機皇帝ワイゼル∞とは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
概要
新世界同盟イリアステルの三皇帝の一人、プラシドの操る機皇帝の一体。
多くの視聴者に遊戯王5D'sをロボットアニメと錯覚させた張本人。合体シーンと決めポーズの無駄なかっこよさに心奪われた視聴者は数知れない。
視聴者A「あれ?いつから遊戯王はロボットアニメになったんだ?」
視聴者B「俺の知ってる遊戯王と違う・・・」
週刊少年ジャンプ2010年36・37合併号の付録カードとなり、OCG化と同時に250円の仲間入りを果たした。
カード詳細
種類 | 効果モンスター | |
基本情報 | 星1/闇属性/機械族/攻2500/守2500 | |
効果 |
このカードは通常召喚できず、自身の効果でのみ特殊召喚できる。(1):自分フィールドの表側表示モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。手札のこのカードを特殊召喚する。(2):1ターンに1度、相手フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。その相手Sモンスターをこのカードに装備する。(3):この攻撃力は自身の効果で装備したモンスターの攻撃力分アップし、他の自分のモンスターは攻撃宣言できない。(4):1ターンに1度、相手が魔法カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。 |
レベル1ながら攻撃力、守備力ともに2500という破格のステータス。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスターを吸収し、自身の攻撃力を吸収したシンクロモンスターの攻撃力分アップする効果と、1ターンに1度、相手の魔法の発動を無効にして破壊する効果を持った非常に強力なモンスターである。
しかし、正規の特殊召喚でしか召喚できず、このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、他のモンスターが攻撃できないデメリットがある。
とは言え、自分の表側表示のモンスターがカード効果で破壊されるだけで召喚できるので、相手からの破壊を待たずともルチアーノがやっていたように「激流葬」で自らモンスターを破壊するなどで、簡単にフィールドに出せる。
また、相手の全体除去に対しても召喚できるので、「ブラック・ローズ・ドラゴン」には滅法強い。
魔法の発動を無効にする効果もなかなか優秀で、一時期はシャドールなどの強力な融合魔法を抱えるカテゴリーへのメタとして一部の動画で採用されていた。その他、高等儀式術などの魔法カードへ依存しがちなデッキには抑制力として働くこともある。無効化したい魔法としなくてもいい魔法を、こちらで選べる点もありがたい。
このカードでしか攻撃できなくなるデメリットは「光学迷彩アーマー」などで補っていきたい。
後にアポリアが使用し、このカードをモチーフとした「機皇兵ワイゼル・アイン」の効果とも相性が良く、機皇デッキにおいてはメインアタッカーとして使用される。
当然のことながら、ワイゼルを複数並べると相乗効果で全てのモンスターの攻撃宣言ができなくなってしまうので、手札に2、3枚あるからと言って複数召喚しないように。
アニメでの効果
本体である機皇帝ワイゼル∞、ワイゼルT(トップ)、ワイゼルA(アタック)、ワイゼルG(ガード)、ワイゼルC(キャリア)の5枚からなるモンスターで、これら5枚のカードはワイズ・コアがカード効果で破壊されたときに、自分フィールドのモンスターをすべて破壊して、デッキ、手札、墓地から一斉に特殊召喚される。
また、このカードの攻撃力、守備力は各パーツの合計値となる。
5枚のカードで1体の巨大ロボットになるというコンセプトなので、機皇帝ワイゼル∞自身の効果によって他のモンスターは攻撃宣言が行えない。これは他の機皇帝も同じである。
このため、「くず鉄のかかし」で攻撃を防がれるシーンが見られた。
パーツそれぞれが効果を持っており、ワイゼルT3、ワイゼルA3、ワイゼルG3など上位のパーツと交換することによって、ステータスや各種能力が強化されていき、その名の通り無限に力を上げていく。(ワイゼルA5まで登場しており、スキエル・グランエルのパーツも5まで登場しているため、パーツの最高レベルは5だと思われる。)
また、ワイズT3、ワイズA3と言ったレベル1のパーツをリリースしてレベル3のパーツを特殊召喚する専用のサポートカードも存在している。
他の機皇帝のパーツを装着することもでき、遊星との2度目のデュエルではルチアーノからパクったスキエルC3、スキエルC5と合体し、遊星を苦しめた。
なお、この形態のワイゼルに対し、視聴者からはダサいという声が多数上がったが、慣れれば多分かっこいいと思います。
WRGP決勝戦にて、ホセが遊星たちに見せた未来の世界において、このモンスターがスキエルやグランエルと共にかなりの大群で街を襲撃している様子が映し出される。
このリアル機皇帝はネットワークが人類を敵と判断し、排除するために作られたロボット軍団であったことが後に明かされている。
また、同じデュエルにおいて、機皇帝の所有者3人が合体したアポリアの切り札である機皇神マシニクル∞³が、ワイゼルのパーツであるワイゼルA5の効果をコピーして発動している。攻撃時の罠無効に加えて2倍の貫通ダメージを与える効果まで備えていた。
作中でも「シンクロキラー」と呼ばれる機皇帝ではあるが、機皇帝対策として登場したアクセルシンクロモンスターは相手ターンにシンクロ召喚ができることによるサクリファイス・エスケープや、1ターンに1度フリーチェーンで除外できるため、機皇帝の吸収効果は通用しない。
しかし、現実のOCGではシンクロ召喚時のサクリファイス・エスケープは可能だが、除外効果が攻撃宣言時に限定されているので、機皇帝の効果によって余裕で吸収することができる。やったね!プラシドさん!
ゲーム「タッグフォース」での効果
タッグフォース5ではOCGとは異なる効果のオリジナルカードとして登場。
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールド上に
表側表示で存在する「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」と名のついた
モンスターの攻撃力分アップする。
このカードは相手のカードの効果の対象にならない。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを
装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備することができる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
「∞」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。※遊戯王カードWiki より引用
アニメ版のような合体能力がムービー付で再現され、各種パーツはもちろん専用サポートカードも多数収録と超優遇。
本体だけで通常召喚が可能なため、相手フィールド上にシンクロモンスターがいるときは吸収してパーツ無でも運用可能。
パーツがそろった状態で「一族の結束」や「団結の力」を発動すればシンクロモンスターを吸収せずとも、
本体の攻撃力は6500まで跳ね上がる上、アニメと違ってパーツも攻撃可能。
タッグフォース6ではOCG版と共に同名カードとして同時収録され、アポリアの使用したカード群と合わせてさらに強化。
パーツを本体無しで召喚し自壊、OCG版ワイゼルを召喚といったゲームならではの理不尽なコンボも可能。
機皇帝には互換性があるので機皇帝スキエル∞のパーツをパクる使用することもできる。
また機皇兵も「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」を名前に含むため、自分フィールドにいればその分だけ本体の攻撃力が上がる。機皇神龍アステリスク涙目である。
ただし機械族を大量展開してしまうことで、キメラテック・フォートレス・ドラゴンの融合素材にされサイバー・ドラゴンのいいカモである。
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 遊戯王5D's
- 遊戯王OCG
- プラシド
- アポリア
- 250円同盟
- 機皇帝スキエル∞(パーツをパク拝借した事がある)
- 機皇帝グランエル∞
- 機皇神マシニクル∞³
- 遊戯王関連項目の一覧
- 機皇帝さやかちゃん☆インフィニティ
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