ディーン・フジオカ(英:DEAN FUJIOKA、中・広:藤岡靛)とは、日本・台湾・香港の日本人俳優、モデル、映画監督、ミュージシャンである。T180、A型。
概要
経歴
1980年8月19日に福島県内で生まれる。本名は藤岡竜雄。4人兄妹の長男である。その後、千葉県鎌ケ谷市に移り住み、学生時代は野田佳彦元首相の母校である千葉県立船橋高校に進学。17歳でジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場。約1万2000人の中から見事ファイナリストに進出するも優勝者には選ばれなかった。ちなみに、妹が勝手に応募したと本人が明かしている。
卒業後は海外に目を向けて、アメリカシアトルに留学する。そのままアメリカで就職活動をしようとするが、9.11の影響でビザが降りず断念。しかし、諦めきれずにシアトルのコミュニティカレッジのIT専攻学科で学んだあと、バックパッカーをやって世界各地を飛び回っていた。
ちなみに、この留学の時にホームステイしていた家族の父親からあだ名で「ディーン」と呼ばれていた。このことがきっかけでのちの芸名となる。
2004年、香港のとあるクラブのステージに飛び入り参加。その時に披露したラップが現地のファッション誌編集者の目に止まり、スカウトされる。
ここから、芸能活動を本格的にスタートし、現地の広告、ファッション誌のモデルとなる。
2005年に俳優業をスタート。映画「八月の物語」(監督:ヤンヤン・マク)で初主演を果たす。この映画が国外の数々の映画祭に出品されたことにより、徐々に注目されるようになった。この時に台湾ドラマの第一人者である紫智屏にスカウトされ、「極道学園」で台湾ドラマデビューし、その後も「ホントの恋の見つけかた」に出演。のちに台北に活動拠点を移した。
台湾に活動を移したあとは、「夏天的尾巴(Summer's Tail)」(映画)、「笑うハナに恋きたる」(台湾ドラマ)、「セデック・バレ」(映画)などに出演し、アジア圏で一気に知名度が上がる。
そして、2012年に映画「ハーバー・クライシス」(監督:蔡岳勳)に出演。この映画は日本でも同年9月に公開されており、逆輸入という形で日本へ進出。また、この頃から日本の芸能事務所で現在の所属事務所であるアミューズと所属契約する。
2012年にインドネシア国籍で華僑の女性と結婚。そして、「I am Ichihashi 〜逮捕されるまで〜」で日本映画デビュー。それと同時に日本映画初主演、初監督を務めた。
2013年には音楽活動にも携わり、シングルCD「My Dimension」を発売。
その後は2014年にアメリカンドラマ「荒野のピンカートン探偵社」に出演。2015年にはフジテレビ系列ドラマ「探偵の探偵」で日本ドラマデビューを果たす。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を熱演し、日本でも注目され、のちに「五代ロス」という言葉を生み出す。
2016年にはTBS系列ドラマ「ダメな私に恋してください」で主演でドSキャラ上司の黒沢歩役を演じ、切れ味のあるドSっぷりと時折見せる優しい雰囲気に日本の世の女性達のハートを射止めた。このドラマでディーン・フジオカフィーバーが巻き起こり、ワイドショーなどに瞬く間に紹介され、トーク番組やバラエティ番組に出演した。またミュージシャンとしても3月30日にアルバムCD「Cycle」の発売。そして4月3日からFM COCOLOの新番組「SUNDAY MARK'E 765」にパーソナリティのDJマーキーとともにレギュラーコーナー出演が決定するなど、多方面に活躍を見せた1年となった。
2017年には実写版「鋼の錬金術師」にロイ・マスタング出演し話題に。2018年には俳優として「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」「坂道のアポロン」などの作品に出演、またミュージシャンとしては初の全国ツアーを開催した。
2019年には2ndアルバム「History in the Making」をリリース。アジアツアーを開催したりフェスに初出演したりした。2020年には全国ツアーの予定が組まれていたものの、コロナ禍の影響で残念ながら幻に。
2021年には「青天を衝け」で大河ドラマに初出演。6年ぶり2度目の五代友厚役で参加となった。6月には意外にも自身初となる写真集「Z-Ero」が発売される。9月からは前年のリベンジとなる全国ツアーも行われた。
特技
海外に長く滞在していたため、母国語の日本語の他に英語、中国語、広東語、バハサインドネシア語を話すマルチリンガル。趣味で中国武術、キックボクシング、チェスなどを嗜んでいる。
ディーンの由来
前述の通り、シアトルに留学していた頃にホームステイ先の家族の父親からあだ名で「ディーン」と呼ばれていた。これが芸名の由来であるが、もう一つの意味がある。
「ディーン」は広東語では「クレイジー」という意味となる。クレイジー・フジオカ。これに相当する漢字が「癲」(読み:てん)なのだが、この漢字は病名の「てんかん」(癲癇)の"てん"にあたる漢字のため、不適切であった。そこで代字として「靛」(読み:てん)の漢字が付けられた。ちなみに、こちらの意味は"濃い藍色"(インジゴブルー)という意味の中国語漢字である。
主な出演作品
映画
- 鋼の錬金術師シリーズ(ロイ・マスタング役、2017年〜)
- 空飛ぶタイヤ(沢田悠太役、2018年)
- 坂道のアポロン(桂木純一役、2018年)
- Pure Japanese(立石大輔役、2022年)
- バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(誉獅子雄役、2022年)
ドラマ
- あさが来た(五代友厚役、2015年)
- ダメな私に恋してください(黒沢歩役、2016年)
- 今からあなたを脅迫します(千川完二役、2017年)
- モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-(柴門暖/モンテ・クリスト・真海役、2018年)
- シャーロック アントールドストーリーズ(誉獅子雄役、2019年)
- 危険なビーナス(矢神勇磨役、2019年)
- 青天を衝け(五代友厚役、2021年)
- パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜(小比類巻祐一役、2022年)
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関連動画
関連商品
写真集・書籍
映画
ドラマ
シングル
アルバム
その他
関連コミュニティ
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関連項目
外部リンク
- DEAN FUJIOKA Official Site
- facebook(DEAN FUJIOKA)
- Twitter(@DEANFUJIOKA)
- Instagram(tfjok)
- YouTube(DEAN FUJIOKA Official Channel)
- 微博(Dean Fujioka)
- アミューズオフィシャルウェブサイト
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