ストレイテナー(STRAIGHTENER)は、日本のロックバンドである。
EMIミュージック・ジャパン所属、略称は「テナー」。
概要
1998年にホリエアツシとナカヤマシンペイの2人で結成。彼らは長崎出身で、中学校の同級生だった。
当時の主なライブ活動の拠点は東京、特に下北沢。2000年6月にインディーズでシングル「戦士の屍のマーチ」をリリースした。
2002年にはART-SCHOOLとのスプリットツアーを行ったり、自主レーベルghost recordsを設立したりと活動の幅を少しずつ広げていき、同年、下北沢SHELTERで初めてのワンマンライブを行う。
以降、ライブとCDリリースを精力的に続け、2003年10月にメジャーデビュー。現在は4人編成となり、多くのファンからライブパフォーマンスに定評のあるバンドと支持されている。
メジャーデビューしたての頃は、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDENとの繋がりが特に深かった。
今でもこの3組の中のどれかの話をする時、頭の中に他の2バンドが思い浮かぶ人は多いのではなかろうか。
バンドとしての音楽シーンにおける立ち位置は、いわゆる「ロキノン系」。おそらくこの言葉が浸透し始めた当初から、テナーはこのカテゴリに分類されているものと思われる。
サウンドにはギター・ベース・ドラムの他にシンセサイザーやピアノも取り入れられ、雰囲気で言ったら全体的にキラキラしたロックといったところ。ストリングスは今まで導入無し。
歌詞は英語、日本語両方でシンプルな単語を多く使用し、時には物語の一部のようになる。曲中には「ユニコーン」「ガーゴイル」「猫」「鳥」「クラムボン」「ドードー」「羊」などなど伝説・架空の生き物や馴染みのある動物が多く登場する他、「トルネード」「ストーム」「稲妻」といった自然現象、星やら緑というワードもしばしば出てくる。
ジャケットの絵も含めて、世界観はどことなく西洋っぽい。
ちなみにこのバンド、イントネーションが地味にややこしい。
本人達が名乗るときは『ストレ↑イテナー』だが、『ストレイテ↑ナー』と言っている関係者もいる。略称の『テナー』も、アクセントをテに置くかナに置くか人によって様々(本人達はナに置いてる)。お好みで選んでいいと思う。
バンド名の意味は「真っ直ぐにする人」。真っ直ぐな人、ではない。心の歪みを音楽で真っ直ぐにしようという心意気を持って付けた名前らしいが、ある時インタビューで「今、真っ直ぐにしたいものは?」と訊かれた時に「自分たちの根性」と答えたことがある。
「オレ達ストレイテナーって言います、よろしくお願いします!!」
メンバー
各項冒頭【】内の呼称は、2009年に行われたライブツアー「Nexus Tour」のファイナル、日本武道館公演にて販売されたメンバーTシャツの背中部分に、それぞれデザインされた単語。
【SING A SONG】1978年7月8日生まれ。ストレイテナーの中心人物であり、楽曲の作詞及び作曲はほぼ彼が行っている(作曲に関しては、他メンバーが参加・担当しているものあり)。近年は積極的にMCをする・喋るようになったが、以前は(大山加入前3人で活動していた頃は特に)ライブ中寡黙な姿勢を貫いていた。本人のもともとの性格が自然に出ていただけだと思われるが、ナカヤマ・日向が派手なパフォーマンスをするのもあり、たまに「自分は地味なボーカルだ」と自虐することがあった。好きなアニメはカウボーイビバップ。
【BERSERKER】1978年5月9日生まれ。ホリエと共にストレイテナーを結成した人物で、当初はふたりで活動していた。ライブ中シャウトが聞こえたらほぼ間違いなく彼。非常に楽しそうにドラムを叩きながら観客をアジテイトしている。ライブ終盤に興奮のあまりドラムセットを飛び出し客席にダイブするのが通例であり恒例でもあったが、ツアー中観客がダイブをして怪我をするという事故が起きてからは自粛している。テナーに限らず、ライブでは無理なダイブ等で怪我をしたり、周りの人に迷惑をかけないように努めましょう。
【HEAVY GROOVE】1976年12月4日生まれ。「ひなっち」というあだ名で通っている。ストレイテナーがメジャーデビューする頃(「TRAVELING GARGOYLE」リリース時)より、「REGULAR PLAYER」(サポートメンバー)として参加。その後2004年に正式加入。愛称「町田のヤンキー」。2児の父。たくさんのバンドを掛け持ちするタフな人。
【GUITAR HERO】1978年5月11日生まれ。ストレイテナー4人目のメンバー。2008年に加入。初めて制作に携わった作品はシングル「Little Miss Weekend」。長年3人で活動してきたテナーだったが、大山がギタリストとして加入したことによりライブでのパフォーマンスの幅が大きく広がった(単純にギターが2本に増えただけでなく、ホリエがピアノを弾く場面が増えた等)。一部曲の作曲もしている。
ちなみに、メンバー全員モンハンシリーズのプレイヤー。オフショット等で時たま狩猟している姿が見られる。
アートワーク
CDジャケットやTシャツ等グッズのデザインは、主にDrのナカヤマが務める。CDのスタッフクレジットに、デザイン担当として「中山美六堂」(もしくはまんま任天堂ロゴで「Mirocdo」)の名前が見られるが、その正体はナカヤマ。近年は本名の「ナカヤマシンペイ」でクレジットされている。
日向は自らの愛称である「HINATCH」(ひなっち)をロゴにして、それをデザインしたTシャツやタオルなどを販売。
大山はナカヤマと同じく非常に絵が上手で、加入後に自らが描いた絵をデザインしたTシャツを販売したり、現在(2010年7月より)GIGSのコラム連載にて毎号読者のリクエストに応じて絵を披露している。
掛け持ち歴
相当音楽が好きなのだろう、メンバー個人での活動も盛んに行っている。主にバンド掛け持ち。
- ホリエ...ソロプロジェクト「ent」、FULLARMOR
- ナカヤマ...THE PREDATORS(現在は脱退)、another sunnyday
- 日向...Nothing's Carved In Stone、FULLARMOR、killing boy、ZAZEN BOYS(現在は脱退)
- 大山...another sunnyday
[備考]日向、大山のふたりは、以前ART-SCHOOLで共に活動していた経歴がある。現在はふたりとも脱退しているが、大山がストレイテナーに加入した際、元アートスクールのふたりが揃ってテナーに移動した形になったので、一時期ネタにされていた。冗談交じりで「テナースクール」と呼ばれていたとかいないとか。ちなみに、日向は現在アートスクールの木下と共にkilling boyというバンドで活動中。大山はアートスクールを脱退後からストレイテナーに加入するまでの間、まともにギターを触らずコンビニでバイトしていたらしい。
ディスコグラフィー
シングル
配信限定シングル |
アルバム
ベストアルバムミニアルバムセルフカバーアルバムアコースティックアルバム |
映像作品
- BLACK STAR LUSTER(2005年8月31日)
- EMOTION PICTURE SOUNDTRACK(2006年3月8日)
- Remember Our Drinking Songs -Hello Dear Deadman Tour 2006-(2006年9月27日)
- Linear Motor City(2007年9月12日)
- Emotion Picture Soundtrack 2(2009年2月11日)
- NEXUS TOUR FINAL(2009年8月5日)
- The Parade of Creatures(2010年10月27日)
- LONG WAY TO NOWHERE TOUR(2012年2月29日)
関連動画
YouTube(公式)
- ストレイテナー / From Noon Till Dawn ~ 2013.2.17 Live ...
- ストレイテナー / LIVE DVD「LONG WAY TO NOWHERE TOUR」ダイジェスト
- ストレイテナー / A LONG WAY TO NOWHERE @Zepp Sendai 20...
- ストレイテナー / LONG WAY TO NOWHERE TOUR
- ストレイテナー / MARCH -2011.5.3@品川ステラボール-
- ストレイテナー - A SONG RUNS THROUGH WORLD
- ストレイテナー - Little Miss Weekend
- ストレイテナー - シンクロ
- ストレイテナー - Lightning
- ストレイテナー - VANDALISM -Prototype-
- ストレイテナー - SIX DAY WONDER
- ストレイテナー - VANISH
- ストレイテナー - TRAIN
- ストレイテナー - 羊の群れは丘を登る
- ストレイテナー - CLONE
- ストレイテナー - Man-like Creatures
- ROCKSTEADY ~ 2013.2.17 Live at 日本武道館 '21st …
- From Noon Till Dawn (feat.Tabu Zombie & Kuni…
- ストレイテナー - DISCOGRAPHY -live at K…
- ストレイテナー - BIRTHDAY -LIVE Ver.-
- KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]LIVE Ver.
- ストレイテナー - TENDER -ACOUSTIC live at THE BOT…
- ストレイテナー - Man-like Creatures - live at JCB H…
関連商品
※ここに載っているものは一部です。
シングル
アルバム
DVD
関連生放送
関連タグ
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- STRAIGHTENER / ent ホリエアツシ BLOG - Ameba
- ストレイテナー - EMI Records Japan - EMIミュージック・ジャパン
- myspace
- ナタリー - ストレイテナーのプロフィール
- ORICON STYLE
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