夜那月ルシアとはアニメ「シャドウバース」の登場人物である。担当声優は榎木淳弥(幼少期は前川涼子)。
概要
黒い学ランと白い髪の少年。第1話から登場したが、出番は冒頭の全国大会とラストだけで実質的には第2話からの登場といえる。ヒイロとは違う学校「オブシディアン学院」に通っている。
初登場時はタクマと対戦したヒイロが訪れた夜の公園のジャングルジムの最上段で月を眺めていた。ヒイロにタクマのスマホ狩りで得たミモリのスマートフォンを返し、ヒイロとの対戦に応じた。その後の対戦で初心者ながら期待を超える戦いぶりを見せたヒイロには関心があるようである。ヒイロも勝ったものの実質負けていた試合からいつか実力で勝つことを誓っていることもあり、主人公のヒイロにとってのライバルと言える存在となっている。
周囲ではルシアについては「ルシアに負けた人は全員シャドバをやめてしまう」と噂されており、本人もそのことは知っているようで、ヒイロとの対戦前にも「僕に負けた人、みんなシャドバ辞めちゃうよ」と語っていた。しかしその後もルシアに負けたプレイヤーがシャドウバースをしているなど全員が辞めてるわけではないようである。セイヤからは対戦後「シャドバは辞めないけどね」とこのことをネタにした発言をしていた。
ルシアのシャドバの強さの秘密を調べるためのカイの調査で、ルシアは勉強もスポーツも優秀ということが明らかになった。しかし、本人は「文武両道で将来に期待が持てる」ということよりも妹のシオリのことの方が最大の関心事になっている。
使用クラスはヴァンパイア。体力10以下で復讐状態になるヴァンパイアの特性を生かして優位になる復讐ヴァンパイアを使用している。リーダー体力が0になれば負けになるにもかかわらず低い体力で戦うリスクを背負う分、より強力な効果を得られる。切り札はダークエンペラー。
作中での活躍
第2話~第13話
第2話でのヒイロとの対戦では場の争いで一進一退の戦いが続いたが、次第にヒイロが優位に立つ。ヒイロの場に進化したレイジングエティンと鉄鱗の竜人が場に出た次のターン、ルシアはダメージスペルのブラッドレイジで攻撃力の低い鉄鱗の竜人を破壊し、攻撃力の高いレイジングエティンを残す一見不可解な行動をとりヒイロを試した。ヒイロは特に気にすることなく進化したレイジングエティンで攻撃してルシアの体力を10まで減らし、覚醒状態で守護のついたドラゴンガードを出して大型フォロワー2体が並ぶ盤面を作った。
しかしルシアは何も警戒しないヒイロのプレイに失望。ダークエンペラーをプレイし、復讐状態で発動する「相手フォロワーを2体破壊」でヒイロのフォロワーを破壊してルシアのフォロワーだけが残る状態になる。ヒイロがダークエンペラーの「戦闘以外でのダメージ無効」で破壊にてこずっている間に、ルシアは更に吸血貴・ヴァイトとデモンハンドアサシンをプレイ。復讐状態でいる理由もなくなったためか、デモンハンドアサシンを進化させ、ドレインで体力を回復させて復讐状態を解除。
続くダークエンペラーの攻撃でヒイロの体力は8まで減るが(途中のCMで描写はカット)、ヒイロはイグニスドラゴンのドローからの即プレイでダークエンペラー以外のフォロワーを一掃。どうにか次のターンで明確な負けだけは避けることに成功した。
その後、ルシアは血の取引で自分のリーダーへの2ダメージと引き換えに得た2枚の手札にあった鋭利な一裂きで勝てる場面ではあったのだが、ヒイロの可能性を認めたのかキャタラクトビーストを出してターンを渡した。次のヒイロのターンでイグニスドラゴンに竜の力とイグニスドラゴンのリーダー攻撃時の攻撃力上昇効果により、ルシアの残っていたリーダー体力13を一気に奪われて勝ちを譲る形となった。
このことに気が付いたのは、翌日カズキから「『鋭利な一裂き』があったら負けていた」と指摘されてからだった。ヒイロは次こそ実力でルシアに勝つことを心に誓った。
第6話では下校時間に校門で待っているヒイロとカイを避け、裏門から下校しようとしたところでセイヤに会う。セイヤからタクマのことについてのお礼とバトルの誘いを受け、公園で対戦を行った。セイヤとの対戦後、全国大会への招待状を受け取り全国大会に参加。予選を勝ち抜き、決勝トーナメントは15番から1回戦では草尾ユズル、2回戦で緑川ユリコに勝利。準決勝で手札状況からあと1,2ターンで勝利濃厚なシロウにターンを渡さず勝利して決勝戦へ進む。
決勝戦のさなか、「僕にとってシャドバは道具でしかない」という発言が会場で物議をかもし、シャドバを楽しむヒイロと真っ向から対立する。ルシアにとってシャドバは幼少期に街の広告で見つけた病気の妹のための治療費を稼ぐための手段であり、妹が病気で苦しんでいる中自分が楽しんでいるなんてことは許されることではないのであった。そのことを話さず一方的にヒイロを拒絶する中復讐状態から一方的に攻め続ける展開となり、氷結の戦鬼の効果で得た鋭利な一裂きを次のターンにヒイロに使えば勝利という所までこぎつけたが、イグニスドラゴンと貫く咆哮、ダークエンペラーのデメリット効果がかみ合って敗北した。
第13話~第24話
シャドウグランプリでは対戦相手そのものをなかなか見つけられなかったヒイロに対し、ルシアは同ランク帯の対戦相手にも恵まれたのか第14話で参加者中最速でシルバーランク昇格、第15話で最速でゴールドランクに到達した。
シャドウナイツの襲撃は花畑にいたルシアの元にも来たのだが、バトルシーンもなくあっさりルシアが勝利してシャドウナイツのゼックスを追い払う。
第21話では木の上でヒイロが来るのを待ち構えており、ヒイロが来ると木から飛び降りてバトルを仕掛けた。対話には応じており、ルシアはヒイロが自分のためにシャドバをしていることと自分が妹のためにシャドバをしていることが決定的な差だと指摘した。ヒイロは「勝ち続ければシオリを助ける力が手に入る」としてそのためにルシアが孤独に戦い続けることが許せないと反発。ヒイロから苦しさを打ち明けるように言うが、ルシアはこれまでの周囲で起きたことから周囲に頼ることには否定的で頼れるものは自分の力だけだと拒否した。
バトルはリーダー体力の回復やダークオーダーの手札補充、相手の盤面展開を全体攻撃カードで処理などで長期化。後攻13ターン目にルシアが復讐の悪魔を守護と必殺を持つ暗闇の蝙蝠で守る。復讐の悪魔の攻撃が通れば勝ち、ヒイロがターンを渡す前に勝とうとして暗闇の蝙蝠が破壊されればリーダー体力の回復で負けにくくなりドローで戦力回復が図れる算段だった。事実、暗闇の蝙蝠の破壊でリーダー体力の回復と鋭利な一裂きが手に入り勝てる見込みだったが、ヒイロは竜の伝令から疾走を持つダークドラグーン・フォルテを手札に加えて攻撃されたことにより敗北した。
バトルの後、ルシアはヒイロに考え(「シャドバは道具」「苦しんでいる妹がいる中でシャドバを楽しむつもりはない」)を改めるつもりはないと言うが、ヒイロからも「諦めるつもりはねえよ」と今後も寄り添う姿勢を見せた。
第22話終盤、レオンが「世界が滅びの危機にある」として見せた画像の中にシオリが入院している病院があり、ルシアは衝撃を受けた。その後の第23話の最後の試練では再びシャドウナイツのゼックスとの対戦となる。第23話の時点でスカーレットヴァンパイアを使ったコンボでかなり追い込んでおり、第24話で群れなす飢餓でミスティックアーティファクト2体を破壊してダークエンペラーの攻撃で勝利した。その後ヒイロ対レオンの対戦に駆け付け呆然としているヒイロに対して「どんな絶望的な状況でも諦めない。どんなに厳しいバトルにも立ち向かう。それが君だろヒイロ!」と叫び、ヒイロが立ち直るとルシアは笑顔を見せた。
第25話~第31話
猫目町に戻る移動途中でシオリの入院している病院の状況が映り、動揺するルシア。早くシオリの下に向かうためか、虚の影に取りつかれた人は可能な限り無視してヴァンパイアクラスの遺跡に向かう。第28話でルシアは虚の影に取りつかれたシャドウグランプリに出場した外国人3人組を倒して伝説のカードのアビスドゥームロードを手に入れるが、他のカードのように色がつかず「自分はカードに認められていないのでは?」と疑問を感じながら病院へ向かった。
第28話終盤で病院にたどり着きシオリの病室に入るが、当然シオリはいなかった。しかしどこからか聞こえる声に誘われて続く第29話で屋上に上がると、そこにはシオリがいた。虚の影の影響か病気の苦しみが消えて自由に動けるようになったシオリはルシアにバトルを仕掛ける。
シオリとは戦いたくなかったルシアは先攻1ターン目に出した呪剣の吸血鬼でシオリの攻撃をするのをためらうほどだった。が、シオリの側はルシアの優しさが自分を苦しめていると言う。ルシアが言動に戸惑う間にもシオリは自由を謳歌することを喜んでいた。虚の影で得た力は世界を滅ぼす力だと説得するルシアだが、シオリは両親を失って新たな親の自分たちの扱いや病気が原因で世界が滅びることに何もためらうことはなかった。むしろ変わったのはルシアのほうだと言った。
フォロワーの展開数やレヴィオンデューク・ユリアスの相手フォロワーが出るたびに相手リーダーがダメージを与える効果で有利な戦いを続けていたが、後攻4ターン目にシオリが漆黒の法典と煌翼の戦士・リノをプレイしてビショップクラスのカードも使える力を見せて盤面状況を逆転。
第29話後半に入りバトルは後攻7ターン目まで進行。ルシアのリーダー体力は11、シオリは5まで減っていたが、ここから回復をはさみながら削りきられないように粘りだす。シオリから世界を憎むことをやめてシオリを気遣うルシアに苛立ちを感じており、自分が兄を苦しめていたのに優しく接していることでより苦しめていることが嫌だったと話す。ここにきてルシアは過去にヒイロから「自分が苦しい思いまでして妹を助けることが正しいのか」との問いかけを繰り返されたことを聞いて、こういうことだったのかと呆然となった。
先攻9ターン目に伝説のカードのアビスドゥームロードをドロー。しかしカードは灰色のままで使うことができず、強欲な魔獣とヴェノムコブラをプレイ。しかし精神的な動揺からかラストワードでシャドウファイター2体が出る千雨の槍使いを先に倒さず、群れなす飢餓を場にいたシャドウファイターにプレイしてから強欲な魔獣の進化で千雨の槍使いを攻撃。この手順の結果シャドウファイターが3体場に出てターンを返さざるを得なくなった。後攻9ターン目にシャドウコマンダーが現れ強欲な魔獣を破壊して攻撃力6となり、大修道女の進化でヴェノムコブラを破壊。場に出たシャドウファイターやレイニーデビルもあわせてルシアの体力を超える総攻撃力16の盤面ができあがる。
先攻10ターン目。勝利を確信したシオリは最後に話せたことに感謝していたが、ルシアも嘘ばかりで本音を言えなかった関係も間違っていたと言った。シオリから災いの樹の力が欲しくなったかと問われると「いらないよ。僕の背中を押してくれるのは災いの樹の力じゃない。友達の言葉だ。」と話し、シャドバを始めたのはシオリを助けるためだったのにいつの間にかそれとは関係なくシャドバを楽しんでいたことを認めた。その言葉に反応して使えなかったアビスドゥームロードが反応。カードの持ち主のユリアスから改めてアビスドゥームロードを託される。
アビスドゥームロードをプレイし、ファンファーレで自身のリーダー体力が1になるようにダメージを与える効果でシオリの場のフォロワーは全体14ダメージを受けてすべて破壊。さらに疾走でシオリを攻撃してターンエンド。ルシアは「もう嘘はつかない」と宣言したがリーダーの体力1しか残っていないうえに守護も場にいないため何かしらの攻撃や効果ダメージで負けてしまう極めて危ない状況だった。
ターンが返ってきたシオリもまだ虚の影に取りつかれた状態ながら「私は本当はずっと兄さんに幸せになってほしかった。私は本当の笑顔を見せてほしかった」と返した。即座にリーダールシアにダメージを与えるカードもなく、最後の進化をヴェノムコブラを倒すために使ってしまったため、進化が残っていれば持っていた守護の力の攻撃力上昇と進化の組み合わせでアビスドゥームロードを倒せたのだがそれもかなわない。シオリは守護を持つスネークプリーストとクレリックランサー、シャドウファイターと守護の力で守護を持つフォロワー3体で身を守り誰かしら残って攻撃できる状況に期待する手を取った。
しかし先攻11ターン目に元から持っていたブラッドレイジ、引いてきたダークエンペラーでシオリの場のフォロワー3体が破壊され、アビスドゥームロードの攻撃時に手札が0枚なら攻撃力が3上がる効果により9まで上昇。残っていたシオリのリーダー体力8を削りきってルシアの勝利となった。
第32話
第32話で災いの樹の近くで待っていたルシアはマウラからバトルを仕掛けられる。先攻のルシアは後攻のマウラがアミュレットを並べ続けて無防備な間に次々フォロワーを展開。ヒイロが駆け付けた時には盤面はルシアの一方的な展開になっていた。
マウラが後攻8ターン目でルシアの場に何もフォロワーがいない隙をついてゴッド・オブ・カースと詠唱:天喰らう聖竜をプレイ。それに対してルシアは先攻9ターン目にダークエンペラーをプレイ。復讐状態で発動する破壊効果でゴッド・オブ・カースを破壊。さらに後攻9ターン目に出てきた進化後のゴッド・オブ・カースも先攻10ターン目に黙示録で8ダメージを与えて破壊。復讐状態で攻撃力が4となったナイトメア、攻撃力3のデモンハンドアサシンをプレイ。残りリーダー体力が4のマウラに対して盤面の総攻撃力を12を突き付ける。
これに対してマウラはルシアのフォロワーを倒すことができず、愛の福音、治癒の祈りを2枚ずつ使いリーダー体力を16まで回復。見えている敗北から逃れるが、先攻11ターン目に復讐状態なら疾走が付与される攻撃のアルカードをプレイ。総攻撃力16となりマウラの体力を削りきって勝利……となるはずだった。
ルシアは決着がついたと思って駆け寄るヒイロを止めさせて、決着がついているのにフォロワーが残り続けている異常な状況を指摘。そしてマウラの場から後攻9ターン目にプレイされていたインペリアルセイントがマウラのリーダー体力が0になったことをに反応して進化しマウラのリーダー体力を10回復。ルシアのターンに進化したため直後の後攻11ターン目でリーダーを攻撃できるようになり、インペリアルセイントはルシアを攻撃。さらにインペリアルセイントの1度きりの追加ターンを獲得し後攻12ターン目が始まる。
ルシアのリーダー体力はデモンハンドアサシンのドレインが付与された攻撃とアルカードのファンファーレで7回復して15に戻っていたが、1回目のインペリアルセイントの攻撃で5、後攻11ターン目に場に出て攻撃できるようになった大翼の白竜と2度目のインペリアルセイントの攻撃で10ダメージ。2ターンかけてルシアのリーダー体力を削りきって勝利……ともならなかった。決着直前に虚の影が多数現れマウラに取りついて決着がつかないままバトルは終了。ルシアはヒイロと協力して虚の影に取りつかれたマウラとのバトルに臨むこととなる。
第33話~第36話
マウラは先攻1ターン目に使ったギルティシールドによりリーダーへのダメージは永続で2ダメージ減る効果により、ルシアが後攻1ターン目に出した蠢く死霊のお互いのリーダーに1ダメージの効果は自分が体力を減らすだけに終わる。
またヒイロが2ターン目に竜の託宣を使用してフォロワーを出さず、先攻4ターン目には詠唱:獣姫の呼び声のラストワードによりマウラの場にカースメイデン、ホーリーフレイムタイガー、ホーリーファルコンの3体が確定していた。場の不利を巻き返すため、ルシアはダークジェネラルを囮としてプレイ。無視すれば後攻4ターン目に相打ちや進化で場を優位を奪い返せる状況を予期させ、マウラにカースメイデンとホーリーファルコンでダークジェネラルを倒させて自ら数の優位を手放させることに成功した。
その後も先攻6ターン目に出てきたゴッド・オブ・カースに対応に困るヒイロに破壊するように声をかけ、先攻7ターン目に場に現れた進化後のゴッド・オブ・カースは序盤ヒイロがPP最大値を増やしたおかげで使えるようになった黙示録で破壊。後攻9ターン目には復讐状態になりジュエルデビル・モリアナで進化ポイントの回復、後攻11ターン目にはダークエンペラーで守護を持つフォロワーを破壊し、ヒイロが出していたイグニスドラゴンでマウラを攻撃してこのバトル初めてマウラのリーダー体力を減らす。
先攻13ターン目にマウラがプレイした神器の裁きで神器の使者4体が場に出る。これに対してルシアは後攻13ターン目にアビスドゥームロードをプレイし、神器の使者4体とすでに出ていたインペリアルセイントを破壊。リーダーが直接攻撃できるジャッジメントスピアの攻撃力は8まで上がったが、アビスドゥームロードの進化時効果でリーダーとアビスドゥームロードへのダメージが0になる効果により1ターン猶予ができる。アビスドゥームロードはルシアの手札が0枚で攻撃したことにより攻撃力は11まで上がり、後攻14ターン目にヒイロも手札0枚で攻撃を行い攻撃力14。インフィニットフレイムドラゴンの効果ダメージと共にマウラのリーダー体力を削りきった。
マウラとのバトル後、エイジが現れた際に吹き飛ばされ壁に激突して気絶した。その後、ヒイロとエイジのバトル終盤でマウラと共に目を覚ましてヒイロを勇気づけた。ヒイロがエイジに勝利後、伝説のカードを掲げるがシャドウバースを動かすシステムが停止して作戦は失敗。ヒイロ達は災いの樹の世界に飲み込まれていった。
関係者
夜那月シオリ(CV:豊田萌絵)
第6話から登場しているルシアの妹。病弱で病院に入院中もあってか髪も長く量も多い。第6話ではルシアが見舞いに来ていたが、シオリの話を聞く限り毎日見舞いに来ていて最近ルシアが笑っている姿を見ていないようである。
自身の入院費用を気にしており、ルシアに転院を提案していたが、ルシアにひき止められた。
ルシアの両親
第12話の回想シーンで登場。夜、家族で手をつないで大通りの歩道を歩いていたところ、走ってきたトラックにひかれて死亡した。両親の間にルシアとシオリがいたため、かばう形でひかれたものと思われる。
両親の人物像などは情報がほとんどなく、どういう人物だったのかを知る手がかりは少ない。
ルシアの叔父(CV:徳本英一郎)・叔母(CV:熊谷海麗)
ルシアとシオリを引き取った人物。作中では関係は言及されていなかったが、第12話のキャストでは叔父・叔母と書かれていた。ルシア達を大切にするかのような言動をしているが、ルシア達がいないところで「目的は莫大な財産目当て」だと会話していた。
本人たちは知らなかったがこの会話はルシアに聞かれており、その後「新たな両親が信用できず自分がシオリを守ることを決めた」「シオリの病気が判明しても治療費を出す気がない」「その一方で装飾品が増えている」「病気が判明する直前のシーンで大量の洗っていない皿があることから『家事もルシア達に押し付けているのでは?』という疑い」などがその後のルシアの人格形成に寄与したことは容易に想像できる。
草尾ユズル
第8話から登場した全国大会決勝トーナメント1回戦のルシアの対戦相手の男性。金髪と黒いマスク、首にヘットフォンをつけている。決勝トーナメント16番の枠に入っていた。控室では逆立ちで腕立て伏せをしているところを見ると腕力には自信があるようである。
主な使用カード
キャタラクトビースト
カード名 | キャタラクトビースト |
クラス/レアリティ/タイプ | ヴァンパイア/シルバー |
コスト 攻撃力/体力 | 6 進化前:4/6 進化後:6/8 |
効果 | (進化前) 交戦時 相手のフォロワーすべてに1ダメージ。 (進化後) 進化前と同じ能力。 |
第2話で登場。このターン引いた鋭利な一裂きを使えば勝てる場面だったが、ルシアは使わずにこのフォロワーを出した。
性能は5コスト相当の能力にフォロワー同士の戦闘になれば、ダメージを与えあう前に相手フォロワー全体に1ダメージ。その性質上体力1のフォロワーでキャタラクトビーストに戦闘でダメージを与えに行くことはできない。
性能自体はまあまあなのだが、放送の始まった2020年4月時点で第16弾カードパック『ナテラ崩壊』がリリースされており、そのパックに登場している魔獣の女帝・ネレイアが同じ6コストで使える上にトークンフォロワーとしてキャタラクトビーストが場に出る効果を持っている。そのためルシアがキャタラクトビーストをプレイすると(冗談も含めて)トークンフォロワー扱いする人が多数出ることとなった。
スカーレットヴァンパイア
カード名 | スカーレットヴァンパイア |
クラス/レアリティ/タイプ | ヴァンパイア/ゴールド |
コスト 攻撃力/体力 (アニメ版) |
6 進化前:3/5 進化後:5/7 |
コスト 攻撃力/体力 (アプリ版) |
6 進化前:4/5 進化後:6/7 |
効果(アニメ版) | (進化前) ファンファーレ 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。 このターン中に自分のリーダーがダメージを受けていたなら、ランダムな相手のフォロワー1体に3ダメージと相手のリーダーに3ダメージ。 自分のリーダーに2ダメージ。 (進化後) |
効果(アプリ版) | (進化前) ファンファーレ 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ。 次の自分のターンの、ターン終了まで、自分のリーダーは(体力が11以上でも)復讐 状態になる。 (進化後) |
第11話で登場。本作では主要人物には切り札級のレジェンドのカードと共に、デッキのマスコットのような枠のゴールドレアが用意されており、スカーレットヴァンパイアもマスコット枠のカードである(外見はマスコットのイメージとは程遠いが)。
性能は復讐状態ではなく事前にダメージを受けていると追加で相手のランダムなフォロワーと相手リーダーにダメージが追加される。ただし事前ダメージの有無にかかわらず自分もダメージを受けるため、この効果を発動しても差し引き1ダメージしか差がつかない。
自傷ダメージに2コスト使うとしても4コスト相当のフォロワーにランダム1体に5ダメージ、残りの相手フォロワー全体2ダメージ、相手に3ダメージ、自分に2ダメージはエンハンス6のサラマンダーブレスと鋭利な一裂き(2コスト)を内蔵したと言えるものであり、自傷準備の2コストを考慮しても8コストで12コスト分の仕事をするかなりのパワーカードと言える。
スマートフォン・PC版では第22弾カードパック「災禍を超えしもの」に収録。パワーカードぶりは変わらず、相手フォロワー全体攻撃の威力が倍になり相手リーダーもダメージを受けるようになったうえ、次の自分のターンが終わるまで復讐状態にもなれる。次のターンにダークエンペラーを強く使えるように調整された作りと言える。スカーレットヴァンパイアで薙ぎ払ってすぐに2面展開したところをダークエンペラー投げつけて、再び盤面奪い返しという状況は露骨すぎて警戒されるのであまり考えづらいが、ダークエンペラー自体が非常に場残りしやすいので処理能力など気にせず押し付けで出すのも悪くない。
その他
- ジャングルジムの頂上、病院の屋上、謎の遺跡の上部など登場シーンでは高い所にいることが多い。
- 「シャドバの賞金で手術費用を稼ぐのは現実的なのか」と指摘されたりもするが、少なくとも年齢的にまとまったお金を得られる方法がそれほどないということを考えれば、決して不自然とは言えない。
- 公式サイトに掲載されている第21話のあらすじでは「闇の貴公子ルシア」というここまで聞いたことがない二つ名が登場している。
- 作中ではルシアはシャドバを楽しんでないかのような言動をしているが、フォロワーによっては出す際に名乗り口上をつけているあたり楽しんでいないのは明らかに嘘である。しかし、本人は否定しているのでそっとしておいたほうがよさそうである。
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