小牟(シャオムゥ、Xiǎomù)とは、PS2用ソフト『NAMCO×CAPCOM(以下ナムカプ)』に登場するキャラクターである。
後にDS用ソフト『無限のフロンティア(以下ムゲフロ)』シリーズや『勇限会社ブレイブカンパニー』にもゲスト参戦している。
CVは南央美。
概要
ナムカプに於けるもう一人の主人公、或いはヒロイン的存在のキャラクター。
テーマ曲は零児と同じ『ゆらぎの街のアリス』。
特務機関「森羅」のエージェントであり、本作の主人公である有栖零児のエージェントとしての師匠でもある。
外見は10代半ば程度の少女にしか見えないが、その正体は仙狐と呼ばれる狐の大妖怪で、実年齢は765歳。
尤も、仙狐とは1000歳でやっと一人前と見做されるため、彼女は仙弧としてはまだまだ若年の部類に入る。
年齢の由来はバンナムの旧社名であるナムコの当て字から。自称『永遠の765歳』。
加齢するとナムコネタでなくなってしまうと言うメタな理由もあるが、本人も年齢を重ねる事を気にしている模様。
使用武器は水属性を持つ仕込み錫杖『水燐(すいれん)』と、魔属性を持つ拳銃『銀(シルバー)』、ムゲフロ以降はもう一丁の拳銃『白金(プラチナ)』を駆使した二丁拳銃で戦う。
他にも占術、符術、妖術などを多用し、仙弧としての高い身体能力(と、本人の趣味)を活かしたプロレス技も得意とする。
必殺技は零児と共に放つ『護業抜刀法奥義・真羅万象』のみだったが、ムゲフロEXに出演した際に遂に単独必殺技『仙狐妖術奥義・四神争応』、『仙狐攻殺法奥義・狐主封霊』を会得するに至った。
四神争応はシャオムゥウェイブ→シャオムゥウイザード→シャオムゥインフェルノ→シャオムゥドライバーとつなぐ技(〆ではプロレスリングが生成される)。狐主封霊(ブルマ体操服→メイド服→裸エプロン→ウェディングドレスとコスプレする)は相手の耐性を無視してランダムな状態異常を与える(毒なら割合ダメージなのでボス級には軽く万単位で削り続けるし、麻痺・暗闇ならほぼ無力化する)ぶっ壊れ技。
一人称は「わし」、二人称は「ぬし」、語尾に「~のじゃ」をつける古風な口調が特徴。口癖は「ほれほれ」。
趣味はゲーム、アニメ鑑賞、プロレス、インターネット等々やたらと現代的で、バンナムの中でも屈指のネタキャラ。
本来クロスオーバー物ゲーのオリジナルキャラと言うのは、他作品同士の橋渡しや潤滑剤、或いは纏め役的立場になるのが普通なのだが、彼女の場合はその役割は全部零児に押し付け、自分は好き放題しまくっていた。
メタ発言ネタ発言の数を上げれば枚挙に暇が無く、彼女の台詞の殆どはアニメ・漫画・ゲームのパロディが殆ど。
大昔のネタから最近のネット用語までその幅は広く、全部を把握しきれる人間は早々居ないだろう。
お蔭で、他社作品の濃ゆいキャラ達の中にあっても埋没する事無く、キチンと『ナムカプの顔』としてのキャラを確立させている。
そんな彼女なので、只でさえキャラに沢山のあだ名が付くムゲフロでも『駄狐』『ダ・フォックス』『腐れフォックス』等、散々に言われている。
外見がエクセレン・ブロウニングに似ているが、その理由はエクセレンやキョウスケの産みの親である森住惣一郎氏が関わっているから。
エクセレンのコピーとも言えるアルフィミィとの競演が実現した際には、『エクセレンと小牟が似ている』というのが完全に公式扱いになった。
「わお!なんのことかのう?」
ナムカプでは胸のサイズがかなり残念な事になっていたが、ムゲフロに外部出演した際には巨乳病を患っていると言われている河野さち子女史の手が疼いてしまい頼んでも居ないのに胸が大きく描かれ、真羅万象のカットイン時に『揺れた』事でファンを驚愕させた事は記憶に新しい。
その弊害か、後のムゲフロEXのOPムービーでは錫華姫やアルフィミィと言った貧乳キャラに混じれず、かと言って神夜やネージュの様な巨乳キャラにも混じれぬ微妙な立ち位置になってしまった。
(よりにもよって、そのシーンの歌詞は「天と地のハザマでCry'n」である。)
更に例によって例の如く「ゆらぎ」に巻き込まれて『勇限会社ブレイブカンパニー』に出演した際には、胸が更に増量されていた。
しかも、此処では社長であるプレイヤーの秘書として登場するのだが、零児抜きの単独出演の為かファンからは「駄狐に社長秘書など務まるのか」「ほっといたら仕事サボって漫画読んでそうだ」、等々発売前から散々な言われ様だった。
とまあ、こんな風にネタ満載の小牟であるが、シリアスな小牟はネタキャラのイメージを払拭させて余りある一面を見せる。
ナムカプ最終話~EDに掛けての小牟は、自分より遥かに寿命の短い人間、それも自分にとって大切な人間が親子二代に渡って自分を護って命を落とそうとすることに嘆き、そしてその寿命の差を精一杯受け入れながら、「老後の世話もするし、死んだら毎日墓の手入れもする」と零児に告白するシーンは必見。
そしてこの度、バンナム、セガ、カプコンの三社によるクロスオーバー作品、『PROJECT X ZONE』に零児と共に参戦する事になった。
相変わらずネタのチョイスに節操が無く、CVの南女史すら「え、これは何を言っているの小牟?」と困惑しながらアフレコしていたとか。
そしてまた胸が若干増量しているように見えないことも無い。
さらに続編である『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にも主人公として零児と共に再参戦。
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