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サイキックハーツ

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サイキックハーツとは、トミーウォーカーが運営するプレイバイウェブゲームである。

ここでは派生作品でもある『サイキックハーツRPG』にも触れる。

概要

灼滅者とダークネスとの戦いを軸にしたPBW ゲームで、プレイヤーは灼滅者となってダークネスら、邪悪な存在の灼滅のために行動する。最初にキャラクターのプロフィールや灼滅者としての能力を構築し、プレイング内容を記述した上でマスターと呼ばれるシナリオライターに託す。そして、マスターはプレイング内容を生かしたシナリオを公開し、成功すればキャラクターが成長する。以上の行為を繰り返すのが基本である。基本的にシナリオ参加やイラスト作成、武器強化やオリジナル武器作成は課金制なのだが、中にはドラゴンマガジンとの共同企画など、一部のシナリオに関しては無料で参加できる物も存在する。

基本はウェブ上で展開するが、サイキックハーツRPGのリプレイや、ドラゴンマガジンで連載されているシナリオなどにも参加できたりと、実は参加キャラ全員が公式キャラとして登場できる可能性がある。特に無料シナリオは紙媒体に出演できるチャンスでもあるので、ドラゴンマガジンやTRPG リプレイに登場したい人は積極的に参加してみると良いだろう。

あらすじ

ダークネス。それは人の心の奥に住まいし邪悪なる精神。この精神はどの人類にも存在し、闇に堕ちればダークネスになってしまう。彼らは生物学上の繁殖行為が出来ないため、人を闇に陥れることで仲間を増やしていった。そして、サイキックと呼ばれる力と禍々しい本能を持って、歴史を操ってきた。例えばょぅι゛ょにしかハァハァできない。これもダークネスの仕業である可能性があるのだ。

しかし、1990年に製作されたマシーン、サイキックアブソーバーが起動したことにより、世界情勢は大きく変わった。ダークネスのエネルギー源であるサイキックエナジーは瞬く間に吸い取られ、日本以外には吸い切られてしまったのだ。このため、幹部・首脳クラスのダークネスは動けなくなってしまい、各種族の組織も事実上の機能縮小（停止）を余儀なくされてしまう。勿論、支配下の人間にも影響が出ており、人類は目覚しい発展と混乱を迎えていったのだった。

同時期に灼滅者（スレイヤー）と呼ばれる、ダークネスに対抗しうる人間の出生率が大幅に増加したのだ。以前は生まれたら速攻でダークネスに抹殺されていた彼らだが、上述の大ピンチと出生率増加により、無事に育つ灼滅者が増加。しかし、彼らとていつ闇に堕ちてダークネスになるかわかりません。そこで、まだ若い灼滅者を健全に育成すべく、アブソーバーが安置されている武蔵野市に殲滅者たちが集う大規模学園施設、武蔵坂学園（むさしざかがくえん）に集められたのであった。

こうして、灼滅者とダークネスによる、熾烈な戦いが人知れず激化していく。

専門用語

ここでは、最低でも知っていて損はない用語をまとめる。追加があれば随時、記述する。

サイキック…ダークネスや灼滅者が使う超能力
ルーツ…己の内側に眠るダークネスに起因するサイキック。
ポテンシャル…自分自身の潜在能力から発動するサイキック。
サーヴァント…灼滅者の内に眠る潜在能力「ポテンシャル」が具現化した存在。
ESP…戦闘以外に使用できる特殊能力。
バベルの鎖…ダークネスや灼滅者を覆う結界幕。たとえ変態行為をしようとも、これのおかげで情報が漏れない。
武蔵坂学園…灼滅者が通う学園。武蔵野市に存在し、複数のキャンバスがある。
殲術道具…キリングツールと読む。灼滅者が使う特殊装備。
スレイヤーカード…殲術道具をしまうことが出来る身分証明書（灼滅者用）。
闇堕ち…灼滅者を含む人間がダークネスに肉体を支配されること。

キャラメイキングについて

基本的にはルーツとなるサイキックを決め、後はポテンシャルかサーヴァントなど、細かなプロフィールを作成するだけで完成する。能力を考慮しながら決めてもいいし、趣味に突っ走っても良いだろう。ただし、設定が設定だけに製作できるキャラの年齢は小学 1年生から高校2年生までである。また学年を重ねれば高校３年生以降も可能であり２０１４年４月より大学が併設されることになる。

種族

大まかに人間側とダークネス側、その他に分かれる。

人間側

ルーツ	説明
ダンピール	ヴァンパイアの感染に抗うことで覚醒した灼滅者。いわば、ヴァンパイアハンターDである。宿敵はヴァンパイア。
ストリートファイター	己の技をサイキックへと昇華した剛の者。恐らく、大半の格ゲーキャラがこれに目覚めてる可能性有り。宿敵はアンブレイカブル。
ファイアブラッド	己の血を燃えたぎる灼熱の炎に変えて戦う灼滅者。どっかの大佐とは違って、雨の日でも炎は出せる。宿敵はイフリート。
魔法使い	西洋の長い歴史の影で、連綿と受け継がれてきた魔法継承者。決して30年間、童貞や処女を守り続けたものたちではない。宿敵はソロモンの悪魔。
殺人鬼	『殺し』の超絶技巧を会得しながらも、殺人衝動に抗い戦う存在。クラスに大量の殺人鬼がいたなんてことはこの作品では良くあること。宿敵は六六六人衆。
シャドウハンター	人間の精神世界『ソウルボード』に潜む『シャドウ』を狩る灼滅者。精神と現実を行き交う能力を持っている。残念ながら二次元には行けない。宿敵はシャドウ。
神薙使い	自らに「カミ」を宿して清らかな風を操る灼滅者。こう聞くと巫女さんっぽいがこの灼滅者は体の一部を鬼に変化できる。宿敵は羅刹。
エクソシスト	退魔と浄化の光を操り、人に巣食う闇と邪悪を撃ち滅ぼす灼滅者。ホラーではお馴染みの職業だが、取り除くのは霊じゃなくてダークネスである。宿敵はノーライフキング。
サウンドソルジャー	類稀なる音楽の才能をサイキックの領域まで昇華させたアーティスト。漫画「ハーメルンのバイオリン弾き」を想像するとわかりやすいだろう。宿敵は淫魔。ジャイアンではない。
ご当地ヒーロー	人々の平和を守るため、ご当地のパワー（ガイアパワー）で戦う正義の味方。もしかしたら、ポワトリンやパンシャーヌもこの仲間に入るのかもしれない。宿敵はご当地怪人。
デモノイドヒューマン	「デモノイド寄生体」に寄生され、それの制御に成功した異形の灼滅者。初期には存在しておらずとある事件の結果、新ルーツとして追加された。「バルバルバルゥ！」と叫んだりする者や某殺し屋を想像すれば大体あっているはず。宿敵はデモノイド。
人造灼滅者	ポテンシャル専用。自らの体のほぼ全てをダークネスに明け渡すことで戦う力を手に入れた強化一般人。初期には存在しておらず「病院」が武蔵坂学園に参入したことで追加された。近い物だとフレイムヘイズあたりか。その成り立ちの都合、魂の改竄は出来ず新規作成時にのみ選択できる。
ナノナノ	愛を信じるピュアな心が具現化した、クリオネに似たサーヴァント。かわいい系だが、物騒な名前をつける灼滅者もいる。
霊犬	悪を許さぬ峻烈な心が具現化した、退魔神器を備えた犬のサーヴァント。正義のわんわんおであり、うぃんがるとかぱーくがるっぽい。
ビハインド	愛する人を失った悲しみのあまり、己のポテンシャルを代償に魂を修復し、サーヴァント化してしまった存在。存在自体がお察しください。
ライドキャリバー	疾走する鋼の魂が具現化した、一輪バイク型のサーヴァントです。一輪バイクということ以外は灼滅者によってバラバラなのも特徴。
エクスブレイン	特殊肉体者と一種で、サイキックアブソーバーから未来予知を得ることができる。生まれつき脳の一部に「全能計算域（エクスマトリックス）」と呼ばれる領域があり、未来余地によって得た情報を元に「敵の予知を無効化する手段」を予測できる。この人たちがいないと灼滅者、及び武蔵坂学園終了のお知らせ。なお、（今のところだが）ダークネスにその存在を知られていない。
ラグナロク	体内に膨大なサイキックエナジーを蓄積する人たち。破滅の運命にある危うい存在だが、『契約』を結べば救われ、力をもたらしてくれる。（方法は信頼する相手に、肉体のどこかにある刻印を触れさせる事）が、闇堕ちすると「ラグナロクダークネス」となり、文明終了のお知らせとなる。普段は自身が作り出した迷宮の奥深くに身を隠している。

ダークネス

種族	説明
ヴァンパイア	ダークネスの貴族とも称される種族。闇堕ちの際に元人格の血族や愛する者をも闇堕ちさせるという性質を持つ。その為、種族的には比較的増殖しやすいダークネスと言える。。主な組織は生徒がヴァンパイアな学園「朱雀門学園」
アンブレイカブル	最強の武を求める、狂える武人達のこと。早い話が豪鬼、もしくはリミッター解除されて野放し中のアズにゃん。なお、伸び白のある人はあえて見逃すことも。主な人物はプロレス団体を率いる女性「ケツァールマスク」
イフリート	全身に灼熱の炎を纏う獣達。召喚獣ではない。衝動に任せるまま、暴虐の限りを尽くすケダモノである。その性質のため、表立った彼らのみの組織は存在しないとされている。主な人物は武蔵坂学園に共闘を申し込んだイフリート「クロキバ」
六六六人衆	常に666人を保つ殺人集団で、殺人技術と地位向上のために殺戮を続ける。唯一、ダークネスの種族では団体名も兼ねた種族名だが、団結した記録は無い。それぞれ何らかの基準にのっとった番付を持つが、中には番外個体もいる。最近は灼滅者を闇堕ちさせるゲームがマイブームだという。主な組織はトップが一般人の「ＨＫＴ６６６」。ハリキッテ殺し隊の略らしい。
ソロモンの悪魔	魂に欲望を隠した人間達に働きかけ、闇の道へと誘うのを得意とする悪魔。人間社会を利用することから、ゴルゴムのような種族と言える。主な人物は「病院」と抗争をした「ハルファス」
シャドウ	４種のトランプいずれかを象徴とする「ソウルボード」と呼ばれる精神世界を拠点とした強烈なダークネス。だが、三次元化するには膨大なサイキックエナジーが必要なため、普段はソウルボードに引きこもらざるをえない毎日を過ごしている。主な人物は辛い現実から逃れられる幸福な悪夢を見せた「慈愛のコルネリウス」
羅刹	頭から黒曜石の角を生やした「鬼」の種族。日本鬼子もこの種族かもしれない。人間に似た外見ながら、残虐な性格の持ち主である。もしかして：既婚女性板主な人物は歌舞伎町に住む羅刹「外道丸」
ノーライフキング	本来の生物的な肉体から離れ、非肉化するほどに力を増す性質を持ち、幾多の儀式を経て己の肉体を白骨や水晶へ作り変えていくダークネス。アンデッドを眷属化する能力を有しており、ソロモンの悪魔配下のように一般社会に潜り込ませて裏から操るアンデッドもいる。主な人物は業（カルマ）を求め暗躍する「白の王　セイメイ」
淫魔	人間の快楽と淫欲を刺激し、堕落の道へと導く悪魔です。大半がアイドルやダンサー、歌手などの芸能関係やエロ関係の仕事を行っている。美女だけかと思いきやゴツいオネエなどのイロモノも存在する。主な人物は歌って踊ってエッチもできるスーパー淫魔アイドル「ラブリンスター」
ご当地怪人	ご当地パワーの暗黒面を操るダークネス。ご当地名物を悪用するヤツばかり。が、そんな側面ゆえにマスターらにネタにされまくるギャグ要因でもある。いざとなったら富士急ハイランドで全国ご当地怪人選手権で路銀とパワーを貯蓄するという、涙ぐましい努力を行っている。が、端から見たら単なるほのぼのご当地イベント。主な組織は北海道を拠点とする「ゲルマンシャーク」率いる「グリュック王国」と新潟を拠点とする「ロシアンタイガー」
デモノイド	ソロモンの悪魔によって作成された新たなダークネス。異形の怪物であり理性なんて物はない。最近は力を制御するデモノイドロードなる存在が確認されるなど徐々に成長している雰囲気がある。主なデモノイドロードは現在朱雀門学園の配下である。
眷属	ダークネスに従う、邪悪な存在。主にゾンビや洗脳した一般人などが該当する。

その他勢力

種族	名前
都市伝説	都市に広まる噂をサイキックエナジーがキャッチしてしまい、怪人化した生物。ホラーシナリオになることもあるが、サンバの衣装を着た産婆のババアなど、「ひょっとしてそれ、ギャグで言っているのか」としか思えない個体も存在する。むしろ、ご当地怪人並にネタキャラが多い個体でもある。
「病院」	武蔵坂学園とは別の灼滅者組織。正式名称は「人間改造病院」であり戦う力のない一般人を改造し「人造灼滅者」になることでダークネスと戦ってきた。ダークネスとの抗争で組織の８割強の人造灼滅者を失い壊滅。組織を解体して武蔵坂学園に加入した。

サイキックハーツRPG

F.E.A.R.によりゲームデザインされたサイキックハーツのテーブルトークRPG版。トミーウォーカーが監修を務め、遠藤卓司がメインゲームデザインを担当している。基本的にキャラメイクはROCなので、ダイスが無くても作成可能で、ゲーム進行もルルブに付属する判定表（もしくは公式 HPからダウンロードした判定アプリ）と10面ダイス2個、キャラクターシートと筆記具で可能である。勿論、判定表などはF.E.A.R.公式サイトからダウンロード可能。

サイキックハーツRPGリプレイ

著者兼GMは丹藤武敏が担当。第2巻ではPBWと連動する企画を実施し、実際にプレイヤーが選定した人物が本作にも登場している。
プレイヤーは上村大、鈴吹太郎、遠藤卓司、藤井忍の4名。
TRPGとしてはまだまともだが、GMのせいで（笑いすぎて）ゲーム中断したりするのがポイント。そして、藤井が好みのキャラでいじられる。

また同GMによる新作リプレイが作成され2013年 8月現在、無料でリプレイが公開されている。
こちらのプレイヤーは上村大、新井テル子、合鴨ひろゆき、鈴吹太郎の4名。鈴吹はPC続投であり、上村は新PCでの参戦。
シナリオのダイスの結果ではあるが特定 PC間では気まずい雰囲気が流れることになった。

なお上記で記したリプレイのPCは実際のサイキックハーツ上にもデータがあり確認が可能である。

サイキックハーツカードゲーム

ついにはトレーディングカードゲーム業界にも進出。ゲームデザインを鈴木銀一郎（代表作：モンスターメーカー）が担当し、カードゲームでありながらテーブルトークRPGよろしく、シナリオの自作も可能である。

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