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「てめぇら、この野郎!!」
中田久美とは、元バレーボールの女子日本代表選手であり、現全日本女子監督(2016年10月～)である。
タレント・キャスターとしても活動していた。 身長176cm
概要
選手として
バレーを始めたのは中学からと、現在活躍している選手たちの経歴と比較すると遅め。母親の助言から始めた。
しかしながら、その秘めた才能はどんどん開花していきバレーを初めて僅か2年、15歳(中3)で全日本代表に選出される。
中学卒業後は、通信制の高校に通いながら女子バレーの名門・日立でプレーを始める。
当時の全日本監督であった山田重雄は、中田の素質を見抜きブロック中心のセンタープレーヤーからセッターに転向させる。
すると、わずか1年でライバルの多い日立でスタメンを獲得し、同年には失セット0で全勝という快挙を成し遂げる。
そして1984年のロサンゼルス五輪では日本代表に選出され出場。銅メダルを獲得した。
その後も1988のソウル、1992のバルセロナと3大会連続で五輪出場を果たしているがメダルは取れなかった。当時見ていた人はバルセロナオリンピックで4位となって負けた後に中田が悔しさで号泣しながらコートから出ていった姿を覚えているのではないだろうか。
そしてバルセロナ後に彼女は引退をした。
しかし1995年に現役復活を宣言するが、1996年には再び「選手として」は引退する。
引退後
バレー教室の開催、スポーツキャスターとして中継やバレーの解説、タレントとしてバラエティに出演などをしているが、基本的にはコーチ指導などに力をいれていたようであり、イタリアにコーチ留学していたりする。
そして2012年にはバレーの強豪・久光スプリングスの監督となっている。
そこで日々研鑽を重ねていたコーチ能力を発揮し全日本女子大会5冠などを成し遂げていたりする。
さらに2016年のリオ直後、全日本女子監督の眞鍋政義退任により監督が中田久美になった。
バレー日本代表の監督で、女性では生沼スミエ以来2人目という快挙である。
鬼の中田
「中田久美はマジで怖い」とバレープレーヤーは男子女子、後輩先輩問わずテレビで言っている。(川合俊一、吉原知子、大林素子など)
その怖さを少しだけ紹介しよう。
すぽると事件
2004年夏初旬、アテネ五輪の出場権を獲得した全日本女子メンバーはフジテレビの「すぽると！」に出演することになった。中田も一緒に。
ここで問題だったのが、この女子メンバーが完全に打ち上げで酔ってハイテンション状態だったことである。したがって生放送にもかかわらず、放送開始直後から放送事故レベルの盛り上がり方をしている。
この盛り上がりのせいで司会の渡辺和洋の声がほとんど聞こえなくなっている。この時点で中田はもうブチギレ状態である。実際中田は当時のキャプテンであった吉原知子には放送前から「ちゃんとやろうな」と真顔で言っていたらしい。(吉原談)
そして大会のロシア戦を振り返るためにＶＴＲに入った瞬間…
「てめえら、この野郎！」
ああ、なんということだろうか、あんなに楽しそうだった全日本女子メンバーがお通夜状態である。
この事件はその後ジャンクスポーツやネプリーグ、HEY!HEY!HEY!等でもいじられることになる。
ちなみに中田はマイクがOFFになったと思ってこの怒号を発していたためこんなに大音量でお茶の間に入ってしまった。
マイクが入っていたことに気づいた中田は「あぁ…もう2度とフジには呼ばれなくなったな…」と思ったらしいが、その後バレー協会などから「指導ありがとうございます」と感謝の言葉が届いたという。
なおその時には、画面上にはいないが、裏に当時の監督の柳本晶一等のバレー界の幹部がたくさんいたという。
ボールペン騒動
中田は監督になる前は、よく全日本女子の試合の解説者として出演していた。
その時には試合を記録するためにボールペンを握っているのだが、試合がふるわなかったりミスが目立ったりするとそのボールペンを無意識に握力で粉砕してしまうという。
それを見た実況アナウンサーがマジで怖がっていた(ジャンクスポーツにてフジのアナ竹下陽平談)
その他
・コーチ時代、選手が選手に「考えながらやってるか？」と聞いて何も言わなかったため「何か考えながらやらないからできねえんだよ」と言ったら、「でも…」と選手が反論しようとしてきた。すると中田は「でも、じゃねえんだよ!」とキレた。
・同じ時代に選手にいた大林に対して、「てめえ!ブロック抜かれてんじゃねえよ!」とキレた。
・大林は中田のことを「スケバン」と揶揄していた。
・セミヌードを出している。
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関連項目
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