概要
2014年4月19日発売"THE DUELIST ADVENT"から登場。
過去にデュエルターミナルで登場したモンスターカードに似た人形のモンスター達。影の意味のシャドウと、人形の意味のドールを混ぜたネーミングと思われる。
関連したカードは全部で21種類。メインデッキのモンスターが8枚、融合モンスターが6枚、リンクモンスターが1枚、魔法・罠が6枚、それぞれ存在する。(ストラクチャーデッキ前)
メインデッキのシャドールは、セフィラを除きリバース効果と墓地に送られた場合の効果との二つの効果を持つ。それぞれの効果が単純にアドバンテージを得られる効果であり、さらに墓地に送られるのはデッキ・手札・場の何処からでもよく、自分のカードの効果でも構わない。
融合モンスター6枚も素材の指定が「シャドール」+「○属性」と緩く、効果も強力で条件問わず、墓地に落ちた場合も回収効果を持っている。なので「超融合」でHEROさながらの除去も仕掛けることができる。さらにシャドール専用の融合魔法「影依融合」は条件によっては自分のデッキのモンスターを素材にすることが可能。素材として使われ墓地に送られたシャドールは、墓地に送られた場合の効果を発動できる。
10期からはリンク召喚が追加され、リンク素材にすることでも容易に融合モンスターの墓地効果を起動することが出来る。特にEXモンスターゾーンに単体で立つ場合は《グラビティ・コントローラー》のリンク召喚で融合体のみ処理することが出来る。また、《おろかな重葬》で墓地に送っても効果が起動する。
欠点らしい部分は無いが、メインデッキのモンスター達は1ターンに1度しか効果を発動できないという所。続けて同名モンスターの効果は使えない点は気をつけなければならない。また、帝や妖仙獣など、特殊召喚を多用せずにアドバンテージを稼ぐカテゴリーも少々苦手。
歴史
当時基準ではアドバンテージを得る能力が高く、登場してすぐ環境トップデッキに君臨したため、ミドラーシュとネフィリムと堕ち影が制限カード化した。その後、ミドラーシュが解除になったもののメインアタッカーであるネフィリムが禁止となってしまった。そのため、ミドラーシュのメタ性能と他のテーマと組み合わせる構築が真価を発揮するようになった。
以前から、ライトロードの効果で落としても墓地の効果が発動可能なので、ネフィリムの融合素材として併用される事も多かった。また高速で墓地にモンスターが溜まるので光属性担当ついでに究極時械神セフィロンが切り札として採用される事もあった。なお2018年4月までネフィリムは禁止カードだったので、いずれも近年まで融合素材としての価値は失われていた。この時期の制限で代わりにミドラーシュが制限となっていた。
その後、全て制限解除されているものの、大会上位と戦えるほどのデッキパワーはなかった。
そして、ストラクチャーデッキ化のための投票で1位に輝き、新規カードが多く獲得することになり、ストラクチャーデッキに限らず、少しずつ新規カードが登場していく状態となる。ここから闇属性以外のシャドールが登場することになり、除外も戦術に組み込むカードも登場する。
環境も活躍できるデッキの幅が広がり、《影依の偽典》の登場で墓地除外融合を獲得した上で、EXデッキからモンスターを送ることの出来る《天底の使徒》の登場したことで大きく変化。《影依の偽典》を導入した「ドラグマ」デッキの登場のみならず、「ドラグマ」混合型の「シャドール」デッキが環境に登場した。
カード説明
以下、遊戯王カードwikiより。
2014年4月19日発売"THE DUELIST ADVENT"
シャドール・ファルコン/Shaddoll Falco
リバース・チューナー・効果モンスター/星2/闇属性/魔法使い族/攻 600/守1400
「シャドール・ファルコン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、 「シャドール・ファルコン」以外の自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。 このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚する。
星2チューナー。リバース時にシャドールを蘇生する効果と、効果で墓地に送られた場合の自己再生。
シャドールであれば融合モンスターでもいいため、それらが墓地に行った時のフォローとしても活躍できる。 チューナーではあるが、このデッキは融合召喚がメインなのでシンクロ召喚の機会はほとんどない。
シャドール・ヘッジホッグ/Shaddoll Hedgehog
リバース・効果モンスター/星3/闇属性/魔法使い族/攻 800/守 200
「シャドール・ヘッジホッグ」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。 デッキから「シャドール」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「シャドール・ヘッジホッグ」以外の「シャドール」モンスター1体を手札に加える。
リバース時にシャドール魔法・罠をサーチ、効果で墓地に送られた場合にシャドールモンスターをサーチ。
まずはこのカードを伏せて融合魔法を手札に握ることがこのデッキの起点になる。
シャドール・リザード/Shaddol Squamata
リバース・効果モンスター/星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000
「シャドール・リザード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、 フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
リバース時にモンスターを破壊、効果で墓地に送られた場合にシャドールを墓地へ。
この効果で墓地にシャドールが送られると、シャドールそれぞれの効果が発動できる。
このカードを経由して影依の原核を送ることで融合カードを容易に回収できるのが強み。
シャドール・ドラゴン/Shaddoll Dragon
リバース・効果モンスター/星4/闇属性/魔法使い族/攻1900/守 0
「シャドール・ドラゴン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、 相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、 フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
リバース時にカードを何でもバウンス、効果で墓地に送られた場合サイクロン効果。
下級1900打点、単体で完結した効果であるためシャドールでなくともライトロードや魔導では活躍の場がある。
シャドール・ビースト/Shaddoll Beast
リバース・効果モンスター/星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。 その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。
上級モンスター。リバース時に2ドロー1ディスカード、効果で墓地に送られた場合1ドロー。
このデッキではドローエンジンとして八面六臂の活躍をする。手札に来ても融合素材にすればそこまで困らない。
エルシャドール・ミドラーシュ/El Shaddoll Winda
融合・効果モンスター/星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
シャドールと闇属性の融合モンスター。素材はシャドール2体で良い、また融合素材として墓地に送られたシャドールも効果を発動できる。
破壊効果耐性、特殊召喚を互いに1ターン一度のみに制限、墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。
特殊召喚制限が環境的に強力で、しかも耐性持ちだったため、2014年10月で制限カードとなった。 自分の動きも制限されるため呼ぶタイミングは間違えないようにしたい。
2015年4月で2枚のカードの規制と引き換えに無制限カードに復帰した。
エルシャドール・ネフィリム/El Shaddoll Construct
融合・効果モンスター(元禁止カード)/星8/光属性/天使族/攻2800/守2500
「シャドール」モンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが特殊召喚されたモンスターと 戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。 そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
シャドールと光属性の融合モンスター。素材に光属性を指定しているためシャドール以外のモンスターを入れるか、超融合を使わなければならない。
召喚時にシャドールをデッキから墓地送り、特殊召喚モンスターとの戦闘はダメージ無しで破壊、墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。
シャドール随一の高打点アタッカー、特殊召喚モンスターへの制圧力の高さ、墓地へ送ることでのアドバンテージの獲得と三拍子揃った性能が評価されてか、ミドラーシュと共に2014年10月に制限カードになった。
そして2015年4月には禁止カードとなってしまい、シャドールは光属性に穴が開くこととなったが、2018年4月から復帰し、徐々に緩和され始めている。
影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから 「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、 自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。
シャドール専用融合カード。相手の場にエクストラデッキから召喚されたモンスターがいる場合、自分のデッキのモンスターを融合素材に出来る。
このデッキなら回収手段は豊富なので2枚くらいは採用したいカードである。
影牢(かげろう)の呪縛/Curse of the Shadow Prison
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 「シャドール」モンスターが効果で墓地へ送られる度に、 1体につき1つこのカードに魔石カウンターを置く。
(2):相手ターン中、相手フィールドのモンスターの攻撃力は、 このカードの魔石カウンターの数×100ダウンする。
(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 自分が「シャドール」融合モンスターを融合召喚する度に1度、 このカードの魔石カウンターを3つ取り除き、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を融合素材にできる。
シャドール専用フィールド魔法。シャドールが効果で墓地に送られるたびに魔石カウンターを置き、その数×100相手の攻撃力を相手ターン中ダウン。魔石カウンターを3つ取り除く事で相手のモンスターをシャドールを融合召喚するための素材に出来る。
魔石であり魔力カウンターではない。
堕ち影の蠢き/Sinister Shadow Games
通常罠
(1):デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
その後、自分フィールドの裏側守備表示の 「シャドール」モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にできる。
シャドール専用罠。デッキのシャドールを墓地に送り、場のシャドールを好きなだけ裏側から表側にする。
シャドールの墓地に送られた場合とリバース効果を発動できる。
シャドール専用とは言えおろかな埋葬+αの性能になるため、このカードも2014年10月で制限カードになったが、2015年10月に準制限に緩和し、2016年10月に無制限となった。
影依の原核(シャドールーツ)/Shaddoll Core
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター (魔法使い族・闇・星9・攻1450/守1950)となり、 モンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、 「シャドール」融合モンスターカードに記された属性の融合素材モンスターの代わりにできる。 このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、 「影依の原核」以外の自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える
モンスターとして扱う永続罠。シャドール融合素材になれ、効果で墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。
地味にレベル9の手軽なモンスターとして扱える点も見逃せない。他のデッキではシンクロ召喚やエクシーズ召喚の素材になったり、《聖占術姫タロットレイ》の儀式召喚を1枚でこなしたり等の召喚法サポートとして、一役買っている。
2014年7月19日発売"NEXT CHALLENGERS"
シャドール・ハウンド/Shaddoll Hound
リバース・効果モンスター/星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守 900
「シャドール・ハウンド」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、 自分の墓地の「シャドール」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、 フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。 この時、「シャドール」モンスター以外のリバースモンスターの効果は発動しない。
リバース時に墓地のシャドールを回収、墓地に送られた時にモンスター一体の表示を変更、リバース効果はシャドール以外不発。ファルコンで呼んだ裏守備のシャドールを即発動や、相手フィールドにセットされたモンスターを攻撃表示にして攻撃を通すなどできる。
そうでなくとも現在の環境では攻撃力・守備力共に高いモンスターは少ないので、守備表示にして攻撃すれば割と簡単に処理できたりする。
エルシャドール・エグリスタ/El Shaddoll Grysta
融合・効果モンスター/星7/炎属性/岩石族/攻2450/守1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・エグリスタ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。 その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
シャドールと炎属性の融合モンスター。
手札のシャドールをコストに相手の特殊召喚モンスターを無効にし破壊、墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。
ちなみにチェーンに乗らない特殊召喚しか無効にできない(魔法・罠・モンスターの効果で特殊召喚されると使えない)。大量展開ならミドラーシュを呼べば大抵は潰せるので、それに比べるとやや半端な感は拭えない。
ネフィリムが禁止になってしまっていたので、 打点としては、しばらくの間三番手になった。
エルシャドール・シェキナーガ/El Shaddoll Shekinaga
融合・効果モンスター/星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・シェキナーガ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
シャドールと地属性の融合モンスター。
手札のシャドールをコストに特殊召喚されたモンスターの効果発動を無効にし破壊、墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。
アノマリリスが出るまでは融合組で2番目の打点と出番は多かった気がする。 後地属性のモンスターは多いので、超融合の出番も多いだろう。
神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)/El Shaddoll Fusion
速攻魔法
「神の写し身との接触」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、 「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
シャドール専用の速攻魔法の融合。サクリファイス・エスケープや、バトルフェイズの追撃に起用できる。
特に相手が大量展開しようとした所に相手ターンでミドラーシュを呼べるため、特殊召喚潰しとしても機能する。
2015年4月の制限改訂でミドラーシュと入れ替えという形で制限カードとなった。シャドールではこのカードが墓地に落ちても回収そのものは容易であり、相手ターンにミドラーシュ+2枚分の墓地に行った効果でアドバンテージを取れるからだろう。 だが、2016年10月から緩和されはじめ、2017年1月から無制限となった。
2014年11月15日発売"THE SECRET OF EVOLUTION"
エルシャドール・ウェンディゴ/El Shaddoll Wendigo
融合・効果モンスター/星6/風属性/サイキック族/攻 200/守2800
「シャドール」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・ウェンディゴ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、そのモンスターは特殊召喚された相手モンスターとの戦闘では破壊されない。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。
シャドールと風属性の融合モンスター。モンスターに特殊召喚したモンスターとの戦闘破壊耐性付与、墓地に送られた場合に墓地のシャドール魔法・罠を回収。攻撃力200しかないのもあって、融合組ではかなり地味。
魂写しの同化(ネフェシャドール・フュージョン)/Nephe Shaddoll Fusion
装備魔法
「シャドール」モンスターにのみ装備可能。
「魂写しの同化」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):属性を1つ宣言してこのカードを発動できる。 装備モンスターは宣言した属性になる。
(2):自分メインフェイズにこの効果を発動できる。 このカードの装備モンスターを含む、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
シャドール専用装備魔法。属性を変更、また融合カードとしても扱える。
このカードを使えばシャドールモンスターだけでも各属性の融合モンスターを使えるようになる。影依の原核と役割が似ているが、このカード1枚で融合までこなせるのが強み。ただしサイクロンで割られたら不発になるので注意。
2015年2月14日発売"CROSSOVER SOULS"
エルシャドール・アノマリリス/El Shaddoll Anoyatyllis
融合・効果モンスター/星9/水属性/悪魔族/攻2700/守2000
「シャドール」モンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに魔法・罠の効果で手札・墓地からモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に送られた場合、自分の墓地に存在する「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
シャドールと水属性の融合モンスター。これで神属性以外の6属性全てが出揃った。
このカードの影響下では死者蘇生やリビングデッドの呼び声は発動する事すらできない。ただしモンスターの効果によるものは何も干渉しない。またデッキや除外ゾーンからの特殊召喚にも干渉しない。融合モンスター共通の魔法・罠回収能力も備えている。
水属性モンスターということで、影霊衣やリチュアに対する牽制の意味合いが大きいカードである。この2つのカテゴリはほぼ全て水属性であり、超融合を用意する事で相手のモンスターを除去できる。そして儀式召喚は手札からモンスターを出すため、このカードの規制に引っ掛かって相手は満足に展開できなくなる。墓地から出す事が出来る影霊衣も墓地からも禁じられるため、このカードを退かさなければ完封まであり得る。
イェシャドール-セフィラナーガ/Shaddoll Zefranaga
ペンデュラム・効果モンスター/星2/闇属性/魔法使い族/攻 900/守 100
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
「イェシャドール-セフィラナーガ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、自分または相手のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は自分のPゾーンに「セフィラ」カードが存在する場合に発動と処理ができる。
シャドール・セフィラのスケール1Pモンスター。
P召喚自体が、手札・デッキ融合のシャドールとかみ合っていない。能力もコンボ前提。しかしP召喚と融合を用いることが出来るデッキであるならばP召喚により繰り返しシャドール融合体の素材として使うことが出来る。
オルシャドール-セフィラルーツ/Shaddoll Zefracore
ペンデュラム・効果モンスター/星4/闇属性/岩石族/攻 450/守1950
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。
【モンスター効果】
「オルシャドール-セフィラルーツ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、「オルシャドール-セフィラルーツ」以外の自分のPゾーンの「セフィラ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。
シャドール・セフィラのスケール7Pモンスター。
シャドールデッキで運用できる能力ではない。セフィラナーガと同じくP召喚と融合を用いることが出来るならば繰り返し素材とすることが出来る。こちらのほうはレベルが4なのでP召喚もしやすくエクシーズにも使いやすいだろうか。
2017年11月25日発売"LINK VRAINS PACK"
シャドール・ネフィリム/Shaddoll Construct
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター/リンク2/光属性/天使族/攻1200
【リンクマーカー:左/右】
リバースモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「シャドール」カード1枚を選んで墓地へ送り、このカードを墓地から特殊召喚する。
「シャドール」に属するリンクモンスター。
このカードはリバースモンスター2体を素材に要求しているため、融合体は素材にできないことに注意。
リンクマーカーが横に向いていることからこのモンスターは(2)効果でメインモンスターゾーンに蘇生してリンクマーカーの拡張が狙うのが主な使い方だろう。
エクストラモンスターゾーンにいる場合、速やかに融合素材やリンク素材にして墓地に送るのが適切。
効果使って融合召喚する場合は適当なシャドールと組み合わせれば「ネフィリム」や「ミドラーシュ」が大体出せるため、融合召喚全くできないという状況自体は少ないだろう。
また、シャドールを含めたリバースモンスターを用いた混合構築も考えられる。
2019年12月7日発売”ストラクチャーデッキ-リバース・オブ・シャドール-”
聖なる影(カドシャドール) ケイウス/Qadshaddoll Keios
リバース・効果モンスター
星2/光属性/魔法使い族/攻 900/守 100
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
手札から「シャドール」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
手札から「シャドール」モンスター1体を墓地へ送る。
このターン中、以下の効果を適用する。
●自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は
この効果で墓地へ送ったモンスターの元々のレベル×100アップする。
光属性のシャドール。(1)効果はリバース効果で手札からの特殊召喚。(2)効果は効果で墓地に送られたら手札から更にシャドールを墓地に送ってパンプ。全体的に手札周りを扱うカードと言えるが、反面手札に手を触れる割にはリターンが薄い面もあり、どちらかと言うと効果を使う前段階をメインに使うカードと言えるかもしれない。
影霊の翼(リーシャドール) ウェンディ/Reeshaddoll Wendi
リバース・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「影霊の翼 ウェンディ」以外の「シャドール」モンスター1体を
表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「影霊の翼 ウェンディ」以外の「シャドール」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
風属性のシャドール。(1)のリバース効果でデッキからシャドールを展開出来、裏側にして次のリバース効果を用いた牽制・妨害しても良ければリンク素材として並べても良く、条件の整えやすさに対して扱いの幅は広い。(2)効果の墓地の送られた場合のデッキからの展開は裏側守備表示限定となっているため注意。
影依の巫女(ノェルシャドール) エリアル/Naelshaddoll Ariel
リバース・効果モンスター/星4/水属性/サイキック族/攻1000/守1800
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、
除外されている自分の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
水属性のシャドール。(1)はリバースした場合にシャドールを除外から帰還させる効果で、表側表示と裏側表示を選択できる。裏側表示ならリバース効果を使え、表側表示ならリンク召喚に繋げる手段になるか。
(2)効果はお互いの墓地を除外する効果。相手の墓地の厄介なカードを除外したり、この効果を使用した後に(1)効果を利用できるタイミングが見つかれば、除外したシャドールの帰還になる。
エルシャドール・アプカローネ/El Shaddoll Apkallone
融合・効果モンスター/星6/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000
属性が異なる「シャドール」モンスター×2
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果を無効にする。
(2):このカードは戦闘では破壊されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「シャドール」カード1枚を選んで手札に加える。
その後、手札を1枚選んで捨てる。
融合素材は属性が異なる「シャドール」が指定されているが、闇以外のシャドールが同時期に登場したため、それらを素材とするのがマスト。
(1)効果は永続無効の効果でスペルスピード1で、妨害よりかは攻めに使う効果。そして、低いステータスを補う戦闘破壊耐性を持つ。
墓地効果はサーチして手札1枚捨てる。「シャドール」モンスターは効果なら「捨てる」でも墓地効果が起動するため、アドは取りやすいが魔法・罠をサーチしたい場合もあるためそこは手札と相談。
影光の聖選士(レーシャドール・インカーネーション)/Resh Shaddoll Incarnation
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「シャドール」カード1枚を除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスター1体を選んで表側守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
墓地のシャドールを裏側か表側を選んで蘇生するか、場にいるシャドールの表示形式変更するかを選択する通常罠カード。やれることの範囲は広いが、いずれかに1つでターン1制限ついているので注意。
2020年4月18日発売"RISE OF THE DUELIST"
影依の偽典(シャドールーク)/Shaddoll Schism
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地から、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターと同じ属性を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できない。
墓地融合を行えるカードで、ついでに相手のモンスターを対象を取らずに墓地に送ることの出来る永続罠。
永続罠なため、スピードは遅くなるものの第二のテーマ専用フリーチェーン融合を行え、除外利用の価値を上げることの出来るカードにもなっている。また、対象耐性や破壊耐性を持つモンスターの処理を行うことが出来、永続罠であるがために枚数少なくても済む利点も存在する。
また、墓地除外融合のため、《天底の使徒》等でEXから《エルシャドール・アプカローネ》等を落とし、このカードを即座に手札に加えることで融合召喚の準備を整えることが出来る。
2020年12月5日発売"SELECTION 10"
聖なる影(ネフシャドール) ゲニウス
リバース・効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分フィールドの「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その効果モンスターはフィールドで発動する効果を発動できない。
地属性のシャドール。
(1)はリバースした場合に特定のモンスターにモンスター効果耐性を付与する効果。魔法・罠に無力なのと、状況が限定されるため、注意したいところ。
(2)は効果で墓地へ送られた場合に特定のモンスターの効果の発動を封じる効果。フリーチェーンにはならないものの、攻め手の一つにはなるが、融合素材としては《増殖するG》の存在が大きいため、デッキの内容と相談する必要があるか。
影依の炎核(ヘルシャドール) ヴォイド
リバース・効果モンスター
星9/炎属性/悪魔族/攻2900/守2900
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
属性がそのモンスターと同じ「シャドール」モンスター1体を
自分のEXデッキから墓地へ送り、対象のモンスターを除外する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターの元々の属性の種類の数だけ、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
(1)の効果は対象除外が可能なため、相手への圧力が大きく、《影霊の翼 ウェンディ》でリクルートする筆頭になる。ただし、この効果を最大限生かすにはEXデッキに入れる「シャドール」の属性を最低限対抗相手の持つ属性と揃える必要があるため、EXデッキはよく考えたい。
(2)効果は属性の種類分デッキの上からカードを墓地へ送る効果。ピンポイントでの墓地送りは出来ないため、安定はしにくく、融合素材としてはほぼ採用しているであろう《灰流うらら》の存在もある。混合構築を検討する場合に、【ティアラメンツ】と合わせると、墓地肥やしを加速できるので相性が良い。
レベル9のモンスターなため、《影依の原核》と同じような利点を持つ。また、デメリットのない炎属性モンスターとしては守備力が最も高く、全体的にステータスが高めの設定である。
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