どれくらいなら高音質か
これは、人・環境によって大きく異なる。究める人ならば、地下の防音室にてでっかいスピーカーを360度に11個以上…なんてくらいじゃないと高音質ではないという人もいるし、携帯音楽プレイヤーで密閉型イヤホンしてノイズがないというかなり甘い基準でも高音質だと感じる人もいる。つまり、人それぞれであるのだ。
一応、ニコニコ動画でのよく言われる高音質の基準は、
くらいだと思われる。
ちなみに基の楽曲を後編集で音響効果(3DエフェクトやBBE等)を追加したものは通常高音質とは言わない。エフェクトかけただけの動画で高音質!と言うのはお門違いである。
また、2009年10月29日のメンテナンスにより、プレミアム会員は上限ビットレートが廃止されたため、FLVコンテナの音声部に非圧縮のWAVファイルを格納することも可能になった。
圧縮というプロセスを経ていない以上、劣化は起こりようがないので、純粋な高音質(=エフェクトの力を借りない高音質)としての上限は、WAVファイルの採用と結論づけても良さそうだ。
実際にWAVファイルを採用している動画については、関連動画の項目で。
先生、HE-AACはどうですか!?
一般的にAACといえばAAC-LCの事であり、通常の動画や音楽視聴用ならばこちらを使うのが妥当である。
HE-AACというのは、主に48kbps程度の低ビットレートで、音の破綻を防ぐために有効な規格である。ネットラジオの配信や1時間を超える長編動画など、音声に出来るだけ容量を割きたくないような、低ビットレート環境下では大きな威力を発揮する。
しかし一方で、HE-AACは高音域部分を分離する仕様のため、高ビットレートを割り振っても高音質にはなりにくい。十分にビットレートが割ける環境で高音質を目指すなら、HE-AACは選択肢に入れるべきではないだろう。
限界値について
mp3, AAC-LC 共に、エンコードを行う際の一般的な音声ビットレートの限界値は320kbpsである。
関連動画
関連項目
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