ピラフ一味とは、漫画及びアニメ『ドラゴンボール』に登場する一味である。
概要
地球征服をするために、ドラゴンボールを求めて日々活動している一味。そのため同じくドラゴンボールを集める孫悟空と度々衝突するが、いつも負けている。
ギャグ漫画色が強い原作初期(アニメ無印)に多く登場したため、全体的にギャグテイストなキャラである。ポジション的にはアニメポケモンのロケット団に近い。
メンバー同士の仲はかなりよく、夜は3人でベッドを並べて寝ている。また、全員非常にうぶな性格であり、投げキッスをとてもいやらしいものだと思っていた。実際劇中でピラフが投げキッスを披露したとき、シュウとマイは顔を赤らめて恥ずかしそうに目を覆っていた。
3人はピラフ城と呼ばれる巨大な城に住んでおり、ピラフ一味の財力の高さが感じられる。(ただし、『超』ではかなり貧乏な生活をしている。)
戦力としては、1人乗りでかつ3機が合体することもできるピラフマシンを所持する。また、自前のドラゴンレーダーを開発したりピラフマシンなどのメカを多数作ったりしているあたり、技術力は相当あるようである。でも負ける
メンバー
詳しい内容は各メンバーの記事を参照。
劇中での活躍
原作
原作での初登場は其之十八「D.B.奪われる!!」。初期の頃は度々悟空たちの前に現れて邪魔をする。
途中、ドラゴンボールを集めて世界征服を叶えようとするが、ウーロンに邪魔をされ、一味の計画は失敗する。また、ピッコロ大魔王の封印を解いたのもこの一味である。ピラフ一味は世界の一部をおこぼれでもらおうとするが、ピッコロ大魔王に飛行船から追放されてしまう。原作ではここで出番は終了する。
ドラゴンボール(アニメ)
アニメでは第1話「ブルマと孫悟空」から登場する。ピッコロ大魔王編以降原作では出番が消滅するが、アニメではそれ以降も何度か登場する。相変わらず悟空を追っかけ続けるも、全て負けている。
ドラゴンボールZ
映画『ドラゴンボールZ 神と神』ではなんとドラゴンボールの力で子供の姿に若返って登場する。劇中で登場する前にドラゴンボールを全て手に入れたが「老けた姿で世界征服してもすぐ死んでしまう」と、若返る願いを選んだようである。 なおこの出来事により、老人になっていた『GT』と話がつながらなくなっている。
映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』でも冒頭に登場する。ドラゴンボールを見事6つまで集めるも、フリーザ軍の残党に利用されてフリーザの復活に協力するはめになってしまう。
ドラゴンボール超
『神と神』と同じく子供の姿で登場。「破壊神ビルス編」ではドラゴンボールを探し求めてビンゴ大会の会場にたどり着く。かなりひもじい生活を送っているようで、「3日間草しか食べていない」と愚痴を漏らしていた。
その後「フリーザ復活編」の冒頭で『復活のF』同様に登場した以降はしばらく出演はなかったが、「“未来”トランクス編」では再びメインで登場。現在はカプセルコーポレーションに居候の身になっている。また、マイはトランクスがいた時代で、トランクスのパートナーになっていることが判明した(『神と神』での2人の描写・設定が拾われたともいえる。)。
ドラゴンボールGT
第1話でよぼよぼに老けて登場する。年老いてなお世界征服を目指してドラゴンボールを求めて活動していたが、ドラゴンボールを前にしてピラフがミスをして、悟空が少年に戻ってしまう。
ゲーム
ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』(Wii版のみ)では操作キャラクターとしてピラフ機とピラフマシン(合体)が登場する。メカではあるが、ピラフ一味を操作することができる唯一のゲームである。
余談
『神と神』以降のレギュラー化だが、これは尺の調整で脚本家がオリジナルキャラクターを提案したところ、鳥山明がピラフ一味に変更したという経緯があり、ほとんど偶然選ばれたようなものである。その流れでマイがヒロインみたいになるのだから何が起こるかわからない。
ピッコロ大魔王に落とされても生きていた程度にギャグマンガのキャラクターではあるが、さすがにブウ編で全員死亡していると思われる(断言はできないが)。しかし『神と神』でも『GT』でも生きており、たぶん極悪人と判定されず生き返ったのだろう。
関連動画
関連静画
関連項目
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