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阿佐海岸鉄道とは、阿佐東線を運営する、第三セクター鉄道事業者である。
概要
国鉄の未成線の阿佐線のうち徳島県内の阿佐東線（海部駅から甲浦駅）を運営する第三セクター鉄道の運行会社である。
宍喰駅に伊勢エビの駅長がいる。初代は脱皮に失敗して殉職、現在、3代目が就任している。
2016年における乗客数は4万7262人（内定期での乗車は3900人）、2017年3月期の経常損益は5097万円の赤字状態で実質破たん状態にある。その一方でサンゴ礁の北限やサーフィンの名所、美しい海岸など観光資源には恵まれており知名度を上げ、かつ営業費用を下げることができればもう少しは状況が改善できる可能性があるといえる。
上記のことを視野に入れたうえで2020年までにDMVを導入することを決定している。路線は専用路線に転換し道路の運行は初期のうちは地元のバス会社に委託、将来的には阿佐海岸鉄道が許可を取得する。
2017年7月中旬から2018年1月までJR北海道からDMVの車両を借り受けイベント走行や展示などを実施。
2019年までにDMV3両を製造。2020年11月末をもって阿佐東線の運転を休止し、線路設備の本格工事に入った。2021年春にはほぼ工事は完了、実車による試験走行を開始した。
2021年夏に営業開始を開始する予定であったが、車両の鉄路走行用車輪アームに強度不足の可能性が指摘され、その対策のために2021年7月現在は営業開始日未定となっていた。だが対策の目処が立ち、2021年12月25日に世界初の営業運転を開始する。
DMV導入スケジュール
| 項目 | 概算事業費 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 車両製造 | 約3.6億円 | 車両製造 | 試験走行 法律手続き |
運行開始 | |
| 駅舎の改築 | 約2.8億円 | 詳細設計 | 本工事 | ||
| 信号設備等の整備 | 約3.6億円 | 検討・設計 | 施設工事 | ||
| 受け入れ態勢の構築 （DMVイベント） |
－ | DMV わくわくイベント |
DMV運行直前 カウントダウンイベント |
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関連項目
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