『あとぜき』とは、熊本県熊本市を中心に使われている熊本弁の一種である。
概要
「扉を開けた後には必ず閉める」の意で、市の図書館だったり、小中学校の扉などに張り付けてある。平仮名四文字であるが、絶大な威力を持つ。
熊本はその土地の影響で夏季冬季の寒暖差が激しく、空間の温度管理に人一倍敏感な人が多い。
語源は「戸を開けたあとをせく」から、「せく(堰く、塞く)」の意。
元々は「水を堰きとめる」意味で使われていたらしく、それがいつの間にか空間を塞ぐに変わっていったようである。「せく」だけだと九州全域で使われている様だが(若者には浸透していない)、「あと」がつくと通用するのは熊本県のみとなる。そう書く編集者もテレビで驚いた記憶がある。
「ちゃんとあとぜきばせんかい!」
関連項目
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