おなり神とは、妹(姉)が兄(弟)を霊的に守護するという沖縄(琉球)の信仰である。
概要
「おなり」とは兄(弟)から見た妹(姉)を意味する言葉で、反対に妹(姉)から見た兄(弟)のことを「えけり」と呼称する。男が旅に出たり船出したりするとき、姉妹から手拭や毛髪を貰って出かけると、それが旅の安全を守護してくれるというように信じられている。
著名な民俗学者「柳田國男」や、琉球藩・沖縄県出身の民俗学者「伊波普猷」などによって報告され、広く知られるようになった。柳田國男が編集にあたっていた民俗学誌『民族』に1927年に掲載された伊波普猷の論文「をなり神」はこれについて深く掘り下げたおそらく初めてのものである。また、それに少し先立つ1925年に「婦人公論」に掲載された柳田國男の「妹の力」という小論において、主題ではないもののこの概念に軽く触れられている。
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関連項目
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