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『New スーパーマリオブラザーズ Wii』とは、2009年12月3日に任天堂より発売されたWii用アクションゲームである、希望小売価格は5800円(税込)。
2D『スーパーマリオ』シリーズの作品(描写自体は3Dを用いている)。
概要
New スーパーマリオブラザーズ Wii New Super Mario BROS. Wii |
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基本情報 | |
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対応機種 | Wii |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2009年12月3日 |
ジャンル | アクションゲーム |
価格 | 5,800円 |
ゲームソフトテンプレート |
『スーパーマリオブラザーズ』(ファミリーコンピュータ(以下FC))・『スーパーマリオブラザーズ2』(FC)・『スーパーマリオブラザーズ3』(FC)・『スーパーマリオワールド』(スーパーファミコン(以下SFC))・『New スーパーマリオブラザーズ』(ニンテンドーDS(以下DS))に続く2D『スーパーマリオ』シリーズの本編6作目。据え置き機での「純粋な2Dスーパーマリオ本編」は19年ぶりとなる。
タイトルからDSの『Newスーパーマリオ』のリメイクかと思われがちだが完全な新作であり、ワールドマップの大まかな作りやマップ上の敵の存在、マップアイテムの存在、コースの構造などは主に『スーパーマリオ3』に近く、そこに『スーパーマリオ1』、『スーパーマリオ2』、『ワールド』、『ヨッシーアイランド』などのネタを取り入れたものとなっており、過去シリーズをプレイした人ならニヤリとしてしまう場面が多いはず。
DS版のスターコインも勿論健在。やや易し目だった(一部の人からはヌルゲーと言われることもあった)前作『Newスーパーマリオ』(DS)よりは明らかに難易度が高くなっており、相当慣れているプレイヤーでもかなりの人数が死ぬことになる。
ワールドはいつも通りの8つに加え、今回はおまけとして難易度の高いワールド9が収録されており、ワールド1~ワールド8のスターコインをコンプリートすることで対応したコースがオープンする。
国内ではエンターブレイン調べで、発売4日間の売り上げが93万6734本。『大乱闘スマッシュブラザーズX』の初週81.6万本を抜いて、Wiiソフト歴代1位の出足となった。2011年現在は426万本を超えており、『Wii Sports』を抜きWiiで一番売れたソフトとなっている。全世界累計販売本数は2200万本で、未だに売れ続けている。
マルチプレイ
本作の最大の特徴は全てのコースを2~4人で同時にプレイできることである。協力して進んでも良し、はたまた対戦プレイのよう遊んでも良し。
基本は協力してプレイすることになるが、人数が増えるほど必然的に、または偶発的に「カオスw」と言いたくなるような状態になる。「フリープレイ」「コインバトル」などのお手軽に遊べる専用モードもあるので、ぜひともマルチプレイに挑戦してみよう。
おてほんプレイ
1人プレイのとき、同じコースで8回死ぬとコースの再開地点に緑色のブロックが出現する。これを叩くと、緑色をしたどこかで見たことがある気がするキャラが登場して「おてほんプレイ」と称した自動プレイを見せてくる。
途中でプレイヤー操作に交代は可能だが、そのままコースクリアまで任せても一応そのコースをクリアしたことにできる。が、ゴールしたのは緑色をしたキャラでありプレーヤーではない。コースクリアフラッグも通常の青い丸(●)ではなく、赤い丸(●)になってしまう。屈辱である。「緑のくせになまいきだ」と思う人は「8回ミスをしたらリセットして最後のセーブ地点からやり直す」のような縛りプレイをやってみてもいいだろう。
ちなみに一度も緑色のブロックを出現させないで一通りクリアしていると、ファイル画面のある部分に特別なエフェクトがかかる。
なお、コースをクリアするとそのコースの死亡数は一度リセットされる。
例えば、あるコースで「6回死んで次にゴールするとそのコースでの死亡数がリセットされる」ため、その後同じコースで2回死んでも緑色のブロックは出現しない。逆に、あるコースを死亡数8回未満でクリアできたとしても、その後そのコースで連続8回死んだらブロックが出現してしまうため、一度クリアしたコースであっても注意が必要である。
スター勲章
このゲームの目的はピーチ姫を救い出すことだが、それだけではまだまだ終わらない。前述のワールド9を含め、全ワールドの全要素を開放していくことによってファイル画面に☆のマーク(★)がつく。それがスター勲章である。DS版にも似たものが搭載されていたが、単に「スター」「星」と呼ばれていた。
スター勲章は1ファイルに最大5つの星がつく上に、緑色のブロックを出していない限りは特別なエフェクトがかかるようになっている。スター勲章が失われることはゲーム中では一度もないが、このエフェクトは★5つまで集めた状態でも消える恐れがある。エフェクトを消したくない場合は慎重なプレイが求められる。
キャラクター
プレイヤーキャラクターはマリオ、ルイージ、キノピオ(黄・青)。各キャラによる性能の違いは無い。キノピオが2D『スーパーマリオ』シリーズにおいて操作キャラになるのは『スーパーマリオUSA』以来で、キノピオの変身は史上初。
またヨッシーに乗ることもできるが、ゴールすると降りてしまうため他のステージに持ち越すことはできない。今作ではヨッシーの声がヨッシーストーリー以前の「でっていう」に戻っており、SFC世代には懐かしい。
またコクッパが『マリオ&ルイージRPG』以来の登場で、クッパJr.とは初共演になる。しかし公式サイトでは「クッパの手下」として扱われている。
マリオの変身
- ちびマリオ…ノーマル状態のマリオ。この状態で敵に触れるとミスになる。
- スーパーマリオ…スーパーキノコで変身。大きくなり、敵の攻撃に1回まで耐えられるようになる。
今作ではマップアイテムのスーパーキノコが大量に手に入るため、どんどん使用しよう。 - ファイアマリオ…ファイアフラワーで変身。お馴染みのファイアボールで攻撃できる。
今作では暗闇で視界が悪いステージでファイアボールを明かりの代わりに使用することができる。 - プロペラマリオ…プロペラキノコで変身。空中でWiiリモコンを振ることで大ジャンプすることができる。
アスレチックや縦スクロール面では大活躍する。 - アイスマリオ…アイスフラワーで変身。アイスボールで敵を凍結させることができる。
凍らせた敵は一定時間で戻るが、上からヒップドロップしたり掴んで投げることで倒すことができる。
アイスボールは地面で1バウンドしかしないため、ファイアマリオより射程が短い。 - ペンギンマリオ…ペンギンスーツで変身。上記のアイスボールに加え氷の上で滑らなくなる、水中で自由に泳げるようになる、しゃがみ滑りが強化されるなどの特典がある。
- マメマリオ…マメキノコで変身。チビマリオよりさらに小さく、ジャンプで敵を倒せない(ヒップドロップで倒せる)、触れると即ミスになるなど弱いが、ジャンプ力が高く滞空時間が長い、狭い隙間や土管を通れる、水上を歩けるなどの特徴をもつ。今回はジャンプ力がプロペラマリオでも代用できるため、やや影が薄い。
- 無敵マリオ…スーパースターで一定時間変身。あらゆる敵を体当たりで倒せる他、暗闇ステージでの視界が全画面になる。性能には関係ないが、『スーパーマリオ3』同様にジャンプ時にくるくるとローリング回転する。
逆に前作にあった「巨大マリオ」と「こうらマリオ」は廃止された。
空耳・歌詞コメント
マリオシリーズで恒例(?)となっている空耳と歌詞コメント。「さだまさし」だったり「駅のホームですっぽんぽん♪」だったり「日本テレコム」だったり「おっきい鈍器」だったり…
本作でも様々な空耳コメントが付けられたりしているが、比較的多くの動画で見かけるのが以下のもの。
- ヘキサゴ~ン♪・・・コースを選択した時に言うマリオのセリフ「Let's Go!」の空耳
- ピッツァ食うタ~イム♪・・・コースを選択した時に言うマリオのセリフ「It's Go Time!」の空耳
- でっていう~♪でっていう~♪さ・だ・ま・さ・し~♪・・・城のBGMのある部分の空耳
ちなみに「ヘキサゴ~ン♪」に関しては本作発売後に任天堂公式サイトで公開された「社長が訊く『New スーパーマリオブラザーズ Wii』その3」で取り上げられている。
本当は「レッツ・ゴー」なんですけど、
たぶん、マリオはイタリア人なまりの英語でしゃべっていますので、
そんなふうに聞こえるんじゃないかと思います。
と述べている。
また、社長が訊くの中ではシャボンに入った時にキャラが言う「Get me out of here!」というセリフが「焼きおにぎり」や「イデオロギー」に聞こえるという空耳も登場した。
関連動画
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関連項目
外部リンク
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