戸川純とは、「玉姫様」「好き好き大好き」「肉屋のように」などの曲で知られる歌手であり、女優である。
概要
1982年、細野晴臣プロデュースのバンド「ゲルニカ」にてデビューする。
1987年にはソロ活動時のメンバーでバンド「ヤプーズ」を結成する。
代表曲は他に、「レーダーマン」「隣の印度人」「蛹化の女」「遅咲きガール」等がある。
また、ヤプーズとしては「赤い戦車」「NOT DEAD LUNA」「コンドルが飛んでくる」等がある。
みんなのうたで「ラジャ・マハラジャー」を歌ったこともある。
有名人でも多くのファンがおり、
伊集院光が「遅咲きガール」で(性的な意味で)とても興奮したことをラジオで語ったり、
景山民夫(故人)が放送作家時代に「戸川純私設ファンクラブ」の会長であることを著書で自称したり、
日本橋ヨヲコが漫画「G戦場ヘヴンズドア」の中で「赤い戦車」等を紹介していたり、
須藤真澄が漫画の中で登場人物に「夢の山獄地帯」を歌わせていたりしている。
女優としてはTOTOのウォシュレット新発売CMの「おしりだって、洗ってほしい。」があまりにも有名。
当時革命的だった商品イメージを革命的なタレントで宣伝し、共に市民権を得た好例として現在でも語られる。
「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」両シリーズに初めて出演した俳優でもある。当時、製作元の松竹では両方とも出演することは『タブー』になっていたがそれを破ったという偉業を持っている。
元祖ヤンデレ
『愛してる、って言わなきゃ 殺す』 (「好き好き大好き」)
その存在が注目された1980年代も『ビョーキ』という言葉で語られ、その手のファンに悩まされていたという彼女だが、近年再びニコニコ動画では、当時を知らない住人から新たな切り口で再評価されている。
早すぎた『ヤンデレ』として。
その純粋すぎる愛故に、「幽霊になって戻って来るわ あなたの名前を呼ぶ為に」「子羊狙う 狼みたいに 見つめて」「愛しいあなたが食べたい」という毒々しい歌詞が並び、なおかつそれを成立させてしまう表現力は、昨今のヤンデレ量産時代のキャラには無い本物の凄みを感じずにはいられない。
1980年代前半にこの境地に辿り着いていた彼女には敬服せざるをえないだろう。
戸川純の楽曲をヤンデレ的に解釈したMADが多く作られているのもそれを物語っている。
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関連項目
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