例を見たことある
ぱっと見漢字でどういう立場なのかわかりやすくはある
「太守」はロードス島戦記でよく使われてたけど読んでてスッと頭に入ってこなかった
👍
高評価
0
👎
低評価
0
305 ななしのよっしん
2024/04/15(月) 21:42:41 ID: 9fFIerc801
>>301
それって西洋だと封建領とか諸侯に当たるんじゃない?
あと代とかも。
👍
高評価
0
👎
低評価
0

急上昇ワード改