おだて組とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場するキャラクター(刀剣男士)で構成されたグループタグの一つである。
概要
元は『刀剣乱舞』の二次創作のグループタグとして作られた。主にMMD、手書きなどの動画で使用される。おだ(織田)+ だて(伊達)⇒ おだて。
という意味があるが、定義がはっきりしていないのが現状である。
構成メンバー
ここでは解釈が人それぞれで分かれるため、広義の意味で考えられるメンバー全員を記す。(2017年12月時点)
鶴丸国永 |
来歴には諸説あるが、初期の所有者は平維茂と言われる。 以降は主を転々とし、一時期織田信長の所有となるが、家臣・御牧勘兵衛に下賜される。 その後伏見の藤森神社に御神刀として奉納されていたのを、刀剣鑑定家・本阿弥光的の次男が発見し、譲渡。 元禄年間に仙台の伊達家が購入。伊達家の資料によると、4代藩主・伊達綱村の頃に購入し、以後は代々の当主に継承された。 その後、明治34(1901)年11月に明治天皇が仙台行幸の折に本阿弥成善に研ぎに出し、第30代当主・伊達宗基から献上され、皇室御物となる。 |
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燭台切光忠 |
伊達政宗に命名されたのち、徳川頼房が所望し水戸徳川家へ。 伊達家に渡る以前の所在にも説が複数あり、 |
宗三左文字 |
三好政長(宗三)から武田信虎に贈られた刀であった事から宗三左文字と呼ばれる。 桶狭間の戦いで戦利品として織田信長の手に渡り、信長が刻印を入れ、短く摩り上げる。 本能寺の変の後、豊臣秀吉→豊臣秀頼→徳川家康に渡り、徳川将軍家の重宝となる。 |
へし切長谷部 | 織田信長に命名されたのち、小寺孝隆(黒田官兵衛)へ下賜される。 息子の黒田長政に伝わり、黒田家伝来の家宝の一つとなる。現在は、福岡市博物館所蔵。 |
大倶利伽羅 | 伊達家伝来。 来歴は不明だが、伊達政宗が徳川秀忠から拝領した。 昭和初期まで伊達家に伝来。現在は、法人蔵。 |
薬研藤四郎 | 畠山政長から足利将軍家に伝来。 足利義輝が殺された折に松永久秀に奪われ、松永久秀が織田信長へ献上。 一般的には本能寺の変で焼失されたと伝えられているが、異説ではその後豊臣秀吉の手に渡ったとも、更に徳川将軍家に伝えられたともある。 「享保名物帳」には焼身として名を記載されているが、現在、その所在は解らない。 |
鯰尾藤四郎 |
織田信長の次男・織田信雄が所有し、家臣・土方勝久に授けられる。 秀吉の死後は豊臣秀頼に伝わり、後に大阪の陣において大阪城が落城し炎上したため焼身。 |
不動行光 | 織田信長から森蘭丸へ下賜される。 本能寺の変で焼身となり、後に再刃され豊前小倉藩小笠原家に伝来。現在は、個人蔵。 |
太鼓鐘貞宗 | 伊達家に長く在った。 元和3年(1617年)卯月4日に紀州徳川家頼宣が将軍秀忠に献上。 同年12月13日将軍秀忠の養女振姫が伊達忠宗に輿入れする際、秀忠より伊達忠宗に下賜される。 元禄9年(1696年)正月28日、4代藩主綱村の養子吉村が将軍お目見えの時、綱村より譲渡。 5代吉村は享保5年(1720年)これを嫡嗣勝千代丸(6代宗村)に与えた。 以降、伊達家の蔵刀として代々相伝し、仙台藩伊達家に伝わる。 |
大般若長光 | 足利幕府十三代将軍・足利義輝が所有。 永禄8年(1565年)、永禄の変において義輝を殺害した三好宗渭が奪い取るが、異説では義輝から三好長慶に下賜されたとも言われている。 その後、経緯は不明ながら織田信長が入手。元亀元年(1570年)、姉川の戦いで功を挙げた徳川家康に贈られ、天正3年(1575年)の長篠の戦で軍功のあった奥平信昌に下賜される。 その後は信昌の末子・松平忠明(家康の養子)に渡り、武蔵国忍藩に代々伝わった。 大正年間に同家の売立に出され、山下財閥の創業者・山下亀三郎氏が購入。 その後昭和16年(1941年)、旧帝国博物館(現・東京国立博物館)に買い上げられ、現在も所蔵される。 |
考察
- 定義が曖昧なためメンバーがはっきりしないタグである。
- 上記の通り、大勢のメンバーが考えられるため、全員出ていない(MMDなどの場合スペックの問題にも直結する)場合も予想される。
- ただしゲーム内および絢爛図録の設定文で伊達家に言及がある刀は「燭台切光忠」「大倶利伽羅」「太鼓鐘貞宗」「鶴丸国永」の4振りのみ、織田信長に所有されていたことを語る刀は「宗三左文字」「へし切長谷部」「不動行光」「薬研藤四郎(極)」の4振りのみである。
- ネタキャラとして扱われることの多いキャラクターも所属するためネタ動画も多いが、各々の歴史を踏まえシリアスなものも少なくなく、バラエティに富むジャンルである。
刀剣乱舞の作中において(2017年12月時点)
- 2016年5月からの舞台刀剣乱舞「虚伝 燃ゆる本能寺」では、薬研藤四郎・宗三左文字・へし切長谷部・不動行光の四振りが織田信長を元主とする刀剣として活躍。この舞台の報道記事や演者のブログ・Twitterなどではこの4振りを指して「織田組」という呼称が使用された。
- 内番の手合わせで、不動行光を薬研藤四郎・宗三左文字・へし切長谷部と組み合わせると通常とは違う台詞が見られる。(相手側は通常台詞)
- 2015年8月28日発行の公式設定集刀剣乱舞絢爛図録では、大倶利伽羅の項目にて「伊達家伝来のため、燭台切光忠・太鼓鐘貞宗・鶴丸国永とは旧知の仲」とある。燭台切光忠の項目では「同じく伊達家にあった太鼓鐘貞宗とは「みっちゃん」「さだちゃん」と呼び合う仲」とある。
- 2016年5月17日のアップデートにて実装された、細川家所縁の刀剣と伊達家所縁の刀剣による7面ステージ回想イベント「九曜と竹雀のえにし」シリーズでは太鼓鐘貞宗・燭台切光忠・大倶利伽羅・鶴丸国永は伊達家の刀剣として活躍。
- 内番の畑当番で、太鼓鐘貞宗・燭台切光忠・大倶利伽羅・鶴丸国永を組み合わせるとそれぞれ特殊会話が発生する。
- 2016年10月4日に実装された薬研藤四郎の「極(刀剣乱舞)」では、修行先に織田信長の元へ赴いており、手紙では信長についてどう思っているのか述べている。
- 2016年10月から放送のアニメ刀剣乱舞-花丸-の2話では、薬研藤四郎・宗三左文字・へし切長谷部が織田信長について言及し、ED曲「心魂の在処」を歌唱した。
- 2017年5月9日に実装された不動行光の「極」と、2017年10月31日に実装された宗三左文字・へし切長谷部の「極」も同じく修行先は織田信長の元であった。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 刀剣乱舞
- MMD刀剣乱舞
- 燭台切光忠(刀剣乱舞)
- 大倶利伽羅(刀剣乱舞)
- へし切長谷部(刀剣乱舞)
- 薬研藤四郎(刀剣乱舞)
- 鯰尾藤四郎(刀剣乱舞)
- 鶴丸国永(刀剣乱舞)
- 宗三左文字(刀剣乱舞)
- 不動行光(刀剣乱舞)
- 太鼓鐘貞宗(刀剣乱舞)
- 大般若長光(刀剣乱舞)
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