あじまんとは、山形県に本社を置く焼き菓子メーカー「株式会社あじまん」が、山形県や秋田県を中心に販売している焼き饅頭の商品名である。
概要
企業沿革
1965年、山形県天童市に地域初のスーパーマーケット「やませストア」が創業される。店頭で大判焼きの販売を始め、買い物帰りの手土産として大層喜ばれた。1974年に「やませストア」は廃業となったが、跡地に小屋を建て、大判焼きの販売は続けられた。1980年、チェーン展開を開始し、商号を「株式会社あじまん本舗」とする。大判焼きの商品名があじまんとなったのもこの時から。2010年、会社名を「株式会社あじまん」に変更登記。2014年秋からの営業シーズンで創業50周年を迎え、それを記念して公式ホームページのリニューアルや限定商品の復刻が行われた。[1]
あじまんの特徴
あじまんは、一般には大判焼き(今川焼き、回転焼き、二重焼き、御座候とも)と呼ばれる、粒あんが中に入っている焼き饅頭である。見た目はさほど変わらないが、一般的な大判焼きと比較すると中の餡の量が多めで薄皮という特徴をもつ。
「粒あん」「カスタードクリーム」といった定番の餡だけでなく、ローカルテレビ番組『どよまん』(山形)や『サタナビっ!』(秋田)とコラボし、「キャラメルアーモンド」「りんご&メープル」などの独自の餡を使ったあじまんが販売されている。2016年からは、山形県警察ともコラボし、「振り込まん!」が販売されている。
なお、「あじまん」という名称の由来は「味自慢(あじじまん)の商品にしたい」との思いから。温かいあじまんを美味しく食べてもらえるようにと冬期間しか販売していない。また、創業の味を守るため、昔ながらの銅釜を使用し、自家製あんを丁寧に炊き上げている。
限定商品
これまで、以下のあじまんが期間限定で販売された[2][3]。
販売店舗
東北地方を中心に、1都17県のスーパーマーケットやホームセンターなどで、9月末ごろから翌年4月半ばまで営業している。東北6県と新潟県では、たこポン(たこ焼き)も販売している。価格は、あじまんが1個120円、たこポン(6個入り)が300円。
2021~2022年のシーズンは、計271店舗で営業。詳細は店舗のご案内参照。
関連動画
関連静画
関連項目
外部リンク
脚注
- *株式会社あじまん 会社案内
- *冬のおやつ「あじまん」おかげさまで50周年キャンペーン
- *どよまんオリジナルあじまんプロジェクト2013 あじまん甲子園(リンク切れ)
- *あんこの中に栗がまるごと1つ入ったあじまん。冬の受験シーズンに合わせて販売されたもので、一部の栗は山形県天童市の若松観音で祈祷したものを使用。
- *山形県では「ずんだ」のことを「じんだん」と呼ぶ。
- *「チョコバナナあじまん」は、かつて「バナナチョコあじまん」の名称で販売されていた。
- *真っ黒な皮に謎のクリームが入っているあじまんで、味は食べてからのお楽しみ。
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