曖昧さ回避
- 弐瓶勉の漫画作品「シドニアの騎士」の舞台となる宇宙船。
- 1.を原作とするアニメ作品におけるangelaの歌うOP主題歌の曲名。⇒記事
- 火星軌道と木星軌道の間の小惑星帯に位置する小惑星の名称。(579 Sidonia)
- 3.に由来する米海軍輸送艦の名称。(AKA-42 USS Sidonia)
- 1.が名前の由来の実況プレイヤー。主な実況はペーパーマン、鉄鬼など。
本記事では1.について記述する。
概要
播種船と呼ばれる太陽系を脱出した多数の恒星間移民船のうちの一隻。直線的なシルエットの船体後半部分に資源採集用の小惑星のような岩塊が纏わり付いている特徴的な形状をしている。
船体構造と船内
船殻は外部から内部にかけて氷層、岩石層、海水層等に保護され、内部の船体中心軸周りと船殻内側表面に居住区があり、兵器・生活物資の工場や研究・開発施設を備える。
船体後部に向かって垂直に1G程度の重力発生機関を搭載しており、ある程度の慣性も打ち消せるのだが、推進力は軽く1Gを越えるため加速・減速時や方向転換時には度々船内で死傷者が多発する(船内に重力警報が発令されるが大抵間に合っていない)。このため、船内の至る所に命綱のフックを取り付ける手すりが設置され、日頃から訓練や点検に余念が無い(フックを取り付けても命綱で胴体が切断されたり、身動きできない状態で落下物に潰される等日常茶飯事)。
居住区画の構造物・建造物の形状はBIOMEGAでの復物主の世界以前のものと類似している(どう見ても耐Gなどには向いていない)。
船内環境と生活物資
有機物の循環再生システムを搭載しているようで、操縦士や船員の遺体などもこれでリサイクルされているようである。しかし、個人の衣服や装備品、日用品は再生や生産が難しいのか補修や修繕を繰り返して使用しているようで、一般船員も戦闘員等も区別なく着衣に継ぎ接ぎが目立ち、搭乗服や気密服は親子何代にも渡って使い続けている。
艦長などの上級船員や衛人搭乗者等の儀礼用の装束や装飾品、式典の様子は日本古来のものに由来しているようであり、登場人物の名前、兵器類の名称、使用されている文字からもシドニアは何らかの形で日本に関連して建造された船であったのかもしれない。
兵装
衛人のような機動兵器の他にシドニア自体にも強力な固定兵装が各種搭載されている。いまだ登場していないものも存在すると思われる。ただし、シドニアは船体 の巨大さ故に機動力が低く、固定兵装も大掛かりなものであるため危機的な状況など以外では滅多に使用されない上、数少ない使用機会でもあまり効果を発揮し たことはない。強力なのは確かで切り札なのであろうが、いつも相手が悪いか状況が悪い。
シドニア人口の特徴
100年程前の事件で船員の99%が死亡したため、 現在の船員のほとんどはクローン技術、遺伝子操作・改造、延命・老化阻止技術等を用いて短期間で急速に人口を増加させたものである。事件後に誕生した者は 光合成能力を持っており食物の摂取は極めて少ない体質となっている。(事件以前からの生存者でも自らのクローン体に乗り換えて延命している者は光合成能力を持っている。)
また、人口増加計画と関係があるのか不明だがシドニアでは、男性・女性の他に中性という両性具有の性別の者の存在が普通となっている。船の意思決定と実権は事件後の生存者が中心となって構成された不死の船員会が握っている。
後に方針に関する対立の末に小林艦長が落合(オリジナルではなく記憶回収用のクローン体)を使って実力で排除し全権を掌握した。
関連動画
MMDユーザーモデル
関連項目
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