『ぷっ』すまとは、草彅剛とユースケ・サンタマリアのコンビが出演する深夜番組である。
概要
草彅剛とユースケ・サンタマリア - 通称、彅スケコンビがゲストと企画内容を楽しんだり、対決したりするのだが、彅スケのせいでgdgdになりやすい(筆者注:この番組ではいつもの事兼褒め言葉)バラエティ番組。放送当初から一貫して深夜放送枠に収まっており、彅スケやスタッフ的には特番以外にゴールデンタイムでの放送は避けたい様子。フルオンエアされない小芝居から始まり、草彅と片方のゲストによるショートコントで〆るのが通常パターン。
視聴経験のある人ならおわかりかと思うが、彅スケコンビの進行はgdgdになりやすい。故に、1時間番組のクセに約5倍もの収録時間を要している。最初から長時間ロケならまだしも、ゲストまでgdgd進行に加わった場合、スタッフよりお詫びのテロップを入れられてしまう可能性も。流石に進行に定評のあるゲスト(例:和田アキ子、柳沢慎吾等)が来た場合はキッチリ進行することも。一応、司会進行として大熊英司アナウンサーもいるのだが、彼はあまりツッコまない。「司会者が司会をしない番組」と揶揄されるが、司会があの二人なのでお察しください。
夜11時台に放送されていた頃の視聴率はほぼ常時2ケタを記録し好調をキープしていたが、ネオバラエティ枠のマンネリ防止・改革のため(視聴率が落ちたわけでもないのに)2011年10月より放送時間を金曜深夜0:50~へと変更、さらに放送時間の短縮(1時間番組→30分)や一部ネット局での放送終了等、大幅な改編が行われた。
降格・枠縮小されたものの、枠移動後の平均視聴率は5~6%と午前1時前後の時間帯としては異例の高視聴率を記録し続けており、その勢いは決して衰えてはいない。
2016年12月にSMAPが解散し、2017年9月に草彅自身もジャニーズ事務所から抜けたがタイトルなどが変更されることがなかったが、2018年3月の新番組発表会で正式(*1)に2018年3月をもって放送終了することが発表された。これにより20年の歴史に幕を閉じることとなった。なお、同じく事務所を脱退した香取慎吾の出演してるフジテレビの「おじゃMAP!」も放送終了が決まっており、草彅、香取共に地上波のレギュラー番組がなくなることになった。(脱退メンバーで放送終了してないのは稲垣吾郎の「ゴロウデラックス」のみ。)放送終了に関してテレビ朝日側は20年の節目で終了を決断したとしている。
(*1)正式発表前にも一部の週刊誌などで報じられていたがテレビ朝日側は放送終了に関しては否定していた。また「とんねるずのみなさんのおかげでした」のムダベスト10FINALに出演した江頭2:50が「みなおか」も「めちゃイケ」も「『ぷっ』すま」も終わったら仕事が無くなってしまうと発言した。(ちなみに、みなおか、めちゃイケとも2018年3月で放送終了。)
2019年12月19日から事実上の後継番組として、Amazonプライム・ビデオにて「なぎスケ!」の配信がスタートした。
主な出演者
- 草彅剛
彅スケの彅の方。爬虫類などでいたずらをしたり、フリーダムな行動に躍り出ることから、ナレーションやテロップに永遠の5歳児呼ばわりされることがある。また、『新・記憶力絵心クイズ』では画伯として大活躍しては視聴者の腹筋を容赦なくいじめる。但し、『ザ・ギリギリマスター!』では逆に妙に心臓が強化される傾向にあるため、勝率が高い。他にもテレビゲームが得意だったりユースケにより勝手に唱えられたダンス万能説を実証したりとジャニーズの名に違わぬ(ある意味)ハイスペックを誇る。
かつては収録中でもしょっちゅうアルコール類を口にして泥酔していたが、あんな事件を起こしてしまった後は控えている(企画の中はもちろん、プライベートでも飲んでいないとか)。 - ユースケ・サンタマリア
彅スケのスケの方。実は体が弱いので初期がスタジオ収録ばっかりなのは彼が原因の一つであった。過去に病欠したことがあり、このときに代打として登場した江頭は苦汁を舐めさせられた。彼が番組をシメなければ凍った空気になりやすいので、草彅よりはまともな司会進行をするという意味ではありがたい存在である。また、『新・記憶力絵心クイズ』ではKing of 無難として草彅画伯の良さを引き立てている。買い物企画ではマジ買いしたり、他人に買わせる企画でも容赦なく高額の商品を選んだりと物欲も旺盛。既婚者だが女性ゲストにしょっちゅうデレデレする。ゲストへ無茶ぶりをし、大スベリしてしまうのはだいたいこいつのせい。
名言「剛はダンスやってるからな」 - 大熊英司
司会進行を担当。例え好物である甘い物を与えられても、食べながら進行する。但し、地方ロケや「彼女が水着に着替えたら」などの企画には参加していないことも。最近では実験台にさせられてはシャウトする。 - テロップ
当番組きってのツッコミ。というより、このテロップとナレーションぐらいしか毎回ツッコミを入れる人物はいない。 - 伊津野亮
ナレーター。テロップと共に毎回ツッコミを入れている。
- 江頭2:50
最低でも年1回は登場。草彅のライバルポジションであり、「ギリギリマスター」にて数々の奇跡を起こす。しかし、レギュラー交代を狙っていた頃のこと。インフルエンザで番組を休まざるを得なかったユースケの代打で登場したときに挑戦したクイズでは、勝手がわからずに正解してしまい、罰ゲームを逃すという大失態を犯してしまう。それ以来、コレがトラウマになったのかレギュラー交代を要求しなくなった。草彅を始めとするジャニーズ事務所所属タレントを目の敵にしており、ゲストがジャニーズだと必ず相撲勝負を申し込む。が、勝率は芳しくない上に江頭が勝つまで繰り返されるのでゲストは半ば諦め気味に負ける(ナレーターやテロップから「見苦しい勝利」とツッコまれる事もしばしば)。 - 「あの子が水着にきがえたら」の女性進行役
現在は島本真衣。過去に武内絵美、龍円愛梨、前田有紀が務めていた。いずれもテレビ朝日のアナウンサー(時代に出演していた頃)の女性である。なぜか全員CCDカメラを使った(男のロマンをくすぐる)カメラワークに定評があり、出演者からは大好評である。
主な企画
- 新・記憶力絵心クイズ
草彅画伯とKing of 無難が記憶力を頼りに著名キャラクターや著名人などを描く。発表される順番だが、ラストの大半が草彅画伯である。そんな画伯は抽象的な発言で批評したり、細かすぎる一点だけを探してはここが似てると主張する。ご褒美が買い物の場合、ユースケが高額商品を買うことが多いので、スタッフはユースケ対策としてチャレンジゲームを設けるなどしている。また、この企画で東幹久や長澤まさみらが画伯として名を連ねてしまった。他には高田延彦が絵に必ずニャロメと太陽と風のエフェクトを描く謎のこだわりを見せ、「孤高の奇才」と称された。 - ザ・ギリギリマスター!
「物を乗せられる重さのギリギリ」などのチャレンジ内容のギリギリを競う企画。江頭が奇跡を起こす企画として有名。(ドーン教もこの企画から生まれた)
この企画で破裂モノや静電気バンドが出てきた場合は草彅に注意。また、この企画に木村拓哉が出演した際、くさやを食べた江頭に唇を奪われそうになる。また、収録後に相撲、腕相撲、手押し相撲で木村と江頭が対決。当時を知る物からすれば抱かれたい男と抱かれたくない男のNo.1共演が実現した回と言えるだろう。
なお土田晃之が語る「朝の5時に丸太を切る仕事をした事がある」とは当企画のチャレンジである。 - 物件拝見トレジャーバトル
都内や関東近県の高級住宅、マンションなどの物件を舞台とした宝探しゲーム。このときのゲストはどちらも女性だが草彅側には年長または大人しめ、ユースケ側には年少またはギャル系が付く傾向がある。お約束としてはトラップだろう。江頭はどこかの物件に潜んでいることが多く、草彅は外国人トラップ、ユースケはハニートラップを仕掛けられるのが恒例。また、『Indiana Jones And The Temple Of Doom』のサウンドトラックに収録されている『Parade Of The Slave Children』がBGMとして登場する。 - 芸能界ビビリ王決定戦
あるシチュエーションのコントの中で、ドッキリに対する耐性を競うもの。心拍計測器のグラフが150を超えたら1ビビリポイントが与えられ、一番ビビリポイントが多い人物に「KING OF CHICKEN」の称号とローストチキンをかたどったトロフィーが与えられる。この時、仕掛け人となるのはコーナー名物であるビビリ劇団の皆様と特別ゲスト。大半が草彅が王者となる。但し、勝俣州和のように最初から心拍数が150オーバーだった場合は特別ルールを設けられる。そして、この企画には上位版である『芸能界ビビリ王決定戦〜THE HARDEST〜』というものが存在し、コレに限り彅スケコンビは大熊アナと共に見届け役や仕掛け人に専念。なお、芸能界にはこれに出たがるドMファンがいるようで、番組内で出たいとアピールした人がいるほど(例:稲垣吾郎)。かなり大がかりな企画のため、放送される時は特番が多い。 - 我流グルメ こだわり三択王!
所謂プレゼン側による独創的な食べ方を各々で三品ずつ試食した上で、プレゼン内容やリアクションを頼りにニセ我流グルメを当てるというもの。この企画に登場した「納豆トースト」は出演者から高評価を得ており、早食い企画において食パンの調理法として用意されるなど、モノによっては好物として登場するパターンもある。 - ぶっつけ本番! ハイスクール
子供の頃はできたことに今改めて挑戦する企画。学校で習う物事やアニソンを歌詞を見ずに感想、ファミコンゲームなどに挑戦する。なお、企画全部を通して負けると精神的にクる罰ゲームが待っている。言うまでもないが、第1回で実施した「かわいいコックさん」の絵描き歌では草彅画伯が挑戦し、視聴者が腹筋が壊れた。そんな画伯もスターソルジャー1機のみでどこまで耐えられるかチャレンジしたときは5分39秒という記録を打ち立て、ゲストを驚かせている。
出演者はそれぞれ学生服、給食着、体育着に着替えるというコスプレ企画でもあり、若手アイドルの違和感のない着こなしやおっちゃんおばちゃんお年を召されたゲストの出落ちにも注目。 - あの子が水着に着替えたら
彅スケチームとゲストチームが選んだ水着を着ていただく企画だが、それを着てくれる女性がどれだけ集まったかで着てくれる水着と女の子が変わる。ゲストは勿論男性である。この企画ではユースケが下心を出しては草彅に「奥さんが見てますよ」とたしなめられる。 - 知ったかマニア王
お題に対する(自分の中では)マニアックな知識を披露し、審査員がボタンを押した数だけポイントを得ることができる企画。当然、疑わしいものには調査のメスが入り、収録中にインターネットで検索し真偽を探る。この企画では『GO! GO! MANIAC』のイントロをはじめとした「けいおん!」楽曲が使われている。 - おもてなし-1グランプリ
タレントの家庭にてホームパーティーを開いてもらい、3時間の準備期間を経て、そこでどんなおもてなしを受けるかを予想する。負けたら自腹でプレゼント。当然だが、開催場所の家主であるタレントには事前に知らせており、その出演条件も、「ホームパーティが大好きで、よく自宅で開催する芸能人」「奥さんがテレビで放送していい、一般人ではない(元・芸能人の)女性」としている。但し、ターゲットにとってはドッキリ企画なので訪問先がレギュラーになることはない。インパクト面では住谷正樹宅だろう。最初は住谷さんが登場したが、途中からHGに交代。だが、何故か妻の鈴木杏奈によって彼女の長男の出産シーンが…。コレには全員困惑せざるを得なかった。 - ココ1当てまSHOW!
チームに分かれ、ある店や物をテーマにしたランキングの1位を当てる。ただしランキングにはNG項目があり、それを引いてしまうと罰ゲームとなる。草彅は相手チームの番なのに「これがいいよ」と口を出したり、食べ物のランキングでは自分の食べたい物から選んだりとここでもフリーダムである。
様々な派生企画があるが基本的にはルールは変わらない。 - あたかもディクショナリー
国語辞典や広辞苑等に載っている言葉の説明文を当てるクイズ企画。キーワードを当てればポイントが獲得できるが、出演者の答えと微妙に違っていたり、一部は合っているとこじつける主張する場合は「後検(後で検討)タイム」が与えられ、 ポイントの一部が都合よく司会者権限を発動させる彅スケの独断で与えられる。草彅はこの企画で新たに「文豪」の称号を手に入れた(意味は「画伯」と大体同じ)。BGMはアニメ「ハヤテのごとく!」の楽曲が使われている。 - 地方ロケ
稀にだがテレビ朝日を飛び出し地方ロケを行う事がある。この企画の際は大熊アナは番組に参加せず、 彅スケの二人に渡された台紙に書かれたミッションをこなす事で番組が進行する。ミッションはその地域にちなんだものが多い。大熊アナがいないので他の企画よりもgdgd具合が酷く、しばしば視聴者を飽きさせないために「この後どうなるでしょう?」というクイズが出題される。
罰ゲーム
この番組の隠れた名物が出演者に容赦なく振りかかる「罰ゲーム」である。大物ゲストはおろか草彅に対しても「ジャニーズなのにここまでやるのか?」というぐらい厳しい。
また、罰ゲームの対象者は本来企画の最下位になった者のみだが、なし崩し的に全員が罰ゲームを受けることもしょっちゅうである。
主なパターンは下記の通り。
- 電流
罰ゲームの黄金パターンその1。電流の強さは「これでもか」というぐらいに強く、草彅が怯えるほどに大嫌いな罰ゲームのひとつ。電流を流す装置に触れる事もあるが、椅子や小道具などに電流を流す装置が仕掛けられており、間違えた小道具を選ぶと不意打ち的に電流が流れる事もある。
また、一度だけ笑福亭鶴瓶がこの罰ゲームを執行した事があるが、覆面をしていた上に無言だったため出演者は本当に鶴瓶だったのか確認が取れず、「こちらは挨拶もしていないのに」と別の意味で出演者を恐怖に陥れた。 - モノマネ
罰ゲームの黄金パターンその2。OKがもらえるまで延々と似ないモノマネを繰り返さなければならない罰ゲーム。中には「○○をしている有名人」や「物」などもモノマネの対象に選ばれる(いわゆる「むちゃぶり」) - 罰金・自腹
お金がかかった罰ゲーム。もちろん出演者が本当に払っている。手持ちが足りない場合は番組から借りる事になり、次週の放送で返済される様子が映されたりする。 - 激辛・激苦・激酸っぱい食物
辛子入りケーキ、クエン酸水、センブリ茶、青汁、ノニジュースなど激マズ極端な味のものを食べさせられる/飲まされる罰ゲーム。ロシアンルーレット的に複数の中の一つが激マズ極端味食物ということもある。 - 江頭2:50
存在自体が罰ゲームのような人。パルプンテの如く何が起こるか分からない。 何故か草彅が餌食になることが多く、番組内で何回も彼とキスしている。場を荒らすだけ荒らして「バイトの時間だ」と去ることが多い。
関連動画
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関連項目
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