好きな事やってて悪いアルか!! だけど… たまには叱って欲しいアルよ…
クイナ・クゥエンとは、スクウェア・エニックスのゲーム『ファイナルファンタジーIX』に登場するキャラクターである。性別は存在しない。
概要
食べることばかり…というより、食べることしか考えていない食の求道者。年齢はおよそ70~90歳だが、ク族の中では一番若いらしい。大好物のカエルのこととなると特に我を忘れてしまう。
クエールに促されたのか、本編が開始する前に修行の一環として数か所に渡り旅に出ていたようだが、結局は霧の大陸のク族の沼に戻ってきて地元のカエルの味に満足してしまうらしい。そこにやってきたジタンたちはクエールに食の道を究めるためクイナを旅の供に連れてって欲しいと頼み込まれる。ジタンの「カエルよりうまいものなど世の中にいくらでもある」という言葉に釣られクイナはパーティーメンバーに加わる。
真っ白な肌にピエロのメイクのような目、その巨体、コック帽やエプロン・前掛けのような服、武器の巨大なフォーク、果ては語尾に「~アルヨ」とつけるなど、その風体はあまりにも胡散臭く、まるで味方には見えない。
実際に仲間になる機会が訪れる前にリンドブルムの狩猟祭で「謎の食通」という呼び名で飛び入り参加しているのだが、壊滅後のリンドブルムに再び訪れた時は「大きな街アルな~」「何でこんなに工事してるアルか?」と初めて来たかのような発言をする。夢中になると周りが見えなくなるにも程がある。
アビリティは「たべる」(敵HPが残り1/4で成功)、トランス時は「調理」(敵HPが残り1/2で成功)。
モンスターを食べることで、「青魔法」を習得する。
食べられない敵もいる。
加入と再加入を繰り返し、時にはプレイヤーの任意で加入のタイミングをずらすことができる。
霧の大陸を抜ける時までは仲間にする必要は無いが、彼(彼女?)がいないとストーリーが進まないため結局は仲間にする必要がある。
戦闘中の攻撃や防御の手数を増やすためもあるが、クイナの固有技である青魔法はクイナ自身が「たべる」コマンドで習得しない限りは覚えることが出来ず、その中ではFF9では貴重な9999ダメージ(固定)を与える技を覚えるので出来るだけ加入しておくと後が楽。
性別不明だが女性キャラ専用装備を装備できる。
また、とあるイベントの選択肢次第ではビビと結婚する。新婦側として。
一方、ジタンのアビリティ「女の子をかばう」では庇ってもらえない。
25thアルティマニア等の資料で衣服を脱いだ全貌が載っているが、その体型は自分の好物とするカエルに似ている。歯は存在するようである。
『求道』
※以下、微ネタバレ前提のお話
自由奔放なキャラと豊満な体躯から誤解されやすいが、食べ物を強奪したり、人より多く有り付こうとする行為は作中一切行わない。食す前は必ず人の許可を窺う。
ただし、チョコボの卵を孵そうと必死に温めてる黒魔道士に対しそんなの無理だから諦めて食べようと促したり、ピクルスばあさんの商人ジョークを鵜呑みにして無銭飲食を働いたりはする。
これらは長年ク族の沼に閉じこもっていた故の世間との感覚のズレが原因。
お金はもちろん、お金で買えない価値の意義を理解することができないクイナは良くも悪くも純粋に「美味しいものはみんなが食べる権利を持っている」を信念として行動しているので世界の常識にずっと馴染めないままでいた。
しかしその点、アレクサンドリアのコックたちには大変慕われている。
エーコに料理人の心がけを伝授するなど、料理面では誠実に食の道に打ち込んでいたようである。
エンディングでは助け合って生きていかなければならない「トモダチ」の意味を身に染みて知ったためか、今度は自分がお金で買えない価値を料理に込めて活かそうとする様子が見られる。
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関連項目
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