ジョワドヴィーヴルとは、栗東・松田博資厩舎に所属していた元競走馬である。
馬名の由来はフランス語で「生きる喜び」で、命名者は姉・ブエナビスタに騎乗していたクリストフ・スミヨンである。
概要
父ディープインパクト、母ビワハイジ、母の父カーリアンという血統で、上にもある通りブエナビスタの妹である。そのためデビュー前から注目を浴び、2011年11月12日の新馬戦では1.3倍の人気に応え勝利。次走を1勝馬の身ながら阪神ジュベナイルフィリーズへと定める。
15分の6の抽選を突破して出走した阪神ジュベナイルフィリーズでは1勝馬ということもあり4番人気に落ち着いたが、レースでは中団から直線で後続を2馬身半引き離す圧勝。1勝馬の身での勝利はウオッカやトールポピー、姉ブエナビスタがいるが、2戦目での勝利は初であり、また鞍上の福永祐一は前年のレーヴディソールに次ぐ連覇となった。レースでの圧勝ぶりと血統から当然のごとく翌年の牝馬クラシックの中心と目されるようになった。
しかし3歳初戦のチューリップ賞では1.3倍の圧倒的1番人気に推されるもハナズゴールを捕らえきれず3着に敗れ、桜花賞では再び1番人気に推されるもジェンティルドンナの前に全く見せ場なく6着に敗れ、さらに悪いことにレース後骨折が判明し長期休養を余儀なくされるなど前年の期待からするとあまりにも無残な成績に終わった。
4歳になっての休養明け後は7着、6着と全く見せ場ない競馬に終わったものの、3戦目のヴィクトリアマイルでは久々に鋭い末脚を見せて4着に入り、天才少女復活の兆しを見せた。しかし5月29日、次走の鳴尾記念に向けての調教中に異常発生。診断は左下腿骨の開放骨折。予後不良と判断され安楽死処分となった。
早い時期から超良血と類まれな競争能力で将来を嘱望され、故障や不調からようやくの復活の兆しを見せた矢先の悲劇に関係者のショックは大きく、また繁殖としての期待も大きかっただけにあまりに惜しまれる死となった。
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