「暗雲低迷でも雲外蒼天。
天が下の萬の事には期あり、萬の事務には時ありだ」
獅子原爽(ししはらさわや)とは、漫画及びアニメ作品「咲-saki-」に登場するキャラクターである。
このまま概要には充実してもらおう!打倒はやりん!
8月2日生まれ。身長151cm。
北海道代表・有珠山高校の3年生。団体戦では大将を務めている。
赤髪に右のサイドテール、エトペンの顔のような模様が入った瞳が特徴。何故かネクタイを裏返しで結んでいる。
子供の頃はサイドテールが両方についていた。
立ち振舞いからはいかにも有珠山の中心人物といった雰囲気を感じるが、部長の役職は同級生の桧森誓子。
麻雀経験は幼馴染の岩館揺杏と児童館でかなりやっていたとのこと。揺杏・誓子との三人は幼稚園からの付き合いだが、誓子とは別の小学校に行き高校で再会するまでは離れていたようだ。
ただし有珠山高校に進学してからはアナログゲーム部と化した麻雀部で誓子と二年間遊び倒していたようであり、ブランクがある。
また二年上(当時3年)の小納谷という先輩を「小納谷ちゃん」と呼んでおり、親しげな様子を見せている。(そのせいで誓子が一週間に一度不機嫌になっていた原因がこれではないかという説が……)
見た目はそれほど中性的ではないものの、口調や仕草がどことなく少年的で、皆をグイグイ引っ張るリーダー的立ち振舞いからも男前な印象を受ける。
後輩でありながらタメ口で話す揺杏との気の合いっぷりは、まさに「悪ガキコンビ」的な雰囲気。
幼少期から誓子の家の避難車で揺杏と一緒に爆走してはしゃぐ描写があり、その性格は昔から変わっていないようだ。
一方で中学時代の由暉子に対しては、その言動から彼女を「いじめられっ子」と見て、部室や麻雀部に誘う、アイドル的なプロデュースをするなど積極的に輪の中に入れようと気遣いを見せていた。
由暉子をアイドル化して「打倒はやりん」を掲げる、揺杏の「トイレで気合を入れてくる」といった発言に「トイレは入れるところじゃなくて出すところ」と下ネタをぶっ放して由暉子に制止されるなど、かなりすっとぼけた、コミカルなキャラクター。
他にも誓子が部内の対局で彼女に苦戦したことを思い浮かべた際、その想像図がデフォルメされたへんてこりんなシルエットだったりとネタには事欠かない。
その一方で郝慧宇の他家を和了らせて2位に親被りをさせた打ち筋に「親被りで4000の差をつけるより、自分で8000和了ればいいのに」という感想を抱いたり、竹井久の「悪待ち」に疑問を抱く成香に対して「(どっちの牌を切っても)それほど変わらんけどね」と言い切るなど、麻雀に関しては大雑把ながら独特の価値観を持っているようだ。
全国出場を機に後援会やOB会などから予算を引き出していたり、臨海の選手の特性についてもビデオや牌譜などから把握してチームメイトにアドバイスを送っており、キャラに反して分析役としても優秀。
初登場時には聖書の内容をうろ覚えしているかのような発言をしていたが、回が進むごとに冒頭の台詞のように聖書を引用した小難しいセリフを使う機会が増えている。
咲日和の柱では「かなーりおバカさんな大将」と書かれていたものの、これは作者のりつべが書いたものではなく、後にホームページでりつべ自身がこの一文を否定するような発言をしている。
ちなみにファンの間での彼女の愛称に「チョコレ」というものがある。
これは初登場回で彼女の顔の上半分だけ写ったコマのちょうど下部に、アイドルグループの『チョコレ』の広告が掲載されており、それがちょうど名前の紹介のように見えたためにあだ名としてつけられたという経緯がある。
また本名が判明するまでそこから1年ほど掛かったこともあり、彼女のキャラクターもあって現在も使われることがある。(咲本編とは全く関係ない要素のため、本誌で追っていたファン以外には意味がわからないネタではあるが)
以下ネタバレ
作者HPで間接的に大将と確定。既に『咲-Saki- 全国編』13話EDで、由暉子→ネリー(大将)→爽→末原・咲(大将)という順番で紹介されており、大将である可能性が非常に高くなったと見られていたが。
つまり、フナQが新道寺女子や真嘉比高校と比較して「圧倒的エース」と評した有珠山の大将はまさに彼女ということになる。
EDでの登場は控室でのおちゃらけた雰囲気から一変、「雲から光が差す→海の中に立ち手をクロスさせ目を光らせる爽→咆哮のようなSEとともに背後に浮かび上がるオーラ」 といったビジョンで、真っ赤な画面と合わさりとても禍々しい印象を与えるものだった。
まあ、関連動画はまかせろ。ユキと私でなんとかする
お前ヒマだったらいつでも関連項目にきていい…っていうか今から来い!
- 0
- 0pt