うろこ雲とは、雲の種類の一つである。いわし雲、さば雲とも呼ぶが、正式には「巻積雲(けんせきうん)」と呼ぶ。
決して地震雲ではない。
概要
上の絵のように、細かい雲がうろこのように分布している様子の雲のこと。
ひつじ雲(高積雲)と形は非常に似ているが、両者は雲のできる高さが異なる。
うろこ雲は5~13kmの上空に発生する「上層雲」であり、ひつじ雲は2~7kmの上空に発生する「中層雲」である。
これを見分ける方法としては、指の大きさと比べる方法[1]や、仰角で計測する方法[2]がある。
さらに、影の有無で見分ける方法もある。影がある場合がひつじ雲、無い場合がうろこ雲である。でもそれだと上の絵ってひつじ雲になっちゃうんじゃ…
なお、日常生活でこれらが厳密に区別されることはあまりない。
前線や台風からある程度距離があるところにできるため、西から前線などが近づいてきている場合には天気が下り坂になる予兆となる。これについては、ひつじ雲も共通する。
日本の多くの地域では秋に前線・台風が近づくことが多いため、秋の風物詩とされることも多い。実際、俳句では秋の季語とされる。
しかし、前線などからほどよい距離にあれば、秋でなくてもうろこ雲はできるものである。
関連項目
脚注
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