この記事は『うみねこのなく頃に』について取り扱う記事です。 『うみねこのなく頃に散』へのご意見は当該掲示板にお願いします。 |
『うみねこのなく頃に』は、同人サークル07th Expansion制作のサウンドノベルゲームである。
概要
竜騎士07が手掛けた『ひぐらしのなく頃に』に続く同人サウンドノベル。同作品に使用されたOPテーマ曲については「うみねこのなく頃に(楽曲)」の項を参照。本作は家族会議のために集まり、台風によって孤島に閉じ込められたある一族の惨劇を描いている。前作『ひぐらしのなく頃に』と同じく、各エピソードの物語が同一の時間軸上でパラレルワールド的に展開している。
2007年夏のコミックマーケット72で第1作であるEP1が頒布された。以降半年ごとに発表され、2010年12月31日に頒布されたEP8にて本編は完結した。EP5以降は『うみねこのなく頃に散』とタイトルが変更されている。公式サイトではEP1を無料でダウンロード可能。また、漫画化もされており、ガンガン系列の雑誌などで連載され完結済。単行本も順次発売されている。その他、小説版やドラマCDなども発売中。2009年にスタジオディーンによりアニメ化、2010年12月にはCS(PS3)へ移植された。
完結後はファンディスクとしてスピンオフストーリーの『うみねこのなく頃に翼』『うみねこのなく頃に羽』、全部入り+新規シナリオとなる『うみねこのなく頃に咲』が展開され、『咲』のCS(Nintendo Switch、PS4)移植も発売された。
ストーリー
殺人事件
本作の殺人事件は人間には到底行えないであろう殺人が多々ある。それを魔女の仕業なのか人間の仕業なのかを見極めるのが、本作の大きな分岐点となり、また、プレイヤー達に対する製作者からの挑戦状でもある。
全てのエピソードに共通して、登場人物の多くは碑文に見立てられて殺される。これらの殺人が行われる世界は下位世界(現実世界)と表現され、上位世界(メタフィクション世界)の魔女は、上位世界の右代宮戦人およびプレイヤー(読者)に対し、魔法が存在するという仮説をゲーム中のテキストを通じて描写することができる。
主な登場人物
右代宮家(うしろみやけ)
当主金蔵を除き、一族全員の名前が英語圏での名前の当て字になっている。もちろん、外部から嫁入り婿入りしたキャラにはこの法則は当てはまらない。
親世代
子世代
- 蔵臼(くらうす)
- 金蔵の第一子。朱志香の父。
- 夏妃 (なつひ)
- 蔵臼の妻。朱志香の母。
- 絵羽 (えば)
- 金蔵の第二子、譲治の母。
- 秀吉 (ひでよし)
- 絵羽の夫。婿養子。譲治の父。
- 留弗夫 (るどるふ)
- 金蔵の第三子。戦人の父。
- 霧江 (きりえ)
- 留弗夫の後妻。戦人とは血は繋がっていない。
- 楼座 (ろーざ)
- 金蔵の第四子。真里亞の母。
孫世代
- 戦人(ばとら)
- 物語の主人公で、留弗夫の息子。魔女との推理合戦に挑む。
- 真里亞 (まりあ)
- 楼座の娘で、親族会議に参加した中では最年少。年のわりに魔術の知識が豊富。
- 朱志香 (じぇしか)
- 蔵臼と夏妃の娘で、思春期の悩める女の子。でも男言葉を使う。
- 譲治 (じょうじ)
- 秀吉と絵羽の息子で、孫世代の最年長。いとこ達のまとめ役。
家族会議に参加していない一族
使用人と主治医
※原作において頻繁に呼ばれる名前のみ記載。 フルネームは結果発表のロールの中で表示されるのみ。
- 源次
- 金蔵に長年仕えてきた使用人。息子達より信頼されている。
- 紗音(しゃのん)
- 金蔵が援助している孤児院から働きに来ている少女。名前は偽名。
- 嘉音(かのん)
- 紗音と同じく、孤児院から働きに来ている少年。紗音とは姉と弟のような関係。 こちらも偽名。
- 郷田
- シェフも兼ねている使用人。仕えるようになったのは最近。
- 熊沢
- パートタイムの家政婦。結構な年だがまだまだ達者。
- 南條
- 金蔵の主治医。彼の長年の友人でもある。
魔女と家具
- ベアトリーチェ
- 黄金の魔女。無限の魔女。今回の惨劇の中心人物。
- 煉獄の七姉妹
- 魔女の上級家具
- 山羊の皆さん
- 魔女の家具。いくらでも呼び出せるらしい。
- ロノウェ
- 魔女の執事。正体は地獄の大悪魔。
- ワルギリア
- 先代の無限の魔女。
- エヴァ・ベアトリーチェ
- EP3で登場した新しい黄金の魔女。
- シエスタ姉妹近衛兵
- 竜王の親衛隊。魔女の家具ではなく、友好により貸し出されている。EP3で2名。EP4では3名が登場。
- ガァプ
- EP4で登場した大悪魔。ベアトリーチェの友人。
- さくたろう
- EP4で存在が発覚した真里亞のぬいぐるみ。Made in rosa.
ゲストの魔女
本編にはほとんど登場しないが物語の裏側で暗躍している魔女達。戦人とベアトリーチェのゲームを観戦しながら、ときおり手助けを入れたりする。
原作
- 1. Episode1 - Legend of the golden witch
- (2007年夏・コミックマーケット72発表/体験版として公式サイトにて公開中。)
- 2. Episode2 - Turn of the golden witch
- (2007年冬・コミックマーケット73発表)
- 3. Episode3 - Banquet of the golden witch
- (2008年夏・コミックマーケット74発表)
- 4.Episode4 - Alliance of the golden witch
- (2008年冬・コミックマーケット75発表)
関連チャンネル
関連コミュニティ
関連動画
関連商品
原作
コミカライズ
Episode1 / 漫画:夏海ケイ
Episode2 / 漫画:鈴木次郎
Episode3 / 漫画:夏海ケイ
Episode4 / 漫画:宗一郎
小説版
アニメ
音楽(ゲーム/アニメ)
キャラソン/ドラマCD/ラジオCD
関連項目 |
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