概要
わたしには 特別って気持ちがわからないんです
家は書店を経営しており、生徒会のメンバーもよく利用している。朱里やこよみとは中学の頃からの友人。中学ではソフトボール部に所属していた。家族は両親と祖母、姉の怜がいる。
中学の卒業式で、仲の良い友達に告白されたが、彼の言う「特別って気持ち」が何なのか理解できず、一人で思い悩んでいた。そんな時、高校にて七海燈子と出会い、侑は自身の悩みを打ち明ける。燈子は親身になって話してくれ、勇気づけられた侑は、無事彼の告白を断ることができた。
ところが、そのすぐ後、燈子から「だって私 君のこと好きになりそう」と告白されてしまうことになる。
初めは燈子の想いに困惑し、恋する気持ちというのも、相変わらず理解できないままでいた。しかし、燈子が無理をして虚勢を張っていること、どうして私を好きになったのかに気づき、「好き」が何なのかは分からなくても、燈子を傍で支えようと決める。
その後も燈子と過ごす時間は増えていき、燈子を好きになりたいという気持ちが少しずつ強くなっていく。
だが、燈子が侑を好きでいるのは「誰のことも好きにならないから」であり、燈子の傍にいたいのであれば、彼女を好きになってはいけないことを知ってしまう。第10話「言葉は閉じこめて」では、離れていく燈子を繋ぎ止めるため、彼女に「先輩のこと 好きにならないよ」と伝えなければならなかった。
それでも、自分自身のことを嫌っている燈子を変えたいという思いは強くなり、やがて自ら率先して行動していくようになる。
作中において、侑が自身の恋心を自覚する場面は明記されていない。しかし、様々な出来事を通して、燈子に惹かれていく様子が丁寧に描かれている。
「誰のことも特別に思わない」という言葉通り、性別に関係なく誰にでも親しく振る舞うため、やや無自覚たらしな一面がある。おそらくこれまで数々の男を勘違いさせてきたであろう。
ここぞという時のまっすぐな行動と発言が彼女の長所であり、彼女でなければ燈子を変えることはできなかったと評する人も多い。
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関連項目
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