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ジオラマとは、凄いものを作れば作るほど変態（名誉の称号）と言われてしまう困った模型ジャンルの一つである。
その実、鉄橋をひたすら眺めたり、錆びについて語りだしたり、枯葉の散り方について語りだしたりと、作っている人はやっぱり変態くさい。
しかしながら、それだけ語ることができる程観察し、考えながら作っていることの裏返しでもあり、他の模型ジャンルにはない醍醐味が詰まっていると言えるだろう。
概要
通常、模型は車であれロボットであれ単品で成り立つものである。そこに、実際に使われていたらどうなのか、史実を再現するとどうなのか、といった世界観の表現が加わったものと言える。
写真でたとえるなら、単品作品が証明写真なら、人に背景を加えた旅行写真がジオラマである。
なお、ジオラマは英語で「Diorama」と表記するため、読みの違いでダイオラマやディオラマと呼称されることがあるが、全て同じ意味である。
似た意味の言葉にヴィネットがある。プロの模型作家でも違いを明確に示すことができないので、大まかに違いを述べると
・ジオラマと呼ばれるものより小規模である
・模型に台を敷いたもの
・模型に地面を付けただけのもの
etc……
私見を述べるならば、別にどうでもいい。楽しんで作りましょう。
特徴
ジオラマにおける、他との明確な差はベース（背景）である。
史実であれ妄想であれ、
・場所
・気候
・植生
・（あるならば）建築物の特徴
等を掴んでおくことが望ましい。
砂漠一つとっても、岩砂漠であったり礫砂漠、砂砂漠と種類があったりするため、画像検索をしてイメージを膨らませていくとよい。
また、必然的にウェザリング（汚し塗装）が重要になってくることが多いため多少の技量が要求される。
ストラクチャー
かっこよく書いてるが構造物などの、ジオラマの構成パーツのことである。建物、植物といった比較的大型のものがそうである。
実は建物のキットが売られていたりするが、思い通りのものがない場合作るしかなくなる。
その作り方は人それぞれであり、素材だけでも
・厚紙
・スチレンボード
・石膏
・プラ版
・パテ
と何でもありである。結果として思い通りの形が出来上がればよいので手持ちの材料や強度と相談すべし。
また、ジオラマを作っている人のブログなどに様々な情報があるので、それを参考にすることをお勧めする。
難点
ジオラマは上記のように作るものや考えることが単純に倍以上になるため、ハードルが高いように思われている節がある。
実際に作ってみないと分からないが、プラ版を切って貼ることが出来る人ならば作れると断言しておく。
お手軽に作るならば、百均の額縁の内側に紙粘土を盛り付けて色を塗って終了である。
拾ってきた枝を挿すだけでも雰囲気が出る。
難しそうだからと敬遠せず、興味を持ったならばチャレンジすることを強く勧める。
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関連項目
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