ランサーズとは、
1、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するデュエル戦士のチームである。当記事で解説。
2、日本に実在するクラウドソーシング事業を掲げる企業。ランサーズ(企業)で解説
概要
正式名称は「Lance Defense Soldiers」。赤馬零児が異次元勢力に対抗すべく組織した、「我々の世界を守る槍」と称するチーム。ちなみに、正式名称を頭文字で略すと「LDS」となる。零児は、LDSをランサーズ候補生を教育する場にするとしている。
舞網チャンピオンシップの真の目的は、ランサーズにふさわしい人員を見つけることだった。セレナ絡みの動向で融合次元(アカデミア)から刺客が来るのを察した零児は、ジュニアユース3回戦をトーナメント方式からバトルロイヤルに変更。そのデュエルに紛れてアカデミアの刺客・オベリスクフォースを迎撃しようと考え、その戦いを制した顔ぶれが主な構成員となっている。ちなみに、ユースクラスからも候補生を選抜していたが、こちらは桜樹ユウを除いてオベリスクフォースに敗れており、ユウも恐れをなして逃げ出している。
メンバー全員のデュエルディスクに、エクシーズ次元のデュエリスト(おそらくユート)のディスクを参考に作った次元移動装置と、アクションフィールドの発動機能が備わっている。次元移動装置は、次元の座標軸を記録したカードをディスクで読み込んで発動する事でその次元へ飛ぶという仕組みになっている。アクションフィールドの発動機能は、零児が「我々の最大の武器」として挙げたアクションカードを使うアクションデュエルを行うために搭載した機能である。
また、最大の武器としてペンデュラム召喚も名前が挙がっている。これについては、発足前からLDSではペンデュラムカードを開発しており、デニス・マックフィールドや権現坂昇のデッキを見る限り、各々のデッキに合わせたペンデュラムモンスターをあらかじめ配布していたと考えられる。
現在のメンバーの強さは生存競争が過酷なシンクロ次元の強敵デュエリストと互角以上に渡り合っただけあって
アカデミアの一般デュエリスト程度なら相手にならないほど強くなっているが、活躍したのがスタンダードとシンクロ次元だったので、上記の二つの次元では名は知られたが、融合次元にはデニスのようなスパイ以外にほとんど知られて無いと思われる。
構成員
- 榊遊矢
- 本作主人公。エンタメデュエリスト・榊遊勝の息子にして、ペンデュラム召喚の開祖であり、零児からも一目置かれている。当初は「戦争のためのデュエル」やランサーズの選抜方法に異を唱えランサーズに反発していたが、行方不明となった柊柚子を救出するため、母・榊洋子の叱咤激励を受けて「みんなを笑顔にする」ため、ランサーズに入る決意をする。
- 赤馬零児
- レオ・コーポレーション2代目社長にして、15歳でプロデュエリストとなるほどの実力者。父・赤馬零王の野望を阻止すべく画策しており、その一環としてランサーズを結成する。
そのアカデミアや零王への怒りは本物だが、やや強引な手腕は遊矢や黒咲の反感を招いている。
- セレナ
- アカデミアのデュエリスト。スタンダードにいるエクシーズ次元の残党を殲滅するためにやってきたのだが、紆余曲折を経てアカデミアの非道な実態を知り離反。そのきっかけをくれた柚子に恩義を感じており、彼女をアカデミアから守り通すべくランサーズに参加した。槍サーの姫
デュエル自体は強いが、世間知らずでぽんこつな面が見られる。
- 権現坂昇
- 遊矢の親友にしてよき理解者。「不動のデュエル」を信条とする「権現坂道場」の跡取息子。シンクロ召喚を操り、ジュニアユースでは優勝候補に数えられているほどの実力者。
シンクロ次元においても、その男気で困っている人々を助けている。
- 黒咲隼
- 不審者。赤馬零王の指示を受けた融合次元から甚大な被害を受けたエクシーズ次元のデュエリスト。赤馬零王との交渉のために零児を狙っていたが、現在は零児との取引で零児の指揮下に入っている。
しかし、ランサーズ発足にあたりデュエルディスクを預けた際、人間のカード化技術に何らかの制限を加えられており、零児に対して不満を募らせている。
- 沢渡シンゴ
- エンタメデュエリストとして遊矢をライバル視するLDSの生徒。大会自体は1回戦で遊矢に敗れているが、零児が「敗者復活戦」と称してオベリスクフォースとの戦いに投じ、ランサーズのメンバーとなる。
底抜けの能天気さが良くも悪くも目立つが、デュエルにおいては非常にムラが激しく、シティのセキュリティに瞬殺されたり、フレンドシップカップ1回戦ではオベリスクフォースをあしらう実力を持つデュエリスト「ユーゴ」と見事な接戦を繰り広げた。
- デニス・マックフィールド
- 榊遊勝に憧れている、LDSブロードウェイ校からの留学生。遊矢達との関係は良好だが、その一方でアカデミアのデュエリストと内通する等不審な動きも見せている。ランサーズ大丈夫か
最終的に黒咲隼によって、敵対するアカデミアの人間であることを暴露され、その後は融合次元に合流。実質的にランサーズから抹消された。
- 赤馬零羅
- 零児の弟。ジュニアクラスで優勝するほどの実力を持つが、気が弱く、自分で考えて行動するのが苦手らしい。時折、母・日美香に怯えるような描写がある。
零児は零羅の自我の発達を目的のひとつとして彼をランサーズに迎えており、彼の願いはジャック・アトラスとの出会いを以て叶えられることになる。
- 月影
- 零児がセレナの護衛として雇った、風魔忍者のデュエリスト。1回戦で方中ミエルを1ターンキルで破るほどの実力者。兄の日影も共に戦っていたが、敗れてカード化されている。
そのデュエル外の能力の高さから斥候や零羅の救出など多くの任務をこなし、またやや強引な零児のやりかたにより抱えていた遊矢の疑念を己の立場からの言葉で晴らすなど、ランサーズで一番働いている感が強い。
このまったく統一感のないメンバー構成に驚愕した視聴者も多い。
本編での活躍
各人の実力は折り紙つきではあるものの、これだけでは勝算はないと零児は踏んでいた。そこで、次元間の争いの影響がほとんどないシンクロ次元へ飛び、親交を深めて最終的に同盟を結ぶという策に出る。だが、シンクロ次元に着いてみるといくつかのグループに分かれており、それぞれが行動を起こすことになる。紆余曲折を経てなんとか全員合流し、シンクロ次元を侵略する意思がないこととその実力をシンクロ次元上層部に証明するために、フレンドシップカップに挑む。
しかし、その大会の最中デニス・マックフィールドの正体が発覚。デニスはやむなく離反しアカデミアに合流。残るメンバーは8名となった。
シリアスな成り立ちのチームであり、メンバーにも重い設定がそこそこあるが、EDでは探偵ルックを披露したり、ビリヤードに興じたり、ライディングデュエルの準備をしていたり、バンドを組んだぜ!だったり、インディ・ジョーンズ的な探検をしてみたり、宇宙遊泳をしたりと隙がない遊びっぷりを披露しており今後の彼らの活躍は期待・不安の未来そのものである。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 5
- 0pt