あみたん娘とは、富山県高岡市の公式観光大使キャラクターである。
概要
ご当地萌えキャラによる町おこし、所謂「萌えおこし」の一つ。
2011年4月、プロジェクトチームが始動。発起人が高校の同級生だったという縁で、
サクラ大戦やエヴァンゲリオンなどで知られる地元出身のアニメーター・松原秀典氏にキャラクター作成を依頼、
「故郷・高岡の町おこしの一助になれば」と快諾。
同年11月の市長記者会見で「あみたん娘」の名称を発表、2012年2月に開かれた松原氏の原画展にてお披露目された。
名前の由来は、高岡市のシンボルである高岡大仏が阿弥陀如来像であることから。
「あみたん娘」の活動としては、MMDモデル(キオ式)の配布、公式コスプレイヤーによる各地イベントへの参加、
パズドラの高岡市コラボ、ラッピングバス(富山新聞)やラッピング電車(JR城端・氷見線)の運行など。
2014年のニコニコ超会議3(テレビ東京つくり場ブース)にも参加した。
2014年1月から地元紙・富山新聞、読売新聞の富山・石川県版でそれぞれ小説が連載された。
この2つの小説はリンクしており、両方とも読まれることをおすすめする。
また北陸中日新聞では4コマ漫画が連載された。
いずれも公式HPから確認が可能である。
「あみたん娘 きときとNOVELS」
富山新聞と読売新聞(石川富山版)で連載された2つの小説を加筆修正し、1つのストーリーにまとめたもの。
PHP研究所より出版された。
小説でのキャラクター設定は以下の通り。
鳳凰啼けり、この高き岡に!慈悲の力で!智慧の光で!弥陀の本願、貫きます!
あみたん(阿弥貴・あみたか)
高岡大仏の化身。本来はイケメン青年の姿・阿弥貴を取っていたが、力を失ってぬいぐるみのような小さい姿になった。高岡の街に
活気が戻れば戻るほど、本来の姿を維持できる時間が長くなる。
人なつこく、困っている人を見ると放っておけない性格だが、安請け合いをして後悔することもある。
大仏の化身らしく、座禅が趣味でお身拭いや人々の笑顔が好きだが、歩き回ることが嫌い。何故か現代の芸能界事情やネット
事情に詳しいが、ネーミングセンスが絶望的に古くさい。
江美原かのん(えみはら・かのん)(CV:山本希望)
黒髪短髪・ボーイッシュで、好奇心旺盛な女の子。11歳。
じっとしていることが苦手で考えるより先に身体が動くタイプ。
母親は既に他界し、父親との2人暮らし。身長138cm。名前の由来は阿弥陀如来の脇侍である観音菩薩から。
カノン
江美原かのんがあみたんの力を受けて16歳前後に変身した姿。162cm。
栗色ロングヘアのポニーテールに、振袖調の上衣+赤いミニのプリーツスカート、オーバーニーソックス+パンプスという出で立ち。
手には赤い指貫手袋。ミニスカートからチラチラ覗く絶対領域もよし。
最初「カノメイトレディ」やら「カノカノダイナマイト」と名付けられようとしていたが、かのん本人が猛烈に反対してこの名前に落ち着いた。
勝ち気な顔立ち、動きやすい衣装、さらに身長162cmと高めの身長、ミニスカートから伸びる長く綺麗な脚も相まってMMDをいじくって激しい曲を踊らせると非常に映える。なお、ミニスカートの中はオレンジ色のスパッツの模様(MMDモデルより)。
萌木せしる(もえき・せしる)(CV:エリザベス・マリー)
面倒見がよく、かのんとは逆に身体よりも頭で考えてから動くタイプ。11歳。旅行や写真、画を描くことが趣味。アニメ好きでドルオタの気もある。やや天然ボケっぽい面もあるが、本人は気づいていない。身長136cm。名前の由来は同じく阿弥陀如来の脇侍である勢至菩薩から。
セシル
萌木せしるがあみたんの力を受けて16歳前後に変身した姿。158cm。
カールした金髪ロングヘアをラビットスタイルのツインテールに結わえ、振袖調の上衣+ピンクの膝丈ロングスカート、白タイツ+パンプスの出で立ち。手にはピンクの指貫手袋。
当初「セシボンレディ」「セシセシビッグボム」と名付けられそうになったが、せしる本人が猛反対して、かのん同様本名をカタカナに
しただけのこの名に落ち着いた。
2人共通のアイテムとして、半円状のモチーフ(おそらく高岡大仏が背中に背負っている円を半分に割ったものと思われる)に持ち手がついたスティックがある。これ一本であみたんの呼び出しから通信、技の繰り出しができる。例によってあみたんに「あみあみどっこいしょ棒」などというセンスの欠片もない名前をつけられそうになるが、これも2人の猛反発で現状、名前はつけられずにいる。
なお、変身のかけ声は「あみたん娘、弥栄(いやさか)!」。ただし、あみたんを呼び出すかその場にいる状況であみたんから力を
受け取って変身するため、あみたんがいないと変身できない。
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関連項目
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