いもち病とは、稲に寄生するカビの一種により発生する病気である。
概要
稲に発生する主要な病気の一つであり、多大な被害をもたらすことから現在進行形で米農家を悩ませる病気である。
稲熱病とも書くが、暑さが原因で発生するのではなく低温が原因で発生する。
1993年に発生した平成の米騒動の原因となった恐るべき病気である。
原因
いもち病菌という糸状菌の寄生によって発病する。稲の様々な場所に寄生することが可能で、寄生した場所によって葉いもち、穂いもちなどと呼ばれる。
発祥例が多い年の特徴として、夏に低温、日照不足、雨が多いという状態がある。早い話が稲が元気に育つ環境でないため菌に対する抵抗力が低下しているということだと思われる。そのため、比較的涼しい東北地方では稲作文化の発展とともに悩まされてきた。概要で述べた平成の米騒動も冷夏が原因である。
菌が原因であるため、高温多湿の環境(もしかして:日本)で発生しやすい。
対処方法
農薬を散布する。しかし、近年は耐性菌が現れてきているため、使用量には注意が必要。
また、被害が起きた場合、その近くにあった稲や既に収穫して来年用にとってあるものなどを処分する。
予防方法
完治が難しいため、基本的には予防に力を入れる。予防方法は以下のものが挙げられる。
関連項目
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