人工知能単語

1076件
ジンコウチノウ
3.0千文字の記事
  • 15
  • 0pt
掲示板へ

人工知能Artificial Intelligence、AIとは、コンピュータ人間いは生物)と同様の知をもたせようとする計画、いはそのための基礎技術である。

概要

現在では記号処理を用いて知(のようなもの)を記述することを体とする情報処理や研究方法も人工知能に含まれている。また、いわゆるマイコン家電の制御や、ビデオゲームにおけるコンピュータの思考ルーチンも人工知能に含まれることがある。

まあ要するに「コンピュータに知っぽいものを持たせればなんでも人工知能」みたいな状態である。

人間較すれば計算暗記に優れており、プログラム改造次第で半ば無限大に機が追加できる可性も秘めている。ただし人間のような曖昧な判断やプログラムにない例外には弱い、不正アクセス乗っ取り等のセキュリティ問題、電気や燃料といった自然界では容易に入手できないエネルギー・部品、いざという時には専用の知識が必要といった欠点はある(今後、科学技術の進歩によってはこの限りではない)。

歴史

「人工知能」という言葉が誕生したのは、1956年といわれている。当時ダートマス大学にいたジョン・マッカーシーが開催したある研究発表会の提案書において「人工知能」という言葉が初めて使われた。その10年前には世界で初めての電子式コンピュータ「エニアック」が完成しており、研究者の間には、「コンピュータ人間の知を表現できるに違いない」という過大な評価があった。しかし当時のコンピュータはあまりにも不足で、盛り上がった人工知能研究1970年代に入って停滞する。

1980年代の「第2次人工知能ブーム」では、日本が「第五世代コンピューター計画」という国家プロジェクトを進めてブーム導した。当時作ろうとしたのは「ルール人工知能」、あるいはエキスパートシステムと呼ばれるものだが、結果は期待はずれに終わり、海外でも同様の試みがあったが、すべて失敗してしまった。

21世紀に入って、ニューラルネットワークベースにした「ディープラーニング」、さらに「生成AI」が出現し、人工知能は新たなブームに入っている。

生成AI(Generative AI)

2017年に提唱された「トランスフォーマー」という新しいニューラルネットワークモデルに基づいたディープラーニングAIで、それまでのディープラーニングAIべて劇的な性向上を遂げ、テキストや画像といったコンテンツを直接生成するようになった。

2021年には文章/物語作成のシステムAIのべりすと等)、2022年からは画像生成システムが登場、絵や小説の才がなくとも示するだけで一定以上のクオリティを持つ作品を作り上げてしまうようになった。この生成AIが出現したことで、著作物の権利問題やクリエイター創作活動が脅かされるなど、良くも悪くも様々な意味で転換点となっている。

生成AIには既に大手企業も参入しており、マイクロソフトOpenAIの「GPT」を採用、アドビの「Firefly」、AWSの「Amazon Q」、Metaの「Llama 2」、Googleの「Bard」など、様々な生成AI開発されている。

創作物における人工知能

SF作品などにいては人工知能はロボット宇宙超能力などと並ぶ形の一つである。
巨大な宇宙メインコンピュータに搭載されたり、ロボットや歩行戦車に搭載されて自行動したり、いは主人公サポートしたりと様々なところで活躍する。

作品次第では、たまに暴走して人類に牙をむいたり、いは敵の大ボスになったりするのもお手の物。
キャラボスキャラ)として登場した際はあらゆる面で効率化された思考や行動によって人間が追いつけない領域に達していたりする反面で、人間主人公が非合理的な人間性(自身を犠牲にする、等)を見せると『理解不能と言い出し混乱し始める(そして、それが元で突破口を開かれる)のも定番のパターンだろう。

またいは、人間らしい思考を持ったロボットアンドロイド)が人間の『感情』に覚めていく、というのもフィクションSFでよく見られる題材となっている。「人間と人工知能との間には成立するのか?」「ロボット人間の『笑い』を理解できるのか?」など、人間に近づきたいと願う人工知能たちが人間の感情を人間と共に理解していく、という作品も見られ、視聴者読者)に対して未知の可性を想像させてくれる。またコメディギャグ作品では表情や動きも含めやたらと人間臭い。
 
もちろん、人間に限りなく近い事が「完璧な人工知能」かというとそうでもなく・・・

 

アトム全ではないぜ。なぜなら、悪い心を持たないからな。

手塚治虫 「鉄腕アトム」より

人工知能(及び人工知能が搭載されたデバイス)が登場する作品

この他にもあれば随時追加をお願い致します。

関連動画



創作物に登場する人工知能達。



ラブプラス」は人工知能と対話することを楽しむゲームと見ることもできる。

関連リンク

関連項目

関連記事

子記事

兄弟記事

  • なし

【スポンサーリンク】

  • 15
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

ずんだもん (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供:
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

人工知能

1828 ななしのよっしん
2024/04/16(火) 19:32:24 ID: MtTuBB/Zbi
第二弾

文化庁の「AI著作権に関する考え方」、個人からのパブコメ新たに開 今回も1000ページ
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2404/16/news178.htmlexit

文化庁4月16日までに、生成AI著作権に関する考え方をまとめた資料「AI著作権に関する考え方(素案)」を巡って募ったパブリックコメントの結果を一部開した。パブリックコメント1月末から2月半ばにかけて募ったもので、同庁は個人からの意見について、順次全文を表する方針。3月にも個人からの意見を一部開しており、今回で2度開となる。
👍
高評価
5
👎
低評価
0
1829 ななしのよっしん
2024/04/16(火) 20:31:32 ID: HNrA8eoHNA
文化庁に送られたパブコメ第二弾読んでると頭痛くなってくるわ・・・
Twitterニコ百レスバ感覚で公文書送ってるわ反AIの連中

えろペンで「なんでこんな勉強もまともにやらないで、漫画ばっかり描いて大人になったバカの面倒みなきゃいけないんだ!?
ってセリフ編集者が言ってたけどこういうことだったんだなって実感してるわ・・・
👍
高評価
4
👎
低評価
2
1830 ななしのよっしん
2024/04/16(火) 22:58:13 ID: MtTuBB/Zbi
ウルトラマンに賠償命 中国で生成AI著作権
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF160HH0W4A410C2000000/exit

ウルトラマンに酷似した画像を作る生成AI人工知能サービスを行った事業者に対し、中国裁判所著作権認定し、損賠償などを命じる判決を出した。円谷プロダクション東京)などへの取材で15日分かった。生成AIによる著作権を懸念するもある中、関心を集めそうだ。
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1831 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 09:59:07 ID: 6ssQywmbv9
反AIとかいうレッテル貼りのためだけに自分たちで作り出した言葉を巣の外に持ち出す民度
👍
高評価
2
👎
低評価
6
1832 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 12:46:28 ID: LngqXLrNEY
所詮欲の器でしかない人間より、心を持たないロボットの方がだろうけど、ロボット人間が造ったモノだから過信できないよなあ…
👍
高評価
3
👎
低評価
0
1833 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 19:09:05 ID: sUPTl+AKrm
>>1831
海外ではAnti-AIとか掲げてたんだししゃーないな
👍
高評価
3
👎
低評価
1
1834 ななしのよっしん
2024/04/19(金) 13:05:16 ID: hPiYnDCDVB
生成AIは採算面でアウトやろ
👍
高評価
0
👎
低評価
1
1835 ななしのよっしん
2024/04/19(金) 20:04:58 ID: JYglNRfG8M
下手な企業ゲームより面い物が出てきたな…もうゲームクリエイターの存在価値はくなりそうだ
これからはAIゲームを作る時代よ。人のオツムなんて不要だ

https://x.com/denfaminicogame/status/1780868608908026037exit
👍
高評価
0
👎
低評価
3
1836 ななしのよっしん
2024/04/21(日) 15:35:59 ID: +aYLitiZ5+
AIの登場で荒らしの規模と複雑性が跳ね上がってしまった。
ラットフォームが攻撃受けすぎてどんどん荒れていく。
👍
高評価
1
👎
低評価
2
1837 ななしのよっしん
2024/04/22(月) 16:07:00 ID: wWhzV/Wgj/
>>lv344587839exit_nicolive

その2(17時から):
AIメタバースなどの新時代ツールを使ったコンテンツ分野ではピカいちの弁護士である関真也先生にご登場いただき、最新テクノロジーにおける著作創作活動についての様々な問題点や事例を紹介いただきます。
👍
高評価
1
👎
低評価
0