あんきらとは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の双葉杏と諸星きらりのカップリングを示す略語。
概要
同じ17歳でありながら、かたや186cm、かたや139cmという圧倒的な身長差のあるコンビ。
そして超ハイテンションなきらりに対し杏は超ダウナーであるなど、そのギャップが受けている。
概ねニコニコ静画(及びPixiv)ではきらりが杏を抱え上げるのを始め、きらりが杏を猫可愛がったり、二人の身長差を誇張・・・etc.といった描写がなされている。
ちなみに中の人が同じマウスプロモーション所属なせいか、Twitter上でもこの二人による掛け合いが行われたことがあったりする。
そんな中、2013年4月10日に発売された「THE IDOLM@STER CINDERELLA M@STER 「お願い!シンデレラ」」にてドラマパートとして諸星きらりと双葉杏によるミニドラマ「あんきら劇場」と、その2人による「お願い!シンデレラ(ハピ☆ハピver)」の収録がされている。
シンデレラガールズのゲーム中では「杏ちゃんときらりんのハピハピツイン☆」というユニット名で、ライバルユニットとして登場することがある。
「シンデレラガールズ劇場」では、初期はきらりの過剰な可愛がりから杏が逃げ出すという展開があったが、最近ではなんだかんだで一緒にいる場面も多くなっている。きらりは杏の良き理解者でり、杏も案外楽しんでいる面があるなど、二人の仲は良好のようである。
アニメ版
346プロダクション「シンデレラプロジェクト」のメンバーとして登場。最初からきらりが杏を気にかける姿が強調されており、移動場面においてはきらりが杏を抱え上げて運ぶのがデフォとなっている。杏の捜索のために飴を大量に用意しておくなど、彼女の操縦方法もよく心得ている様子である。
またEDでは杏に世話を焼くきらりが見られる。
どうみても母娘です。
その為、この2人がユニットデビューするものと多くの視聴者が思われたが、実際は杏が同じCuのかな子、智絵里とキャンディアイランドを、きらりが同じPaの莉嘉、みりあと凸レーションを結成して別々になり、多くの視聴者から驚きの声が上がった。
しかし、いざCI回の9話、凸回の10話が放送されると、一緒にいる時には見られなかった一面が垣間見られ、しかもそれですら対照的であり、ユニット分断を評価する声も高い。
ユニット結成後でもユニット活動外では概ね行動を共にしており、あんきらファンも安心。
17話では、莉嘉の悩みを受け、「基礎たる自分」「彩る自分」についてやりとりをして城ヶ崎姉妹が新たな一歩を踏み出すきっかけを作った。18話では俺ら番組ディレクターの提案で「あんきランキング」のコーナーが新設。終了後、杏が次回のテーマはお菓子や食べ物にしようと提案する。かな子や智絵里がコメントしやすいときらりが杏に目を向け、ばれたか、と言わんばかりに思わず目をそらす描写が何ともリアルである。体格差ネタで遊ばれてきらりは大丈夫か、という杏の疑問に対し、「杏ちゃんといるきらりが大好き」と返すなど、熟年の夫婦のような尊いやりとりが目立った。
他と違う故に自らを誰よりも確立し、自信を持ってアイドル活動に励む二人だからこそ、他のメンバーよりも人の心に敏感で、自ずと気遣うのだろう。それはプロデューサーに対しても同様である。
時は流れて7月17日、10thライブ&アニメ2期直前のニコ生にてTVアニメのBlu-ray4巻が発表。寄り添うようにウインク&はぴはぴポーズを決めたあんきらがカバーを飾ることとなり、「全国7000万のあんきらファン(談:高橋祐馬氏)」が歓喜した。とにかくリンクを見てほしい。スタッフわかってらっしゃる。
スターライトステージにて
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下、デレステ)ストーリーコミュ第10話にて、きらりと杏の最初の出会いを知ることができる。当話中、きらりのステージに杏が遅刻して待っている間の待ち時間でその当時の様子が語られ(前半)、ライブ終了後は帰りの準備中、続きが改めて語られる(後半)。
<前半>
当時、きらりがオーディション会場の待合場所で一緒になったのが最初の未知との遭遇出会い。印税を得るためにアイドルになる(正確には印税の話をしに来ただけ)と言う杏に、きらりはそういう人も、いるんだと興味を持つ。また寝ながらも順番の時間を計算するところをみて小さいのにしっかりしてると感心する。
(ここで杏が到着したので中断。この時莉嘉から「すごい!きらりちゃんのためなら働くんだ!」と無垢な鬼畜発言が飛び出す)
<後半>
オーディション終了後、入り口でのやりとりから一緒に帰ることになる。帰り道、きれいな衣装を着て、ステージに立ちたい。憧れだったというきらりに、杏はそういう人も、いるんだと自分とは違う価値観があることを知る(こっちが普通なのだが…)。
気まずい雰囲気がちらほら散見する中、徐々にきらりの様子や言動が自虐的になり、大きい自分と一緒にいて嫌ではないかと言い出す。相対的な身長差というより絶対的な自身の身長に対してだと思うが、どちらにしてもこの時の杏は特に気にしていない(たぶん。この時杏が自身に対しどう思っているか気になるところではある。)
そんなやり取りのなか、でかくで変でキャラ受けするという何気ない一言にきらりは無理に言葉と笑顔を取り繕って自分は変だと答える。この反応の意図を察した杏は、内面の本質と身体的なコンプレックスを隠そうとする故のキャラ作りであることに気付いてしまう。杏自身も同じものを抱えていることをきらりに明かし、自分と同じ人が、いるんだということを互いに認識するようになる。
最後は同い年で一日違いの誕生日であることからより一層親近感を覚えるというオチがついて終了。
話が終わり皆が帰った後。落ち着いてから、「杏ちゃん、もう起きてもいいよ」と狸寝入りしていることに気付いていたきらりが杏に声をかける。ここまでどんな気持ちできらりが話を最後まで続けたのか?それをどんな気持ちで杏が聞いていたのか?は不明だが、お互い気にするでもなくそのまま一緒に食べて帰ろうという杏の提案でフィッティングルームを去った。このときの、
「ごめんにぃ☆でも、これからも、ずっとずっとよろしくだよぉ☆」「はいはい。じゃ、帰ろっか」
このやりとりこそが、日ごろ近すぎずさりげない、でも特別な見えない両者の繋がりである。
この時点までデレステのストーリーコミュは、楽曲解放のキャラを中心に3人組でサムネを飾っていたが、節目となる10話では満を持してあんきらが2人で登場(解放はきらり曲)。この演出に全あんきら勢を期待させ、見事その期待に沿ってみせた。ユーザ・運営双方にとってもこの二人の相関は重要視されている…ということなのだろうか?そうであったら素敵だなと思う。だってタイトル画面からしてニュージェネレーションの3人とあんきらだもんね!(2016年9月現在タイトル画面は変更されている)
2017年を締めくくる12月31日にはシンデレラフェスで両名の限定SSRが登場。二人ともおそろいのコンセプトの衣装である。しかも「あんきらパーク」なる遊園地までできてしまったとか。また、特訓前の背景には二人がイベントで参加したユニット「LittlePOPS」および「Love Yell」のメンバー達が居り、8人のP達も思わぬ爆撃を食らう形となった。
ユニット曲「あんきら!?狂騒曲」
※より詳しい楽曲の説明は記事「あんきら!?狂騒曲」を参照
ファンの期待へ応えるようにこれまで様々な絡みを見せてくれた杏ときらりではあったが、お願い!シンデレラ(ハピ☆ハピver.)以降、二人だけで歌う曲には恵まれなかった。そんな中、スターライトステージで2016年12月、ユニット名・HappyHappyTwinとして新曲「あんきら!?狂騒曲」が発表された。曲調は狂騒曲の名の如く、目まぐるしいほどネタが盛り込まれた電波系プログレ曲。カオスな内容にも感じられるが、原点回帰、これまでの集大成ともいえる程元来のイメージを体現したテーマソングになっている。プロデューサー(プレイヤー)から見れば楽曲を作る過程の二人と矛盾して見えてしまうが、あくまでも素性を知らない人間が見ればいつもの杏ときらりである。
イベントコミュでは、ただのペアではなくユニットとして一緒に歌いたい、きらりの為に、杏の為に、互いに頑張りたいと願いつつも、楽曲制作の大変さに四苦八苦する姿が垣間見える。
リンクするように[あんきら!?狂騒曲]双葉杏・諸星きらりでもその姿が映され、最終的にはそこまで語ってしまっていいのかというくらい、これまで隠し続けてきた胸中を明かしてくれる。また、お互いに支えあい、それをつなぐものがプロデューサーであると二人は語る。その想いと努力を知った上で改めて曲を聴くとより一層心に響くはずである。
なお曲名からして嫌な予感が漂っていたが、案の定凶悪な譜面がPちゃんに襲い掛かりMASTER+に至ってはノーツ数950を超えた(平均的なPRO3曲分…)。例え上手くてもスマホが悲鳴を挙げ結果カイロの需要が少し減った。
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