ガンダムアスクレプオスとは、新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNITに登場するMSである。
概要
OZプライズが奪取したガンダムジェミナス02を強化改造した機体。G-UNITの基本コンセプトであるユニット装備の換装による汎用性ではなく、可変構造による格闘戦に特化した装備へ全面的に改装された。
その最たる部分は主に大型のバックパックである。このバックパックは格闘戦モードへ移行するためのものであり、変形するとバックパックを被って頭部をすっぽり覆ってしまう。さらに肩部はクロー状に変形し、もはやこれだけ見たらガンダムではなくジオンのMSとしかいいようのない姿に変わる。
この姿は漫画を描いたコミカライズ版作者のときた洸一にもネタにされ、巻末の4コマでも言われているように誰が見てもジオン公国軍の水陸用MSズゴックにしか見えないデザインとなっている。
一方で 、この姿形から水中戦も想定されていると言われている。すなわちこのガンダムのおかげで、あのズゴックが普通に宇宙でも戦闘をするという珍しい光景を見ることが出来るのだ。
ただし、いくら原型を留めないほど徹底的な改造を受けたとはいえ、元はガンダムジェミナスである(そもそも胴体部や腕部、脚部の増加装甲以外全てジェミナスのまま)よって、G-UNITとしての機能までが失われたわけではなくその拡張性は大変高い。
劇中では最初ロッシェが搭乗したが、アディンとの戦いに敗れてしまう。その後ドクター・ペルゲが連れてきた謎の仮面男シルヴァ・クラウンが搭乗してガンダムジェミナスを圧倒。
その後、シルヴァもといオデル・バーネットがOZプライズを抜け出す際にヴァルダー・ファーキルに見破られており、ハイドラガンダムと交戦するも性能・技量で圧倒され頭部を破壊されるが、間一髪ガンダムグリープを受領したアディンによって救助。
MO-V帰還後はガンダムジェミナスの頭部(アディンの01頭部)が新たに装着・修復され、装備もジェミナスのアクセラートライフルとシールドを再装備。こんなことが出来たのは、まさしくG-UNITの拡張性の賜物であると言える。
一応、プラモデルでも一応このMO-Vの改修バージョンを再現することはなんとか可能である。
また、ときた洸一版∀ガンダムでは、コレンカプルの代わりにまさかのコレン・ナンダー機としてガンダムアスクレプオスが登場した。なお、このガンダムアスクレプオスは下半身のデザインがやや異なり、変形も出来ないことからオリジナルのものとは異なると思われる。
よって、パイロットのコレンがこのガンダムの出自を、もといこの機体がガンダムであることを知ることはなかった。
後のガンダムEXAでも登場して、またもやコレンの機体となったが、以前と違ってオリジナルとデザインが同じであり、しかもセシアの介入によってアスクレプオスが変形して真の姿を表してしまい、コレンが驚愕するという展開となった。
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