マーライオンとは、シンガポールにある上半身がライオン、下半身は魚の姿をした像である。
概要
マーライオン公園に設置されている、口から水を吐いているものが特に有名だが、世界三大がっかり観光地の1つという不名誉な称号も得ている。
その高さは8.6メートル。路線バスとだいたい同じかそれより少し小さいサイズ感。3階建ての建物と同程度の高さであり、真後ろに高層ビルが立ち並んでいるのもあって余計に小さく見えてしまいがちである。
この像は1972年に作られたものだが、当時は現在の位置よりも内陸寄りの位置に存在していた。とても口元が汚い。これを正面から見るためにボートに乗らなければならず手軽さに欠けるため、観光客の記念撮影用に高さ2メートルの小さなマーライオンが作られている。
1997年にエスプラネード橋が作られ景観が悪化、1998年にはポンプが故障し口から水が出なくなったため2002年に先述の小さなマーライオン共々移設され現在に至る。なお、現在の場所ではマーライオンを正面から見ることができる桟橋が作られたため小さなマーライオンの存在意義は薄い。
上記のものが最も有名だが、政府観光局が認めているものだけでもマーライオンは複数存在している。
その中でも最も有名だったのがセントーサ島のマーライオンタワー。37メートルもの高さを誇り、内部に入ることができ、マーライオンの歴史について学べるビデオの上映会が行われるなど観光客が求める要素をほとんど兼ね備えていたが、こちらはセントーサ島の再開発に伴い2019年に解体が決定した。
余談
ニコニコ動画およびニコニコ静画で「マーライオン」タグの一覧を眺めると、マーライオン像よりも液体を口からリバースしている人が多くヒットする。
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関連項目
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