∞いろはとは、ゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の主人公、環いろはに関連する用語である。読みは「インフィニットいろは」。
以下、『マギアレコード』第二部のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
救いを求める魔法少女に、明日を与える力を身に付けた少女。
三位一体となって成立したこの姿の中には、目には見えないふたりの姿が隠されている。
普段は他の少女たちと共同生活を送って慌ただしく過ごしているが、その理由はわからない。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
ゲーム第二部『集結の百禍編』第11章でのこと。自動浄化システムを巡る各魔法少女チーム同士の争いもようやく終結し、キモチの石を集約させた上でシステムを乗っ取ったキュゥべえの手から奪還し、システムを広範に広げようとするいろは達。いろはは実妹でありエンブリオ・イブ(幸福な魔女)の元であるうい、その片割れとも言える小さなキュゥべえ、各チームのリーダーの時女静香・紅晴結菜・藍家ひめな・氷室ラビ、そしてこれまで魔法少女の取材を続けてきた佐鳥かごめとともにシステムの中枢へと入る。
その時、鏡の魔女の元であり、現在はアリナ・グレイの中に人格のみが寄生している瀬奈みことが、神浜の結末がどうなるかという実験として、ひめなが放棄した仕掛けを発動させ、システム外の魔法少女全員の意識を奪った。次々と昏倒する魔法少女たち。このままでは彼女達のソウルジェムは穢れきり魔女になっていくだけ。
これを見たラビはかねてから持っていた諦念に再び駆られることになり、全てのキモチに乗っ取られて暴走する。なんとかラビを元に戻さなければ解決にはならない。そこでいろははういと小さなキュゥべえの力を用いてラビの心の中に入り込む。そして全てのキモチの想いを受け止めたことで、いろは・うい・小さなキュゥべえ、そしてキモチは融合、一人の姿となって現れる。それはイブを模した純白のドレスを纏い、頭には金色のティアラを着け、腰の八卦鏡型の飾りから無数の宝石が取り巻き、背中には六分儀のような形の黄金の翼を広げ、金色に輝くクロスボウを持ったいろはだった。
いろははこの姿になってラビの心情を受け止めたことで彼女をキモチから解放する。そしてかごめが「システムからのキュゥべえの排除」を願って魔法少女になり、ういがシステムのコアへ入ろうとするのだが―。
ということで、全てのキモチとともにいろはとういの姉妹、そして小さなキュゥべえが一体化した、新たな形のエンブリオ・イブがこの「∞いろは」である。主人公がこのような姿をとったことで、熱心なファンからは円環の理ことアルティメットまどかを連想した人は多い。事実、正式名称が判明する前は「アルティメットいろは」と仮に呼んでいる人もいた。
ただ、アルまどと異なる点として、いろは・うい・小さなキュゥべえの三位一体の姿であり、融合してもいろはの中にはういと小さなキュゥべえが思念として残り普通に会話もできる。また、元の2人と1匹の姿へと戻ることも可能。しかし、これが弱点でもあり、融合する際には小さなキュゥべえがハブとなるため、これを狙われてしまうと融合できなくなる。事実第12章前編ではみことの人格と一体化し完全体となった鏡の魔女が差し向けたいろはのコピー体によって小さなキュゥべえが殺され、それ以降壊滅的な末路を辿り始めることになる……が。
プレイアブルキャラクターとしては2022年8月22日のサービス開始5周年記念で実装。これまでの周年キャラの「アルティメット」「エクシード」と同様に比類無き力を持つ「インフィニット」クラスとして登場している。全体的にステータスが高いだけで無く、戦闘開始時にはEXスキル発動で味方全員にHP自動回復とマギアダメージUPが付与。精神強化を行えばクエストのみ(ミラーズでは不可)自身のMPを大回復することが可能で、状況によっては2ターン目からドッペルを放つことができる。マギアも属性攻撃強化やデバフ&状態異常無効・HP自動回復付与に加え、通常のいろは同様に蘇生能力も持ち合わせ、ドッペルはさらに自身にヴァリアブル付与でより強力な攻撃が可能となる。
そのドッペルだが、真名はGiovannaではあるものの沈黙のドッペルと幸福な魔女が一体化した「喚呼のドッペル」となっている。アニメ版最終章最終話の対アリナ・イブ戦で見せた、沈黙のドッペルの頭部を着けた幸福な魔女の姿を取り、羽根や尾は沈黙のドッペルを取り巻く布がベースに。翼には各キモチの真名である八卦の飾りがついており、いろはは沈黙のドッペル同様伸びた髪で腹部の穴に浮いている。
喚呼のドッペル その姿は、感情
この全ての感情の主は、溢れた想いを回収しながらドッペルとの間で循環させる。
このドッペルはすべての感情を呼び起こすが、すべての感情を混ぜ合わせたとしても、決して混沌とした黒ではなく、光の元素を取り込んだ真白な光明となる。
その中でも強い光明を浴びた者は、自分の感情が制御できなくなる上に粒子レベルまで分解されて、未来を作るエネルギーにされてしまうが、最上の悦びを得るらしい。
ただ、このドッペルは奇跡的な感情のバランスで体を保っているので、主の感情が一定の方向に振れすぎると、明日への道標だけを残して消えてしまう。
ちなみに★5にした上でレベル100にするとHPとATKが、さらに精神強化も全て行うとDEFも含め、ステータスの下3桁が「168(いろは)」で統一されるという小ネタもあったりする。
2023年4月のマギア☆レポートイベントではPAPA描き下ろしの「無限大いろはちゃん」が登場。こちらは別時間軸の多数のいろはが合体した姿とされる。
その能力の実態
先述したとおり、みことの策略によって全滅させられてしまういろはであったが、最後の願いが通じたか、かごめが記録した内容を込めた一枚の葉が突如過去へを遡る。そしていろはは今後起こりえることを知り、未来を変えるべくコピーいろはを撃破。そして∞いろはへの融合に成功するとともに、ウワサの魔女と化した灯花・ねむ、そして宇宙の意志からの影響を排除すべく2人によってウワサ化した魔法少女たちと共に鏡の魔女へと立ち向かう。
そして魔女との戦いの中でみことの存在や考えが曖昧化していることに気づき、その中でみことのがこれまで鏡を通じて見てきた過去の魔法少女たちの絶望がみことに影響し、この事態を引き起こしたことを知る。その中にはいろは自身が魔法少女になった時の状況、そしてならなかったときに交通事故死していたのも知らされることになる。それと共にいろはは自らの固有能力の実態が「物事の巻戻し」であることを認識した。ソウルジェムをも復活させるほどの強力な治癒能力と思われていたのもそれが元有るべき姿に戻す、先の葉っぱの過去への遡行もこの出来事が始まった時間へ戻ることだったのである。
力の本質を知ったいろはは、その力を使って果てなしのミラーズ内部にある数多の魔法少女の呪いを吸収、ウワサ化した魔法少女たちを元に戻し、さらに自動浄化システムを広範に広げた。
しかし力の代償は激しく、魂を削ったことで中にいるういや行動を共にする灯花・ねむともども人々から認識されなくなってしまった。
その後はマギアレコードという場所にて灯花・ねむ・万年桜のウワサと共に数多の魔法少女の記録を纏め続けているが、ねむの助力で過去の時代に飛んだことでいろはの概念が崩れ、自身のみならず自動浄化システム消滅の危機に立たされる。そこで万年桜のウワサとねむがいろはの概念を過去の6つの時代から回収するよう様々な魔法少女のチームに依頼することとなった。
関連動画
関連静画
関連項目
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
- 環いろは / 環うい / 小さなキュゥべえ / shitori egumo
- アルティメットまどか / 円環の理
- 暁美ほむら(別形態とは言え時間遡行という点ではある意味類似)
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