その身一つと噺だけで全てを表す、話芸の極致――「落語」。
この究極にシンプルなエンタメに魅せられた噺家・阿良川志ん太と、その娘・朱音。
真打昇進試験に挑む志ん太、その一席を目の当たりにした朱音が歩む、噺家の道は――
噺家たちが鎬を削る本格落語ものがたり、開幕!!
あかね噺とは、週刊少年ジャンプにて、2022年11号から連載中の落語を題材とした漫画作品である。
概要
幼い頃、落語の世界に魅せられた少女は落語家の父親を尊敬していた。しかし父である”阿良川”流一門の阿良川志ん太は「真打」になるための試験の際に、噺家としての人生を絶たれ──。
そして6年の歳月が経ち、この物語の主人公:桜咲 朱音(あかね)のお噺が始まります。
原作:末永裕樹、作画:馬上鷹将による漫画作品。ジャンプ本誌ではここ最近増えつつある歴史・文化系作品の一つとして連載開始。落語を題材としながらも、テンポの良い演出と芸能への真摯な姿勢の描写で高い評価を獲得。連載1年未満で複数回巻頭カラーを得るほどの人気作となった。
主人公・桜咲朱音の落語家としてのキャリアをアマチュア落語から入門、前座から真打に至るまでの流れで一から描き、落語の世界の階段を一段ずつ登っていくドラマを展開していく。
登場人物
- 阿良川 あかね/桜咲 朱音(あらかわ あかね/おうさき あかね)
この物語の主人公。父の影響を受け落語家を目指す17歳の女子高生。父親の名誉挽回や無念を晴らし、同門の弟子にも関わらず破門にした阿良川一生や、周囲を見返す為、落語家への道へ。
志ん太が破門された後の6年間、落語を志ぐまに師事。可楽杯優勝を経て阿良川一門に入門。高座名”阿良川あかね”を得て、前座の舞台から真打への道を歩んでいく。
阿良川一門
- 阿良川 志ん太/桜咲 徹(あらかわ しんた/おうさき とおる)
朱音の父親。師匠である阿良川志ぐまの最初の弟子。入門から13年経過しても、うだつの上がらない落語家として過ごす。噺家としての実力は、小さなライブハウスでの寄席でさえ白けることが多いが、ハマるときはかなりの実力を発揮する模様。第一話は彼の視点から始まる。 - 阿良川 一生(あらかわ いっしょう)
阿良川一門頂点でで当代一の呼び声高い落語家。芸能に対する姿勢は一切妥協を許さず、6年前の試験の際に志ん太を含む受験生全てを破門にした。朱音との因縁の相手であり、目標とする真打の一人。 - 阿良川 志ぐま(あらかわ しぐま)
朱音と志ん太の師匠。阿良川一門の実質的なナンバー2。しかし破門騒動が原因で現在一生との関係は微妙。破門騒動に負い目を感じており、落語家を志す朱音に対して個人的な稽古をつけていた。
可楽杯参加者
- 三明亭 からし/練磨屋 からし(さんめいてい からし/ねりまや からし)
アマチュア杯である可楽杯で2年連続優勝の経験を持つ男。現代風にアレンジした改作落語が得意。
可楽杯で朱音に敗れた後に三明亭円相率いる三明亭一門に入門。彼もまた前座から修行の身へ。 - 高良木 ひかる(こうらぎ ひかる)
現役声優。演者者として実力を積み上げるために可楽杯に出場。福岡訛り。
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- あかね噺第一話
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関連項目
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